報道発表

日・ベルギー外相会談

平成24年6月12日
日・ベルギー外相会談(1) 日・ベルギー外相会談(2)




12日(火曜日)午後7時から約35分間,玄葉光一郎外務大臣は来日中のディディエ・レンデルス・ベルギー副首相兼外務・貿易・欧州問題大臣(H.E.Mr. Didier Reynders, Federal Vice Prime Minister and Minister of Foreign Affairs, Foreign Trade and European Affairs of the Kingdom of Belgium)との間で外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
                                                  
1.冒頭
玄葉外務大臣より,今次訪日並びにフィリップ皇太子同妃両殿下一行及び経済ミッションの訪日を歓迎する,本件を一つの契機として二国間関係を更に強化していきたい,また,ベルギーには多くの日系企業が進出し,欧州統括本部を置く等欧州における我が国の重要な経済拠点になっており,これまでのベルギー側による投資環境整備のための取組に感謝しつつ,更なる改善に向けた取組を要請しました。
これに対しレンデルス大臣より,今次ミッションは経済関係者が中心であるが,教育・研究関係者も訪日しており,今次訪日を機に,日ベルギー関係が更に飛躍することを期待する,昨年の東日本大震災から日本国民が見事に立ち直ったことに感銘を受けた,ベルギーとして土壌除染の分野で協力ができる旨述べました。

2.日EU経済連携協定(EPA)
レンデルス大臣より,日本側の非関税障壁措置や政府調達への欧州企業の参画等についての前進を期待すると述べつつ,日EU・EPAを支持しており,その旨EUの理事会等の場で発言している旨述べました。これに対し玄葉外務大臣より,日EU・EPA交渉開始に向けたベルギー側からの協力を求めつつ,非関税措置や政府調達については,交渉の中で解決していきたい旨述べました。

3.欧州債務危機
 玄葉外務大臣より,ギリシャの再選挙を控え,欧州債務危機の日本に与える影響等につき懸念を表明しつつ,日本はこれまでも欧州金融安定ファシリティ(EFSF)債の購入や国際通貨基金(IMF)への貢献などで協力してきた旨述べました。これに対しレンデルス大臣より,日本によるEFSF債購入やIMFへの貢献に対する謝意を表明しつつ,欧州諸国は財政再建と競争力強化が必要であり,ギリシャのユーロ離脱は破局に繋がる,欧州経済安定のためには,財政政策も含めた欧州統合の更なる深化が必要である旨述べました。

4.アフガニスタン
 玄葉外務大臣より,7月の東京会合に向けて,アフガニスタン側によるガバナンス改善の取組を重視しつつ,優先順位をつけた開発プログラムに対し国際社会が適切に資金供与を行うことが重要である旨述べたところ,レンデルス大臣より,ベルギーは,軍事的役割は完了するが,2014年の後も同国の復興のため財政的支援を継続していく旨述べました。

5.シリア
 両大臣の間で,シリア情勢に対する懸念が示され,まずは国際社会の関与により停戦を実現させること,そのためにもフランスにおけるシリア・フレンズ会合が重要である点で一致しました。

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