報道発表

山根外務副大臣の「ソマリアに関するイスタンブール会合」出席(概要)

平成24年6月3日

 6月1日(金曜日),山根隆治外務副大臣は,ソマリアに関するイスタンブール会合に参加したところ,概要は以下のとおりです。

  1. (1)6月1日(金曜日),ソマリアに関するイスタンブール会合が開催され,我が国からは山根外務副大臣が参加しました。本会合はエルドアン・トルコ首相と潘基文国連事務総長が共催し,シェイク・シャリフ・ソマリア暫定連邦政府(TFG)「大統領」やピンAU委員長など57カ国及び11国際・地域機関から首脳級・閣僚級が参加、ソマリアの暫定政府期間(本年8月)終了に向けた政治プロセスの推進及び暫定期間終了後の新生ソマリア政府に対する支援が議論されました。

    (2)山根副大臣は本会合の機会にシェイク・シャリフ・ソマリアTFG「大統領」,アリ同首相,ゲレ・ジブチ大統領,ムセベニ・ウガンダ大統領、ンクルンジザ・ブルンジ大統領,オディンガ・ケニア首相,ピンAU委員長と二国間会談を行い,ソマリア情勢や二国間関係について意見交換を行いました。また,来年6月に開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)に向けた協力を働きかけました。
  2. (1)会議冒頭,エルドアン首相から,ソマリアの国造りは憲法制定を含む政治プロセスの進展と平行して、治安情勢やインフラ整備、干ばつ対策等ソマリア国民の基礎生活を改善する必要がある旨述べ,各国に協力を呼びかけました。

    (2)参加した国・国際機関の代表からは,過去20年で初めて訪れたソマリアにおける統一国家樹立の好機に対する期待が示されるとともに,新生ソマリアの国造りに対する支援が表明されました。また,ソマリア周辺諸国からはソマリア難民の流入に伴う問題や,アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の財源不足に関する指摘がありました。

    (3)山根外務副大臣からは,概要以下のとおり発言しました。
    • 我が国は,ソマリランド,プントランド,TFG問わず,ソマリア国民の将来のために共に取り組む意思のあるすべてのパートナーと協力して,新生ソマリアの国造りに協力する。
    • ソマリアの海賊は,世界の海運業界にとって大きな脅威であり,明年6月のTICAD Ⅴにおける主要テーマの一つ。ソマリアにおける政治、経済、社会の安定など,根本的な問題への対応を含む包括的な取組が必要。TICAD Ⅴに向け,ソマリア周辺国の海上保安能力を強化するための二国間支援を推進する。
    • アフリカの多くの国が実現した安定と発展をソマリアも実現し,ソマリア国民が平和な暮らしを享受できるよう,ソマリアの全ての当事者が,ロードマップに沿う形で憲法制定や政治改革を行うことを強く期待。
  3. (1)ダーヴトオール外相による議長総括では,本年8月の暫定期間終了までに政治プロセスを確実に完了させる必要がある旨強調され,具体的な支援や約束を表明した参加国に対する謝意が表明されました。

    (2)会合終了後に発表されたコミュニケでは,ソマリアの治安改善や人道問題改善に向けた国際社会の取組を強化することが確認され,「ソマリア治安部門の再構築・再復興基金」の創設が提唱されました。

    (3)会合終了後にエルドアン首相,シェイク・シャリフ・ソマリア暫定連邦政府「大統領」潘基文国連事務総長が共同記者会見を行い,8月20日までに憲法制定や議会設立などの必要政治プロセスを完了させることを確認するとともに,国際社会に対して新生ソマリア政府の国造りに向けた一層の協力を呼びかけました。

(参考)ソマリアでは,本年8月20日をもって暫定政府期間が終了し,新政府の樹立が期待されている。

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