報道発表

日・ペルー外相会談

平成24年5月9日
(写真)日本・ペルー外相会談-1 (写真)日本・ペルー外相会談-2




 本9日(水曜日)午後3時5分から約40分間、玄葉光一郎外務大臣は、公式実務訪問賓客として来日したオリャンタ・ウマラ・タッソ・ペルー大統領に同行して来日中のラファエル・ロンカリオロ・オルベゴソ外務大臣(H.E. Mr. Rafael Roncagliolo Orbegoso, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Peru)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、玄葉大臣から、銅・リンなどを中心に日本企業がペルーに投資しているが、更なる投資活発化のために、治安、投資環境の整備への配慮を期待する、また我が国からの輸入産品に対する規制の撤廃を評価している、明年は修好140周年であり二国間関係が更に深まることを期待する旨述べました。これに対し、ロンカリオロ外相は、訪日を機に既に良好な二国間関係を更に深めたい、ウマラ大統領の初のアジア訪問の最初の訪問国が日本である、ペルーは現在中進国となっているが、未だ人口の1/3は貧困層であり、日本の経済協力に深く感謝している旨述べました。
  2. ロンカリオロ外相は、ウマラ政権の主要政策は、投資、貿易、マクロ経済の安定を含めた経済成長の維持と、それらの果実を社会的包摂のために活用することであると述べ、ペルーは、日本をペルーにとってのアジアの入り口と見ているし、日本もペルーを中南米への入り口と見て欲しい旨述べました。この関連で、同外相は、鉱石といった第一次産品の単なる輸出から、付加価値を付けた製品として輸出したいと述べ、日本に対しては、科学技術面での協力、そうした分野での留学生受け入れ、また石油化学分野といった新たな分野への投資を期待している旨述べました。同外相は、ウマラ政権に対しては当初不安視する見方もあったが、10か月の成果でかかる見方は払拭されたと思う、鉱山法の改正も企業との協議を経て合意したものであり、他の中南米諸国とは異なるやり方で行っていることがお分かり頂けると思う旨述べました。これに対し、玄葉大臣は、ウマラ政権の進める経済成長と社会的包摂は我が国政府としても支援していきたい旨述べるとともに、税制も含めた投資環境の整備を重ねて要請しました。
  3. ロンカリオロ外相は、経済大国である日本の環太平洋パートナーシップ(TPP)交渉参加への支持を表明し、玄葉大臣は、関係国との事前協議を進めている状況である旨説明しました。これに対し、再度ロンカリオロ外相は、米国等との間で進められている事前協議が速やかに進捗することを期待している旨述べました。
  4. 玄葉大臣から、7月3日(火曜日)及び4日(水曜日)に東北で開催予定の大規模自然災害に関するハイレベル会議へのロンカリオロ外相又は他の閣僚レベルの参加を要請したのに対し、ロンカリオロ外相は、ペルーとしてハイレベルの参加を約しました。
  5. ロンカリオロ外相から、6月初めには太平洋同盟4か国(メキシコ、コロンビア、ペルー、チリ)の首脳レベルによる枠組み文書署名が予定されているが、この枠組みは日本も含む太平洋地域を志向した地域協力であり、日本との関係も深めていきたい旨述べ、玄葉大臣も、我が国として太平洋同盟との関係強化を考えていきたい旨応じました。
  6. 玄葉大臣から、先ほどのロンカリオロ外相の発言を受けて、ペルーが日本にとり中南米の入り口になる、日本がペルーにとりアジアの入り口になるといった、大きな視点で更に関係を強化していきたい旨述べ、最後に、ロンカリオロ外相から、都合の良い早期に是非ペルーにお越し頂きたい旨の招待の発言があり会談を了しました。
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