報道発表

ミャンマーに対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力「少数民族地域を含む貧困地域への食糧支援計画」に関する交換公文の署名

平成24年4月18日
  1. 本18日(水曜日)(現地時間同日),イタリアの首都ローマにおいて,我が方河野雅治駐イタリア大使と先方アーサリン・カズンWFP事務局長(Ms. Ertharin Cousin, Executive Director, the United Nations World Food Programme)との間で8億1,400万円の無償資金協力「少数民族地域を含む貧困地域への食糧支援計画」(WFP連携)(The Project of Food Aid for Poverty Areas including Ethnic Minorities)に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 2011年7月以降に発生した洪水等により,ミャンマー中部の重要な農業地帯であるマグウェーとその周辺地域において大きな被害が発生しました。これにより食糧不足に陥っている地域において,少数民族を含む貧困層への食糧支援が緊急の課題となっています。
  3. この計画は,洪水等による被害のあった地域及び少数民族居住地域を含むミャンマー農村部において,自然災害,紛争の被害,貧困等による栄養不良に苦しむ人々に対する緊急食糧支援(1万2,160トン,約34万5千人分)を行うものです。具体的には現地住民が行う道路や橋梁,灌漑用水路等の復旧・建設の対価として食糧を提供します(フード・フォー・ワーク)。
  4. また,この計画の実施により,基盤インフラ整備を行うことで,ミャンマー農村部におけるコミュニティの開発を促し,災害復興及び貧困層の生活向上が図られます。

(参考1)ミャンマーは,面積約68万平方キロメートル(日本の約1.8倍),人口6,242万人(2011年IMF推定),人口1人当たりGDP(国民総所得)は702米ドル(2010年度IMF推定)。

(参考2)フード・フォー・ワークとは,労働の対価としての食糧を配布するものであり,本支援を通じて食料事情の改善を図ると同時に,コミュニティの基盤インフラの復旧・整備を行います。

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