
東ティモール大統領選挙への我が国からの選挙監視団の派遣
平成24年3月14日
- 我が国政府は,3月17日(土曜日)に予定されている東ティモール大統領選挙の公正な実施を支援するため,有識者2名のほか,外務省から4名,在東ティモール大使館から6名及び国際協力機構(JICA)東ティモール事務所から1名の合計13名を東ティモール大統領選挙における国際選挙監視活動に参加させることを決定しました(団長:旭英昭東京大学大学院特任教授(元駐東ティモール大使))。
- 東ティモールにとって3回目となる今回の大統領選挙の円滑な実施は,独立10周年を迎える同国の安定・民主化にとって極めて重要であり,同国政府は,国際社会と協力し,同選挙の公正かつ円滑な実施に向けて全力を挙げて取り組んでいます。我が国は,東ティモールの独立以来,同国の国づくりを一貫して支援してきており,今回の選挙監視団の派遣はその一環です。
- 我が国は,今回の大統領選挙が公正かつ円滑に行われることを通じて,東ティモールの安定と同国の民主化が進展し,ひいてはアジア太平洋地域の平和と安定にも寄与することを期待します。
【参考1】我が国の東ティモールへの選挙監視団派遣歴(( )内は参加した監視員の人数)
2002年4月 大統領選挙(8名)
2007年4月 大統領選挙(14名)
2007年5月 大統領選挙決選投票(8名)
2007年6月 国民議会選挙(14名)
【参考2】東ティモール大統領選挙
大統領の任期は5年であり,現職のラモス=ホルタ大統領の任期は本年5月まで。本年1月13日,同大統領は,3月17日に大統領選挙を実施する旨発表。ラモス=ホルタ大統領のほか,ルアック前国軍司令官,グテレス副首相,ラサマ国会議長,ルオロ・フレテリン党首など計13名の候補者が立候補。過半数の得票を得た候補がいない場合には,4月第3週中に上位2名による決選投票が実施される予定。
【参考3】東ティモールに対する民主的選挙支援
東ティモールにおける選挙の透明性と選挙結果に対する有権者の信頼を強化するため,我が国は同国の選挙に使用する情報処理関連機材及び車両の供与等を行う無償資金協力(供与額1億3,500万円)を実施中。