
ムハンマド・アシフ・パキスタン・統合参謀本部参謀長による中野外務大臣政務官表敬
平成24年3月7日
本7日(水曜日)午前11時20分から25分間,中野譲外務大臣政務官は,来日中のムハンマド・アシフ・パキスタン・イスラム共和国統合参謀本部参謀長(Lieutenant General Muhammad Asif, HI(M), Director General of Joint Staff, Islamic Republic of Pakistan)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- アシフ参謀長からは,今回外務省の招待を受けて初訪日を果たすことができたことに謝意を表明しつつ,広島の惨禍を克服した日本は,昨年の東日本大震災による被害からも必ず復興を果たすと確信している,日本とパキスタンは,様々なレベルでの交流を通じて二国間関係を強化してきたが,パキスタン国民は近年パキスタンで発生した自然災害における自衛隊の救援活動にも大きな感銘を受け,日本に対して強い親近感を抱いていると述べました。
- 中野政務官からは,パキスタンがこれまで国際社会のテロ対策に果たしてきた役割を評価するとともに,日本は7月にアフガニスタンに関する東京会合を開催する予定でありアフガニスタンを含む地域の安定に向けて引き続き協力していくようお願いしたいと述べたところ,アシフ参謀長は,アフガニスタンの安定はパキスタンにとっても重要であり,パキスタンは軍民双方に多大な犠牲を払いながらも,アフガニスタン問題の解決にも協力していくと述べました。また,アシフ参謀長から中野政務官に対し,パキスタン国内のテロ掃討作戦で影響を受けた地域における復旧・復興活動について説明があり,これらの活動に対する日本を含む国際社会からの更なる支援について期待が表明されました。