報道発表

日豪外相電話会談

平成24年12月27日

 本27日午後3時55分から約10分間,岸田文雄外務大臣は,オーストラリアのボブ・カー外務大臣(Senator the Hon Bob Carr, Minister for Foreign Affairs)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,岸田大臣より,重要な戦略的パートナーである豪州との協力関係を一層推進していきたいと述べ,これに対してカー外相より,日本は地域,国際場裡における重要なパートナーであり,東アジア首脳会議(EAS),APEC,G20,国連安全保障理事会等の枠組みにおける重要課題において引き続き協力していきたい旨応じました。
  2.  次に,岸田大臣から,日米豪協力も含めたオーストラリアとの安全保障面での協力を一層強化していきたい旨述べ,カー外相から,同分野での日本との協力を重視している旨応答がありました。また,両外相は,日豪経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結を目指すことで一致しました。
  3.  さらに,カー外相より,日本は特に軍縮・不拡散の分野においても重要なパートナーである旨述べ,岸田大臣から,自分は広島出身であり,核軍縮に積極的に取り組みたい,軍縮・不拡散分野においてもオーストラリアと協力して国際社会の議論を主導していきたいと述べました。
  4.  最後に,岸田大臣から,先般の北朝鮮によるミサイル発射は,安保理決議の明白な違反であり,国際社会として実効性のある対応が必要であるとの我が国の立場を説明し,また,拉致問題について理解を求めたところ,カー外相より,日本の立場を完全に支持する旨応答がありました。
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