報道発表

スーダンに対する無償資金協力に関する書簡の交換

平成24年10月9日

 

1. 10月7日(日曜日)(現地時間同日),スーダン共和国の首都ハルツームにおいて,我が方堀江良一駐スーダン大使と先方アリー・マフムード・モハメッド・アブドゥッラスール・スーダン共和国財務・国家経済大臣(H. E. Mr. Ali Mahmoud Mohamed Abdelrasoul, Minister of Finance and National Economy of the Republic of the Sudan)との間で,以下2件の環境・気候変動対策無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。各案件の概要は以下のとおりです。

 

2. 「カッサラ市給水計画(The Project for Improvement of Water Supply System at Kassala City)」供与限度額:17億9,000万円

この協力は,同国東部のカッサラ州の州都であるカッサラ市において給水施設を整備し,住民に安全な水を安定的に供給する計画を実施するために必要な資金を供与するものです。
スーダンにおいては,20年以上に及ぶ南北間の内戦により,多くの難民・国内避難民が発生し,内戦終結後の現在も人道支援の必要性が高く,また,経済・社会の開発も著しく遅れています。カッサラ市の人口は,難民や国内避難民の流入により,1983年の約16万人から2008年には約30万人にまで増加しており,急増する水需要に供給が追いつかず,慢性的な水不足に直面しているほか,給水関連施設・機材の老朽化が深刻になっています。
本計画の実施により,カッサラ市における老朽化した施設及び関連機材が整備され,住民約20万5千人に塩素消毒された安全な水を安定的に供給することが可能になることで,住民の衛生状態の改善が期待されます。

 

3. 「食料生産基盤整備計画(the Project for Upgrading Food Production Infrastructure)」供与限度額:30億4,500万円

この協力は,特に老朽化による灌漑施設の機能低下が著しいスーダン東部において,複数の灌漑施設を改修するとともに,これを運営管理する水利組織の能力向上を通じて灌漑サービスの充実を図るものです。
スーダン東部地域では,ナイル川の豊富な水量を背景とした灌漑農業が盛んですが,農業を支える灌漑施設は古くから運営されているものが多く,経年劣化によるポンプ施設の故障,水路等の損傷などにより,機能が十分に発揮されていない状態にあります。
本計画の実施により,対象地域の作物生産量及び効率性が向上することで,対象地域に多く存在する零細農家の生計改善に寄与するとともに,主要産業の一つである農業の活性化を通じて,同国東部の社会経済発展に貢献します。

 

4. 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)等において,アフリカ諸国の水と衛生及び農業(灌漑)に関する取組を支援することを表明しており,今回の協力はそれを具体化するものです。


(参考)
 スーダン共和国はアフリカの北東部に位置し,国土面積は約186万平方キロメートル,人口は3,089万人,人口1人当たりのGNI(国民総所得)1,270米ドル(2010年,世銀)。

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