報道発表

バングラデシュ人民共和国に対する一般無償資金協力「食糧備蓄能力強化計画(詳細設計)」に関する書簡の交換

平成24年1月24日
  1. 本24日(火曜日)(現地時間同日),東京において,中野譲外務大臣政務官とジボン・ロンジョン・モジュムデル駐日バングラデシュ臨時代理大使(Dr. Jiban Ranjan Majumder, Charge d' Affaires a.i.)との間で,4,200万円を供与額とする一般無償資金協力「食糧備蓄能力強化計画(詳細設計)」(The Project for Improvement of the Capacity of Public Food Storage in the People's Republic of Bangladesh)に関する書簡の交換が行われました。
  2. この計画は,バングラデシュ北西部の穀倉地帯において,コメの長期保管を目的とした立体倉庫型の食糧備蓄倉庫(最大容量約25,740トン)を建設し,品質管理に必要な空調設備,フォークリフトなどの機材を供与するものです。今回の支援は,倉庫の建設のための詳細設計を実施するための資金を供与します。
  3. バングラデシュの総人口の約4割の6,000万人は,1日1.25米ドル以下で暮らしている貧困層であり,十分な食糧を確保できていない状況にあります。このため同国では,貧困層や自然災害被災民を対象とした公的な食糧配給が実施されていますが,この制度の円滑な実施のために,食糧備蓄能力を一層増強することが必要とされています。
  4. この支援により,対象地域の食糧備蓄能力が強化され,同国の貧困層や被災民向けの公的食糧配給がより一層安定的・効率的に実施されることが期待されます。
(参考)
  1. バングラデシュは,面積約14万4千平方キロメートル,人口約1億4,231万人(2011年,バングラデシュ統計局)であり,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は684米ドル(2010年暫定値,バングラデシュ中央銀行)
  2. 我が国の東日本大震災に際して,バングラデシュ政府から義捐金や毛布,ゴム長靴,ゴム手袋などの支援物資が寄せられた。
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