
マレーシアPKO訓練センターへの講師派遣
平成23年5月27日
- 我が国政府は,5月30日(月曜日)から6月10日(金曜日)までの間マレーシアPKO訓練センターにおいて行われる民軍協力コースのうち,ジェンダー関連についての講師として内閣府国際平和協力本部事務局から与那嶺涼子(よなみね・りょうこ)国際平和協力研究員を,また人道原則等についての講師として同事務局から佐藤美央(さとう・みお)国際平和協力研究員を,それぞれ派遣することとしました。
- 我が国は平和構築を重視しており,日・UNDP(国連開発計画)パートナーシップ基金を通じて,マレーシアPKO訓練センターに100万ドルの支援を行いました(アジアのPKO訓練センターへの我が国による支援は初めて)。今回の民軍協力コースは同支援によって行われるものですが,我が国としては,資金協力に加えて,人的貢献を行うため,4月25日(月曜日)から29日(金曜日)までの間行われた民軍協力コースに内閣府国際平和協力本部事務局から帯刀豊(たてわき・ゆたか)国際平和協力研究員を派遣したのに続き,講師派遣を行うこととしたものです。
- 我が国としては,今後も国際社会の平和維持能力向上のため,資金面だけでなく,我が国の有為な人材も活用し,効果的な支援を行っていく考えです。
【参考】マレーシアPKO訓練センター
1996年設立。所在地はマレーシア・ポートディクソン。
我が国は,同センターの能力構築と実際の訓練コースの実施を支援するため、100万ドルを供与。2010年にプロジェクト文書が署名され、2年目の本年から実際の訓練コースが開始されるもの。