
マレーシアPKO訓練センターへの講師派遣
平成23年10月27日
- 我が国政府は,10月31日(月曜日)及び11月1日(火曜日)の両日,マレーシアのクアラルンプールにおいて開催されるマレーシアPKO訓練センターによるジェンダー・平和維持セミナーに,ジェンダーの講師として内閣府国際平和協力本部事務局から与那嶺涼子国際平和協力研究員を派遣することとしました。与那嶺研究員の派遣は,本年5月に続いて2度目になります。
- 今回のセミナーは,我が国が日・UNDP(国連開発計画)パートナーシップ基金を通じてマレーシアPKO訓練センターに行った100万ドルの支援によって行われるものですが,我が国としては,平和構築を重視し,資金協力に加えて人的貢献を行うこととしており,今回の講師派遣もこれまでに同センターの民軍協力コースに延べ3名を派遣したのに続き,行うこととしたものです。
- 我が国としては,今後も国際社会の平和維持能力向上のため,資金面だけでなく,我が国の有為な人材も活用し,効果的な支援を積極的に行っていく考えです。
(参考)マレーシアPKO訓練センター
1996年設立。所在地はマレーシア・ポートディクソン。
我が国は,同センターの能力構築と実際の訓練コースの実施を支援するため、100万ドルを供与。2010年にプロジェクト文書が署名され、2年目の本年から実際の訓練コースが開始された。
これまで,我が国は内閣府国際平和協力本部から以下の3名を講師として派遣。
・民軍協力コース(4月25日~29日):帯刀豊(たてわき ゆたか)国際平和協力研究員(国連人道支援専門)
・民軍協力コース(5月30日~6月10日):与那嶺涼子(よなみね りょうこ)国際平和協力研究員(ジェンダー専門),佐藤美央(さとう みお)同研究員(人道原則等専門)