報道発表

日スリランカ外相会談(概要)

平成22年7月29日
(写真)日スリランカ外相会談(概要) (写真)日スリランカ外相会談(概要)




本29日(木曜日),午後6時40分より9時20分まで,岡田克也外務大臣は来日中のピーリス外務大臣及びラージャパクサ経済開発大臣と飯倉公館において会談及び夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。(西村智奈美外務大臣政務官同席)

  1. 岡田大臣より歓迎の辞とともに、スリランカでは昨年5月に内戦が終結し,その後様々な困難に直面しながらも平和定着を図りつつ,国造りに力を注がれており,それに伴う様々な問題を議論したいと述べ,ピーリス外相より,日本は何十年にもわたり強固な友人であり,良い時も悪い時も友人であったとして,紛争から立ち上がったスリランカが国の開発,統一に向け進む中で,日本との関係をますます深めたい旨述べました。
  2. ピーリス外務大臣から,昨年5月の内戦終結後のスリランカ政府の国内避難民(IDP)再定住,国民和解及び人権問題等への取組について説明がありました。特に1年前約30万人いたIDPは困難な地雷処理を行いながら再定住を進め,現在IDPは3万5千人に減少している旨説明がありました。
    この関係で,岡田大臣から,スリランカ政府が人権問題に関する説明責任を果たすことが重要である旨指摘し,国連とも協力して,問題の解決に取り組まれてはどうかと助言しました。これに対し,ピーリス外相より,スリランカ国内で設置した「過去の教訓・和解委員会」が持つ広い目的の達成のために作業していくことにつき説明があるとともに,国連とも常に対話を行っており,状況を改善したいと述べました。
  3. また岡田大臣から,IDP支援に携わっている我が国NGO等の北部州へのアクセス改善や諸手続の統一,迅速化を要請しました。これに関し,ラージャパクサ経済開発大臣及びピーリス外相より,この要請に応えるよう対処したい,推薦されたNGOに対しては,遅滞なく許可を出すとともに,日本のNGOに対しては,迅速に査証を発給する権限を在京大に与え,速やかに実施する旨述べました。
  4. また岡田大臣より,日本のメディア,海外メディアに北・東部の取材の機会を与えることも、スリランカの現状に対する理解を深めるために必要ではないかと提案しました。これに対しピーリス外相及びラージャパクサ大臣それぞれより,岡田大臣に同意するとした上で,長く苦しんだ国民が生活を立て直す中で一定のプライバシーを守る必要はあるが,岡田大臣の言われた方向で進めているとして,日本のメディアチームがスリランカを来訪されることを歓迎すると述べました。
  5. 岡田大臣より,スリランカ国民より日本国民に対し,象が2頭寄贈されることになったことに対し,謝意を述べました。またピーリス外相より岡田大臣に対し,スリランカを訪問していただきたい旨招待がありました。この他,スリランカの観光,日本の進出企業,仏教等両国の文化につき話し合われました。
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