
東南アジアにおける友好協力条約を改正する第三議定書の署名
平成22年7月23日
- 本23日(金曜日)(現地時間同日),ベトナム社会主義共和国の首都ハノイにおいて開催されているASEAN関連外相会議の機会に,東南アジアにおける友好協力条約(TAC)を改正する第三議定書の署名式が行われ,我が国については岡田克也外務大臣が署名を行いました。
- TACは,東南アジア地域における平和,友好及び協力の推進を目的とし,経済,社会等各分野における一般的な協力の原則を規定する条約であり,これまで,東南アジア以外の国による加入のための手続を整備する改正が行われてきました。今般,TACへの加入を希望する欧州連合(EU)の加入を可能とすることを目的として,主権国家のみが締結主体となることを前提として作成されていたTACを改正する本件議定書が作成されたものです。
- EUによるTACへの加入は,EUがASEANに対する支援に積極的に取り組む上で重要であると考えられ,また,環境やエネルギーなど地域あるいは地球規模での対応が必要な課題について,より一層実効的な協力を進める基盤の整備につながることが期待されます。
(参考) TAC締約国は,我が国のほか,ASEAN10か国,中国,インド,ロシア,韓国,豪州,フランス,米国など26か国。我が国は2004年7月に締結。第三議定書の発効にはTAC全締約国の批准が必要。