
マラウイ共和国に対する無償資金協力「ブランタイヤ市道路網整備計画(第二次)」に関する書簡の交換
平成22年6月2日

- 本2日(水曜日)(現地時間同日),マラウイ共和国の首都リロングウェ市において,我が方野呂元良駐マラウイ国大使と先方ケン・カンドド財務大臣(The Honourable Ken Kandodo, Minister of Finance)との間で,8億9,900万円の無償資金協力「ブランタイヤ市道路網整備計画(第二次)(the Project for Improvement of Blantyre City Roads(Phase Ⅱ)」に関する書簡の交換が行われました。
- ブランタイヤ市はマラウイ最大の工業都市であり,同市内の道路は市民生活,産業,商業等に重要な役割を果たしていますが,その大部分は植民地時代の1950年代前半に建設されたもので,経年劣化に加えて設計時の交通容量を大幅に超える交通量の増加により,慢性的な交通渋滞や事故を引き起こしています。
- この協力は,国際回廊の結節点であるブランタイヤ市における交通状況の改善のため必要な資金を供与するものです。この協力の実施により,渋滞が解消され,物流の輸送力が強化され,地域経済の活性化並びに東南部アフリカ諸国間の物流促進に貢献することが期待されます。
- 我が国は,2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)等において,アフリカ諸国の広域運輸インフラ分野における取組を強化することを表明しており,この協力はこうした方針を具体化するものです。
(参考) マラウイ共和国はアフリカ南部に位置し,面積は11.8万平方キロメートル。人口は約1,428万人(世銀,2008)。一人当たりGNI(国民総所得)は約290米ドル(世銀,2008)。