報道発表

岡田外務大臣とモッタキ・イラン外務大臣との会談

平成22年5月31日
(写真)岡田外務大臣とモッタキ・イラン外務大臣との会談 (写真)岡田外務大臣とモッタキ・イラン外務大臣との会談




本31日(月曜日)午後17時から午後19時10分頃まで,岡田克也外務大臣は,訪日中のモッタキ(H. E. Mr. Manouchehr MOTTAKI)・イラン外務大臣と飯倉公館において日・イラン外相会談及び夕食会を実施したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,モッタキ外相から,テヘラン研究用原子炉(TRR)の核燃料供給に関する3か国(イラン・トルコ・ブラジル)の合意につき説明があり,同合意の実施に向けて協力していくことが重要である旨述べました。
  2. これに対して岡田大臣からは,次のとおり述べました。

    (1)イランの低濃縮ウランの搬出の点でイラン側が歩み寄った内容の合意ができたこと自体は,長い交渉の努力の末のものであると理解し,一定の前進と評価する。我が国もイランと議論した経緯があり,同合意が確実に実施されれば,イランと国際社会の信頼醸成に寄与するものとして歓迎する。

    (2)しかし,本件はイランの核問題の本質ではない。イランは,その核活動が平和目的であるとの主張につき,国際社会の信頼確保の責任を果たしておらず,また,更なる安保理決議違反である約20%のウラン濃縮活動が継続している。こうした状態が続くのであれば,安保理での追加制裁は免れ得ない。

    (3)イランは,自国の将来を見据え,その国民のためにも勇気ある意志決定をすべきである。その観点から,少なくとも約20%濃縮活動を直ちに停止し,また,累次の安保理決議により求められている濃縮関連活動の停止等を真剣に考えるべき。

    (4)我が国としても,引き続き,問題の解決に協力していきたい。
  3. 本件に関する一連のやりとりのあと,引き続き緊密に連絡していくこととし,会談を了しました。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る