
岡田外務大臣のブアソーン・ラオス首相表敬
平成22年5月20日
本20日(木曜日)15時30分から約30分間,岡田克也外務大臣は,来日中のブアソーン・ラオス首相を帝国ホテルにおいて表敬したところ,概要以下のとおりです。
- 岡田大臣から,本年3月のチュンマリー・ラオス国家主席訪日以来,日ラオス間の交流促進の機運が高まっている中,ブアソーン首相の訪日は時宜を得たものである,日本と他のメコン地域各国との関係も深まっている中,日ラオス関係は今後もっと深いものにすることができる旨述べました。ブアソーン首相から,「包括的なパートナーシップ」の促進に向けて今後も緊密に協力していきたい,日本が長らくトップドナーとして,ラオスの経済社会開発のために様々な支援を行って頂いていることにラオス政府及び国民を代表して深く感謝する旨述べました。
- ブアソーン首相から,来年から第7次社会・経済開発5か年計画を開始するが,その中で,ミレニアム開発目標(MDGs)の達成も大きな目標の一つとしており,特に母子保健や就学率向上を重視している,右5か年計画を進めるに当たり,引き続き日本からの支援をお願いしたい旨述べました。岡田大臣から,母子保健の改善には,予算面での手当に加え仕組みを整えることが重要である,日本は,MDGsの各分野において多くの経験と能力を有しており,今後も様々な協力を行うことができる旨述べました。
- 岡田大臣から,本年11月にラオスにて開催予定のクラスター弾に関する条約第1回締約国会議は重要な会議であり,日本としてもしっかり支援していきたい旨述べました。ブアソーン首相から,右締約国会議のラオスでの開催を国際社会として決断したことは非常に正しいものである旨述べました。
- 上記の他,双方は,タイ情勢につき,意見交換を行いました。