報道発表

バングラデシュに対する円借款に関する書簡の交換

平成22年3月24日
  1. 本24日(水曜日)(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカ市において、我が方篠塚保駐バングラデシュ国大使と先方モハンマド・シャヒクル・アザム財務省経済関係局次官補(Mr. Mohammad Shafuqul Azam, Additional Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で合計387億9,200万円の円借款4件に関する書簡の交換が行われました。

    (1)対象案件及び供与限度額
      (イ)チッタゴン環状道路建設計画  90億9,600万円
      (ロ)ベラマラ・コンバインドサイクル火力発電所建設計画(調査・設計のための役務)  22億900万円
      (ハ)農村地域配電網整備計画 132億4,100万円
      (ニ)南西部農村開発計画    142億4,600万円
                         計 387億9,200万円
    (2)供与条件
      (イ)金  利:年0.1%
      (ロ)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
      (ハ)調達条件:一般アンタイド
  2. 対象案件の概要

    (1)チッタゴン環状道路建設計画
    バングラデシュ第二の都市であるチッタゴン市の輸出加工区を含む海岸地域において、護岸機能を有する環状道路等を建設するものです。この計画により、同市において円滑な物流を阻害している渋滞を緩和し、また、サイクロンなど自然災害の被害防止を図ることで、同国の経済発展に大きく貢献する同地域の経済発展の促進が期待されます。

    (2)ベラマラ・コンバインドサイクル火力発電所建設計画
    (調査・設計のための役務)  
    バングラデシュ西部のクシティア県ベラマラ郡に高効率のガス火力発電を行う大規模コンバインドサイクル発電所(360MW級)の建設を行うことを目的として、プロジェクトの設計や入札書類の準備等、調査・設計に必要な資金を供与するものです。本件発電所の建設により、質の高い電力供給が確保され、対象地域の産業競争力の強化及び民生の向上が図られるとともに、同国の温室効果ガスの排出削減に貢献することが期待されます。

    (3)農村地域配電網整備計画
    バングラデシュのジャムナ川以西の農村部における配電設備を整備・改修等するものです。この計画により、配電ロスの低減、電力供給システムの強化及び安定化を通じて、電力供給の効率化が図られることにより、同国の経済発展に貢献するとともに、同国の温室効果ガスの排出削減に貢献することが期待されます。

    (4)南西部農村開発計画
    バングラデシュ南西部地域の貧困農村部において、道路・橋梁や市場関連インフラを整備・補修するものです。この計画により、貧困層による市場や公共サービス等へのアクセス改善を図り、対象地域の社会・経済格差の是正および貧困削減が図られることが期待されます。
  3. 我が国は、バングラデシュとの間で外交、経済、文化等で緊密な関係を築いてきており、これら4案件への円借款による支援を通じて、同国の経済発展、貧困削減の支援及び二国間関係の更なる強化が図られることが期待されます。また、上記2.(2)及び(3)の案件については、鳩山イニシアティブの一環として実施する案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同も表明しているバングラデシュと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考) バングラデシュ人民共和国は、日本の約4割の面積を有し、人口は約1.4億人、一人当たりGDP(国内総生産)は約554ドル(2008年度、バングラデシュ中央銀行)である。

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