モザンビーク共和国に対する無償資金協力に関する書簡の交換(「地雷除去計画」)
平成22年3月12日
- 本12日(金曜日)(現地時間同日)、首都マプトにおいて、我が方瀬川進駐モザンビーク国大使と先方ンドラム・ンゴクウェイ国連常駐調整官及びUNDP常駐代表(Mr. Ndolamb Ngokwey, the UN Resident Coordinator and the Resident Representative of UNDP)との間で、1億8,300万円を供与額とする紛争予防・平和構築無償資金協力「地雷除去計画」(Mine Action Programme)に関する書簡の交換が行われました。
- モザンビークは内戦終結から17年経過したものの、未だ南部6州の約1,200ヘクタールにわたって地雷が残存しており、経済社会開発の阻害要因となっています。地雷除去はモザンビーク政府の緊急の課題であり、現在、国家地雷除去院(IND)の監督の下、国際NGO等による地雷除去作業が進められていますが、地雷除去活動に係る予算が充分に確保されていません。
本件は、UNDPを通じて、INDの業務能力向上及び地雷除去活動を支援するものですが、本件協力により約100ヘクタールの土地において地雷が除去され、住民の生活の安全性が向上するほか、INDの能力が向上し、モザンビークにおける地雷除去活動の促進が期待されます。
- 我が国は、2008年5月の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)において、平和の定着の分野での支援を表明しており、本件協力はその支援策の具体化の一環です。
(参考)モザンビーク共和国はアフリカ東岸に位置し、面積約79.9万平方キロメートルを有し、人口は約2,108万人(世銀、2008年)、一人当たりGNI(国民総所得)は約370米ドル(世銀、2008)。