本28日午後5時20分より約35分間、日本側の発意で、中曽根外務大臣は、ラヴロフ・ロシア外務大臣との間で日露外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
(1)北朝鮮の核実験は、我が国の安全に対する重大な脅威であり、北東アジア及び国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない、
(2)北朝鮮が安保理決議1718号に違反したことに照らし、追加制裁を含む強い安保理決議を迅速に採択し、国際社会の意思を明確に示すことが不可欠である、
(3)今月の安保理議長国でもある貴国の役割は重要であり、貴国と緊密に連携しつつ、対応したい旨述べました。
(1)ロシアは、北朝鮮による核実験を批判し、それが受け入れられない行為であることを明らかにしている、
(2)国連安保理としては、このように我々にとって受け入れられない北朝鮮の行為について、強く明確なメッセージを出す必要がある、
(3)ロシアとしては、新たな安保理決議に関し、具体的な制裁について話し合う用意がある旨述べました。