報道発表

日・スロバキア外相会談

平成21年11月9日

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 本9日(月曜日)午後7時30分より午後9時30分頃まで、岡田外務大臣は、訪日中のライチャーク・スロバキア共和国外務大臣と飯倉公館において会談及び夕食会を行い、二国間関係、国際場裡における協力及び地域・国際情勢につき意見交換を行いました。外相会談及び夕食会の概要は以下のとおりです。

  1. 二国間関係、スロバキア情勢
  2. (1) 岡田大臣より、元駐日大使で知日家のライチャーク外相の訪日を歓迎する、スロバキアの西バルカンやアフガニスタン等における平和と安定に向けた積極的な努力を高く評価する旨述べました。また、スロバキアへの日系企業進出を中心とした緊密な二国間経済関係を評価しました。

    (2) ライチャーク外相より、今次訪日招待に感謝する、かつて大使として勤務した日本を改めて訪問でき嬉しい、スロバキアにおける日本企業のプレゼンスは成長しつつある、今後ともより多くの投資が行われることを期待している旨発言がありました。また、ライチャーク外相より、スロバキアでは日本企業のプレゼンスもあり日本文化や日本語への関心が非常に高く今後この分野での交流を一層深めたいとの希望表明がありました。

    (3) 岡田外相の質問に答える形で、ライチャーク外相より、スロバキア情勢につき、1989年のビロード革命、1993年のチェコとの平和裡の分離、2004年のEU加盟、2009年のユーロ導入等、スロバキアの発展・繁栄の状況につき説明しつつ、EU加盟後5年を経て、人・物等の自由な移動等、スロバキア国民はEU加盟のメリットを現実に感じるようになってきていること、開放的経済政策により国民一人あたりの自動車生産台数が世界一とも言われるほどに産業誘致に成功していること、昨秋以降経済危機の影響を被ったが将来の回復の見通しも既に出てきていること等の説明がありました。

    (4) 更にライチャーク外相より、共産主義体制から転換を達成しEU、NATO加盟を果たすに至ったスロバキアは、転換前と後の両方の世界を知る国として蓄積した知見を活かし、現在欧州で体制転換後の国造りに依然努力する国々の努力を支えていきたい、その際には国際社会の主要国たる日本とも協力していきたい旨述べました。

    (5) ライチャーク外相より、今後とも両国間のハイレベルによる交流が行われることを望んでいる、岡田外相にも是非機会を見つけてスロバキアをご訪問頂きたい旨述べ、岡田外相より、招請に感謝しつつ、是非今後機会を捉えて検討したい旨述べました。

  1. 国際場裡における協力
  2. (1) 「V4+日本」対話・協力

     岡田大臣より、我が国は、スロバキアを含むV4諸国(スロバキア、ハンガリー、チェコ、ポーランド)との対話と協力を重視しており(「V4+日本」対話・協力)、スロバキアとも緊密に連携して定期的な対話及び具体的協力を推進していきたい旨述べました。ライチャーク外相より、V4諸国にとり日本は「V4+1」の形で対話・協力を行っている欧州外の唯一の国である、「V4+日本」は大きな潜在性を有する協力枠組みであり、スロバキアは2010年7月以降V4議長国を務める予定であり、様々なレベルでの対話・協力プロジェクトを推進していきたい旨述べました。

    (2) 国連安保理改革

     岡田大臣より、スロバキアが我が国の常任理事国入りを従来から支持していることに感謝しつつ、安保理改革の早期実現に向けて努力していきたい旨述べました。ライチャーク外相より、改めて、スロバキアとして日本の常任理事国入りを支持している旨述べました。

  1. 地域・国際情勢
  2. 両外相は、ライチャーク外相の経歴(ボスニア・ヘルツェゴビナ和平履行評議会上級代表)や、先般来の西バルカン諸国外相訪日の結果等を踏まえ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ等、西バルカン情勢の現状につき意見交換を行いました。また、両外相は、アフガニスタン情勢につき、大統領選挙後の現地情勢や、日本、スロバキア両国が行っているアフガニスタンの安定と復興のための努力につき意見交換を行いました。更に、両外相は、日・メコン地域諸国との関係、北朝鮮情勢等、アジア情勢について意見交換を行いました。

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