報道発表

ラージャパクサ・スリランカ大統領首席顧問の麻生外務大臣への表敬

平成19年2月19日

 2月19日(月曜日)、麻生外務大臣は来日中のバジル・ラージャパクサ・スリランカ大統領首席顧問と約25分間会談を行ったところ、概要以下の通り。

1.二国間関係

 麻生大臣より、日本とスリランカは仏教という共通の文化的基盤を有し、長年、良好な関係を維持している旨発言。また、3月にスリランカで開催予定の日・スリランカ政策協議・経済協議では、政治・経済両面での両国関係強化についての活発な意見交換を期待していると述べた。これに対して、ラージャパクサ首席顧問より、これまで日本からは明石代表の任命をはじめスリランカ和平プロセスへの貢献、ODAを通じた社会・経済開発支援、また、先の津波被害に対する復興支援等、多くの協力・支援を頂いており感謝していると述べた。

2. 経済協力関係

 麻生大臣より、スリランカに対する大コロンボ圏都市交通整備計画など、3案件計392億円の円借款供与を正式に決定した旨伝達し、スリランカが取り組む中長期的な経済開発や貧困削減、平和の定着に寄与することを期待する旨述べた。

3.和平プロセス

 麻生大臣より、テロリズムを許さないとするスリランカ政府の姿勢を評価しつつ、和平達成のためには対話が不可欠であることを強調。スリランカ政府が取りまとめ中の民族問題解決のための権限委譲案の早期の策定・提示を強く希望しつつ、LTTEのテロ行為は許されないが、同時にLTTEを交渉のプロセスに取り込むよう粘り強く働きかけていくことが重要であると言及し、日本政府は、明石政府代表を派遣するなど、引き続き出来る限りの努力をしたい旨述べた。これに対しラージャパクサ首席顧問より、貴大臣が提唱されている「自由と繁栄の弧」の考え方を共有する。スリランカ政府としても対話による解決を目指す考えである。やむを得ず軍事的手段を使う場合であっても注意深い対応を取っており、一人の犠牲者も出さないようにしていると答えた。

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