報道発表

セントビンセント及びグレナディーン諸島の「オウイア水産センター整備計画」に対する無償資金協力について

平成18年11月23日
  1. 我が国政府は、セントビンセント及びグレナディーン諸島政府に対し、「オウイア水産センター整備計画」(the Project for the Construction of Owia Fishery Center)」の実施に資することを目的として、総額5億5,500万円を限度とする額の無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が11月22日(水曜日)、において、我が方関興一郎駐セントビンセント及びグレナディーン諸島国大使(トリニダード・トバコにて兼轄)と先方モントゴメリー・ダニエル農業森林水産大臣(Hon. Montgomery Daniel, Minister of Agriculture, Forestry and Fisheries)との間で行われた。
  2. セントビンセント及びグレナディーン諸島においては、零細漁業支援のため、全国11箇所における水産センターの整備が計画されており、既に8箇所が実施済みであるが、セントビンセント島の北東に位置するオウイアを含むノースウインドワード地域については整備計画が進んでいない。特にオウイアは、周辺海域に良好な漁場を有し、キングスタウンに次いで第二位の水揚高があるなど、需要面で十分な可能性があるにもかかわらず、オウイア湾が面する大西洋は外洋性のうねりがあるなど常時波浪条件が厳しいところであるほか、ハリケーンの来襲地帯となっているなどの自然条件から漁業活動の基本施設がこれまで整備されてこなかった。このため、1)水揚げ作業に砕波による危険を伴う、2)漁船が礫岩に当たり損傷を起こす、3)鮮魚の保冷施設がなく漁獲後ロスが生じる、といった問題が生じている。
     このような背景のもと、セントビンセント及びグレナディーン諸島政府は、オウイアにおける漁業の安全性確保、水揚げ作業の効率化及び漁獲後ロス低減を図るため、防波護岸や斜路、水産センター棟、製氷機等の水産基盤施設を整備することを内容とした「オウイア水産センター整備計画」を策定し、我が国に対し無償資金協力を要請したものである。
  3. この計画の実施により、水揚げ・出漁準備時間が短縮し、1隻当たり準備・水揚げに要する労働力が減少することにより、水揚げ作業の効率化、漁業者の労働環境の改善、操業日数や漁業収入の増加が期待される。

(参考)
 セントビンセント及びグレナディーン諸島はカリブ海東方、小アンティル諸島南部にある、セントビンセント島及び大小600の島々グレナディーン諸島からなる。面積は約389平方キロメートル、人口は約12万人。

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