外務省: 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)主催「国際海岸クリーンアップ&ワークショップ in 山形2006」の開催結果について

報道発表

北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)主催
「国際海岸クリーンアップ&ワークショップ in 山形2006」の開催結果について

平成18年10月2日
  1. 国連の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)は、近年増加が指摘され国際的対策の強化が必要とされている海洋ゴミの問題に取り組むため、NGO等との共催により、「国際海岸クリーンアップ&ワークショップ in 山形2006」を、日本、中国、韓国、ロシア等の関係者の参加を得て9月29日(金曜日)、30日(土曜日)の両日、酒田市において開催した。29日には国際海岸クリーンアップキャンペーン(International Coastal Cleanup(ICC))活動推進のための課題について議論するワークショップ、30日には海岸でのICC活動体験研修が行われた。
  2. ICCとは、NGO等の呼びかけにより、一斉に海岸に漂着したゴミを種類ごとに分別拾集し、その実態をデータ集計することにより、問題の改善を図る国際的な活動。昨年11月に富山で開催されたNOWPAP第10回政府間会合で採択された海洋ゴミ問題に係るプロジェクトの一環として実施したものである。
  3. 29日のワークショップ(於:酒田市公益研修センター)では、各国からの参加者が海洋ゴミに対する取組みやICC活動の現状等について報告を行った後、パネルディスカッション形式による意見交換が行われた。この議論を通じ、ICCは単なる清掃活動ではなく得られた調査結果が問題改善のための指針を与えること、発生抑制に向けた市民レベルでの意識啓発や人材育成に資すること等の認識が共有された。我が国からは、廃棄物対策に関する3Rの観点からも連携を強化していくことの重要性を指摘した。またNOWPAPの海洋ゴミプロジェクトとしてICCを今後継続していくことで意見が一致し、特に来年の開催に当たり、韓国・中国が強い関心を示した。
  4. また、30日のICC活動体験研修(於:宮野浦海岸)では、加藤紘一衆議院議員(自民党「漂流・漂着物対策特別委員会」委員長)の参加を得て海岸のゴミ調査とクリーンアップ活動が行われた。この活動を通じ、ICCに係る経験やノウハウをNOWPAP参加国間で共有し、今後、各国の政府・自治体・NGO等の関係者が連携して海洋ゴミ問題の解決に向けて取り組む足がかりとなった。
  5. 我が国としては、こうした国際的な意識啓発と人材育成を図るプロジェクトの実施等を通じ、今後とも海洋ゴミ問題解決に向け、NOWPAPの諸活動を一層推進していく所存である。

(参考1)NOWPAP(北西太平洋地域海行動計画)
 NOWPAP(North-West Pacific Action Plan)は、国連環境計画(UNEP)が進めている地域海行動計画(世界18地域で策定されている)の一つであり、日本海および黄海の環境保全を目的として、1994年、わが国、韓国、中国、ロシアの4か国により発足。

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