報道発表

ウズベキスタン障害児の栄養改善事業への支援

平成18年7月27日
  1. 我が国政府は、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(我が国に所在するNGO)とワールド・ビジョン・インターナショナル・ウズベキスタン(現地NGO)による連携事業として実施されるウズベキスタンの障害児施設に入所している乳幼児及び青少年を対象とした栄養改善対策事業に対し、合計約3,750万円の援助を行うこととした。

     同援助の支援スキーム別供与限度額の内訳は次のとおり。

    (1)日本NGO支援無償
     特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 1,981万768円

    (2)草の根・人間の安全保障無償
     ワールド・ビジョン・インターナショナル・ウズベキスタン 1,768万7,292円

      合計   3,749万8,060円

     草の根・人間の安全保障無償に関わる贈与契約の書簡交換は、7月27日(木曜日)、タシケントにおいて我が方楠本祐一駐ウズベキスタン国大使と先方ハンス・ベデルスキー代表との間で行われた。日本NGO支援無償に関わる贈与契約についても8月1日(木曜日)に締結される予定である。

  2. ウズベキスタンでは障害をもつ子ども達のうち3万人以上が公立の養護施設で生活しているが、慢性的な栄養不足に陥っている。ワールド・ビジョンでは、首都タシケント近郊に所在する7つの障害児施設の乳幼児及び青少年約2,000名(3才~18才)を対象として、脱脂粉乳に鉄分を補強した小麦、砂糖、植物油等と混合・調理した上で提供する。安全な水を確保するために簡易浄水器も購入し、栄養専門家や、ワールド・ビジョン職員により、施設の職員に対して栄養改善に関わる講習も行う計画である。
  3. なお、本事業は、国内余剰生乳で加工した脱脂粉乳100トンの無償提供を受け、適切な実施体制が確保されていることを十分、調査・確認を行い、例外的に行われることとなったものであり、食糧支援分野で知見と経験を有するワールド・ビジョンにより実施されるものである。
  4. 本件支援により、ウズベキスタンにおける障害児の栄養状況が改善されることが期待される。
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