ラオスにおける鳥インフルエンザ対策支援について
平成16年3月23日
- わが国政府は、ラオスにおける鳥インフルエンザ対策支援として、タイで国際協力機構(JICA)が実施中の広域技術協力プロジェクト「タイ及び周辺国における家畜疾病防除計画」の枠組みの中で、ウィルス防御用資機材および診断ラボ用機材(5万米ドル相当)を供与することを決定し、3月23日(火)、メコン第2国際架橋起工式出席のためラオスおよびタイを訪問中の荒井正吾大臣政務官より、ブンニャン・ヴォーラチット・ラオス首相に正式に伝達した。
- 今回の協力は、現在タイで活動中のJICA長期専門家を、3月3日(水)から5日(金)までラオスに派遣した結果、ラオス政府からの要請のうち、ウィルス防御用資機材および診断ラボ用機材供与の緊急性が認められたため、専門家による技術移転と合わせて供与することを決定したものである。
- なお、わが国政府は東南アジア地域における鳥インフルエンザ対策への初期段階における迅速な支援として、2月18日(水)、ベトナムにおける鳥インフルエンザ対策を支援するため、JICAを通じて総額約2,000万円相当(輸送量等込)の医薬品(タミフル10万錠)の供与を既に実施している。また、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、カンボジアおよびインドネシアに対して、防疫、感染拡大防止のための資機材等にそれぞれ約5万米ドル、約7.9万米ドルを供与した他、ラオス、カンボジア、インドネシア、およびベトナムの鳥インフルエンザ防疫に関し、国連食糧農業機関(FAO)に対して、総額約161万米ドルの緊急無償資金協力を行うことを決定している。
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