ブックタイトルWhat is the SUMMIT

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概要

What is the SUMMIT

G7 伊勢志摩サミット 2 016開 発 伊勢志摩サミットは17の「持続可能な開発目標(SDGS)」を掲げる「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択後初めてとなるサミットです。今後のアジェンダの実施には、民間・市民社会を含むあらゆるパートナーが参加するグローバル・パートナーシップが不可欠であり、G7として、このようなパートナーシップの下で全ての国が実施に取り組むよう積極的に主導していく必要があります。また、日本は、本年8月、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行、アフリカ連合委員会(AUC)と共に、ケニアで第6 回アフリカ開発会議(TICADⅥ )を開催します。TICADは、国際社会全体でアフリカの開発を議論するための機会であり、G7との有機的な連携を目指します。 新興国経済の減速、原油価格の下落、貿易の減退などによって不透明さを増す世界経済が、国際社会の直面する大きな課題となっています。伊勢志摩サミットにおいては、世界経済の成長やリスクへの対処について、G7として前向きなメッセージを発出することを目指します。質の高いインフラ投資 現在、世界のインフラ投資の需要に供給が追いついておらず、そのギャップは、年1兆ドルに上るとされていますが、短期的かつ量的な視点のみならず、中長期的かつ質的な観点も不可欠です。日本は、長年、アジアを始め世界において「質の高いインフラ投資」を推進しており、昨年5月には「質の高いインフラ・パートナーシップ」を発表し、同11月の一連の国際会議で、そのフォローアップとして新たな制度拡充を発表しました。伊勢志摩サミットでは、国際社会に対して、持続可能な成長に資する形で「質の高いインフラ投資」を実践することの重要性を発信し、G7としてどのような貢献が可能か議論します。話し合われるテーマは私たちの生活に関わっているんだね。 自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的価値を共有するG7の議長として、地域や世界の平和と繁栄のために、グローバルな視点に立って、最も適切な道筋を示すことにより、世界をリードしていきます。伊勢志摩サミットでは、テロ対策、中東情勢、ウクライナ情勢や北朝鮮情勢など、現下の政治・外交問題について、率直に議論する予定です。 昨年12月のCOP21において、地球温暖化を防止するための「京都議定書」以降の新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択され、日本も、2020 年における途上国支援の増額(1.3 兆円)表明などを通じて、「パリ協定」の妥結に貢献しました。伊勢志摩サミットでは、G7として、COP21の成果をもとに、地球温暖化防止に関する国際社会全体の取組を先導すべく、議論を行います。 また、油価下落や地政学的な不安など、変化の著しい国際エネルギー情勢を踏まえ、経済成長を支える資源の安定的かつ安価な供給の確保は、国際社会にとって、引き続き喫緊の課題となっています。エネルギー政策において、G7が主導的な役割を果たしていくことが求められます。G7 伊勢志摩サミットで話し合われる主要なテーマ今回のサミットではどんなことが話し合われるの?世界経済・貿易政治・外交問題気候変動・エネルギー