ブックタイトルWhat is the SUMMIT

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概要

What is the SUMMIT

3 これまでの取組みと 成果は? 2000 年のG8九州・沖縄サミットでは、議長国日本が途上国の開発に大きな障害となりかねない感染症対策を主要課題として取り上げ、G8 諸国が追加的資金調達と国際的なパートナーシップの必要性について確認しました。日本が発表した5年間で30 億ドルを目途とする支援策がG8の具体的行動の先駆けとして各国から高い評価を受けました。 国際社会全体での地球温暖化対策の必要性の高まりを受け、2005 年のグレンイーグルズ・サミット( 英国)では、気候変動が主要議題として初めて取り上げられ、気候変動を「地球のあらゆる場所に影響を及ぼす」「深刻かつ長期的課題」であるとしつつ、温室効果ガスの増加を減速させ、減少させるために、G8が今行動すべき旨等を謳いました。 2008 年の北海道洞爺湖サミットでは、平和維持・平和構築を政治部分の主要テーマの一つとして議論しました。福田康夫総理から、軍、警察、文民の平和構築能力を世界的に強化していくことが提案され、各国首脳の賛同を得ました。 このことが、グローバルファンド設立の発端となりました。グローバルファンドは、中低所得国のエイズ、結核、マラリア対策のために資金を提供する機関として、2002年1月にスイスに設立されました。日本はグローバルファンドの生みの親とも言われています。 気候変動対策の枠組みに関する交渉は、国連などの主導で行われてきました( 国連気候変動枠組条約)が、2005年以降、サミットは、毎回気候変動を主要議題に取り上げ、先進国のリーダーがそろって、気候変動問題の解決に向けたメッセージを世界に発信し、また、実際に交渉に政治的推進力を与える場として活用されてきました。サミットの成果緊密な国際協調とトップダウンの迅速さで、さまざまな問題を解決感染症対策―グローバルファンドの設立地球温暖化問題―温室効果ガス対策平和構築―軍、警察、文民の能力を強化 日本は2009年1月まで国連平和構築委員会(PBC)の議長を務め、紛争の解決や国際社会の安定に取り組みました。また国連安全保障理事会メンバーであった2010年4月には、議長国として「紛争後の平和構築」に関する安保理公開討論を開催しました。私たちの生活にどんなふうに結びついているのかな?マラリア対策に貢献温室効果ガス問題に取り組む契機に北海道洞爺湖サミットで記者会見する福田総理《これまで日本で開催されたサミット》2000年九州・沖縄サミット1993年東京サミット1986 年東京サミット1979年東京サミットそして今年は2008年 伊勢志摩サミット!北海道洞爺湖サミット