OECDと日本_パンフレット日本語版24年9月
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 OECDは経済・社会分野の諸課題に対応するスタンダードやルールを作り、それらの普及を図ることでルールに基づく国際秩序の構築に貢献しています。これまでにも、自由貿易の基礎をなす資本移動に関する自由化規約を策定し、開発援助の重要な指針である質の高いインフラ投資に関するG20原則の形成に貢献したほか、最近ではAIの役割の重要性が増す中でOECD・AI原則を作成しました。 しかし、新興国の台頭に伴い、OECD加盟国の世界GDPに占める割合が2000年の約8割から2020年には約6割に低下する中、OECDのスタンダードやルールの有用性を高めていくためには、世界経済の成長を牽引するインド太平洋地域をはじめ、非加盟国との関係を強化していくことが喫緊の課題となっています。© OECD 2024閣僚理事会(2024年5月)OECDが抱える課題

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