ブックタイトルMOFA-外務省-2018

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概要

MOFA-外務省-2018

Development Cooperation開発協力ー世界の様々な課題の解決への取組ー開発協力とは、開発途上地域の開発を主たる目的とする政府及び政府関係機関による国際協力活動のことです。世界の責任ある主要国として、日本は、2015年2月に閣議決定された開発協力大綱の下、ODAを中核とする開発協力の推進を通じて、貧困や感染症などの途上国の抱える開発課題に取り組んでいます。どの国も一国のみでは平和と繁栄を確保できなくなっている現在の国際社会において、こうした貢献は、日本の平和と安全、更なる繁栄といった国益の確保に不可欠なものです。人間の安全保障全ての人々が恐怖や欠乏から免れ、人間の尊厳を実現することは、国際社会を安定させ、日本に平和と繁栄をもたらします。日本は、人間一人ひとりに着目し、保護と能力強化を通じて個人が持つ豊かな可能性を実現する人間の安全保障の理念を推進し、開発支援や地球規模の課題の解決に向けた取組を進めています。人道支援人道支援とは、一般的に、人道主義に基づく人命救助、苦痛の軽減、人間の尊厳の維持・保護のために行われる支援のことであり、緊急事態への対応だけでなく、災害の予防、救援、復旧・復興支援なども含まれています。日本は、人間の安全保障の観点から、人道危機の多様な状況を踏まえて、適切かつ積極的な人道支援を行っています。パレスチナでの無料診療デーに訪れた親子に母子手帳について説明をするJICA専門家写真提供:今村健志朗/JICA連結性の強化世界人口の半数以上を養う世界の活力の中核であるインド太平洋地域における安定と繁栄を確保していくためには、成長著しいアジアと潜在力溢れる中東・アフリカ地域の連結性の強化が重要です。「自由で開かれたインド太平洋戦略」の下、1国際スタンダードに則った質の高いインフラの整備による「物理的連結性」に加え、2通関円滑化等の「制度的連結性」、3人材育成や人材交流を通じた「人的連結性」の向上に取り組んでいます。日本が長年にわたって整備に取り組んできたスリランカ西岸のコロンボ港写真提供:JICA5写真提供:今村健志朗/JICA