ブックタイトルMOFA-外務省-2018
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MOFA-外務省-2018
PEACE & STABILITY日本と国際社会の平和と安定の確保日本の安全と繁栄は、国際社会の平和と安定なくしてはありえません。日本は、国際協調を基本として、近隣諸国との安定した関係の構築のみならず、国際社会の平和と安定を脅かしている様々な課題の解決に向けて、積極的に取り組んでいます。日本の安全保障政策日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、日本は国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、日本の安全はもとより地域と世界の平和と安定、そして繁栄のため、これまで以上に積極的に貢献しています。そのために、1抑止力を強化して日本に脅威が及ぶことを防止し、2日米同盟を始め各国との信頼・協力関係を強化して地域の安全保障環境を改善し、3より平和で安定し、繁栄する国際社会を構築するための外交努力や国際平和協力などの取組を進めています。2015年9月に成立した「平和安全法制」は、こうした取組を実践に移すためのものです。国際連合を中心とする国際協調日本は、安保理非常任理事国を加盟国中最多の11回務めるなど、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、国際の平和と安全に関わる諸課題に積極的に貢献しています。また、国連がその役割・機能を十分に発揮できるよう、日本の常任理事国入りを含む安保理改革を始めとする国連改革の早期実現を目指しています。国連総会cUN Photo平和の構築持続的な平和の達成のためには、和平の促進から治安の確保、復興・開発までの一連の取組が必要となります。日本は、こうした「平和構築」を主要な外交課題の一つとし、1国連平和維持活動(PKO)などへの貢献2政府開発援助(ODA)を活用した現場における取組3知的貢献と人材の育成を3本柱として取り組んでいます。平和構築の3本柱海洋における秩序と安全の確保力ではなく、法とルールが支配する「開かれ安定した海洋」は、日本だけではなく国際社会全体の平和と繁栄に不可欠な国際公共財です。これを維持・発展させていくため、日本は、アジアやアフリカでの海賊対策を始め、様々な取組や各国との緊密な連携・協力を通じて、航行・上空飛行の自由やシーレーンの安全の確保に尽力しています。PKOなどへの貢献ODAの活用知的貢献・人材育成ソマリア沖での海賊対処c防衛省3cUN Photo