ブックタイトルMOFA-外務省-2018
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MOFA-外務省-2018
Broaden Understanding日本についての理解の促進外交政策を円滑かつ効果的に行い、また、日本人が国境を越えた活動や世界の人々との交流を円滑に進める上で、日本への関心を高め、理解と信頼・親近感を深めてもらうことが不可欠です。外務省は、日本の外交政策や一般事情に関する様々な情報を積極的に発信するとともに、海外での日本文化の紹介や日本語の普及に対する支援、人的交流などを行っています。パブリック・ディプロマシー国民一人ひとりの外交に与える影響力が増大している近年、政府対政府の外交に加えて、外国の国民や世論に働きかける「パブリック・ディプロマシー」とよばれる外交活動がますます重要になっています。外務省は、外国の国民や有識者の日本に関する正しい理解を促進して良好な対日イメージ・親近感を持ってもらうために、日本の外交政策や日本の多様な魅力を積極的に発信しています。例えば、外国メディアへの情報提供やウェブサイト・ソーシャルメディアによる発信、在外公館長による発信、有識者等による講演活動、各種日本紹介イベントの開催、諸外国のオピニオンリーダーやジャーナリスト、ブロガーなどの日本への招へいなどが挙げられます。文化や人の交流の促進異なる背景や文化を持つ国と国、人と人との信頼関係を育て友好関係を発展させていく上で、相互理解は不可欠です。外務省は、様々な分野において交流や協力を推進するとともに、民間団体などの国際交流活動も積極的に支援しています。また、国境や文化の垣根を越え、人と人とが触れ合う取組として、日本と各国・地域との間で、政府関係者・有識者・文化人・一般市民への日本文化紹介、留学生交流や青少年などの交流、スポーツ交流などを行っています。このような人的交流や訪日観光の促進のため、査証(ビザ)の緩和にも取り組んでいます。スポーツ外交の推進2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向け外務省は、スポーツの価値とオリンピック・パラリンピック精神を広めるための国際貢献策“Sport for Tomorrow”*を実施しています。*スポーツ専門家の招へい・派遣や器材供与等国際機関を通じた取組異なる文化を持つ人々との相互理解を深める上で、ユネスコや国連大学などの国際機関を通じた多国間協力もますます重要となっています。日本は、文化遺産保護や教育の普及などの分野で積極的に国際貢献を行い、文化や教育を通じた国際社会の安定や、日本への理解促進に努めています。途上国の文化の振興への協力開発途上国では、経済・社会の発展にともない、その国固有の文化の維持・保全・振興に対する関心が高まる傾向があり、多くの国で経済や社会インフラ整備だけでなく、文化面も含めた国づくりが行われています。日本とこれら諸国の間の相互理解を深め、文化や高等教育振興、文化遺産保護等を目的として、日本は1975年からODAの一環として「文化分野の無償資金協力」を実施しています。FOCUS「日本を知る衝撃を、世界へ」外務省は、日本の様々な魅力を発信することにより、日本に興味や親近感を持つ人を増やすことを目的とした「ジャパン・ハウス」の設置を進めています。ジャパン・ハウスには、展示スペース、ショップ、レストラン、ライブラリーなどがあり、そこで日本の文化、技術、各地の魅力、重要な政策、観光情報、日本語学習などの情報や体験を来館者に提供することで、日本に対する深い理解と共感を生み出していきます。2017年4月にサンパウロ(ブラジル)で開館し、12月にロサンゼルス(米国)で一部先行開館。今後はロサンゼルスとロンドン(英国)での全館開館を予定していまジャパン・ハウスサンパウロ(館の外まで行列ができることも)す。(2018年1月現在)写真提供:ジャパン・ハウスサンパウロ事務局/ Rogerio Cassimiro9