ブックタイトルMOFA-外務省-2016

ページ
4/12

このページは MOFA-外務省-2016 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

MOFA-外務省-2016

 cUN Photo 日本を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、日本は国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、日本の安全はもとより地域と世界の平和と安定、そして繁栄のため、これまで以上に積極的に貢献しています。そのために、①抑止力を強化して日本に脅威が及ぶことを防止し、②日米同盟をはじめ各国との信頼・協力関係を強化して地域の安全保障環境を改善し、③より平和で安定し、繁栄する国際社会を構築するための外交努力や国際平和協力などの取組を進めています。 2015年9月に成立した「平和安全法制」は、こうした取組を実践に移すためのものです。 紛争の再発を防ぐためには、和平の促進から治安の確保、復興・開発までの一連の取組が必要となります。日本は、こうした「平和構築」を主要な外交課題の一つとし、①国連平和維持活動(PKO)などへの貢献 ②政府開発援助(ODA)を活用した現場における取組 ③知的貢献と人材の育成を3本柱として取り組んでいます。 日本は、2016年~2017年の間、加盟国中最多となる11回目の安保理非常任理事国を務めています。 日本は、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、国際の平和と安全に関わる諸課題に積極的に貢献しています。また、国連がその役割・機能を十分に発揮できるよう、安保理改革を含む国連改革の早期実現を目指しています。 力ではなく、法とルールが支配する「開かれ安定した海洋」は、日本だけではなく国際社会全体の平和と繁栄に不可欠な公共財です。これを維持・発展させていくため、日本は、アジアやアフリカでの海賊対策をはじめ、様々な取組や各国との緊密な連携・協力を通じて、航行・上空飛行の自由や安全の確保に尽力しています。日本の安全と繁栄は、国際社会の平和と安定なくしてはありえません。日本は、国際協調を基本として、近隣諸国との安定した関係の構築のみならず、国際社会の平和と安定を脅かしている様々な課題の解決に向けて、積極的に取り組んでいます。日本と国際社会の平和と安定の確保PEACE & STABILITY国際連合を中心とする国際協調海洋における秩序と安全の確保日本の安全保障政策平和の構築平和構築の3本柱ODAの活用PKOなどへの貢献知的貢献・人材育成国連総会ソマリア沖での海賊対処c防衛省3 cUN Photo