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概要

女性が輝く世界をつくる

重点分野1 女性と女児の権利の尊重・脆弱な状況の改善重点分野2 女性の能力発揮のための基盤の整備重点分野3 政治、経済、公共分野への女性の参画とリーダーシップ向上重点分野1 女性と女児の権利の尊重・脆弱な状況の改善女性と女児に対するあらゆる形態の差別や暴力の根絶、女性に配慮したインフラ整備やコミュニティづくり、母子保健サービスの強化等を通じ、女性にやさしい環境の整備や生涯にわたる健康の確保を支援。?女子の学習環境改善 ナンプラ州中学校改善計画/モザンビーク共和国モザンビークでは、中等教育に進学を希望する初等教育修了者が急増していますが、教室数の不足から生徒が入学できず、学校施設の整備が喫緊の課題となっています。この協力では、中等教育への就学率が低い北部ナンプラ州において、中学校の教室やトイレ棟などの新設と、必要な機材の整備を支援しました。女子生徒にも安全・安心かつ衛生的なトイレ設備を整備することで、より多くの女子生徒が中等教育へ進学することが可能となり、中等教育就学率の向上が期待されます。?母子保健  第三保健地域母と子のプライマリーヘルスケアプロジェクト/ドミニカ共和国ドミニカ共和国の母子保健指標は、中南米・カリブ地域の平均に比べ劣悪な状況にあります。同国では、出産介助は病院にて、産前・産後健診や新生児ケアは一次医療施設である地域保健ユニット(UNAP)にて行われていますが、それぞれのサービス水準が統一されておらず、施設間の連携も円滑に行われていません。この協力では、第三保健地域を対象に、UNAPの妊産婦、新生児ケアの質の向上を支援しています。これにより、第三保健地域における妊産婦および乳幼児死亡数の削減が期待されます。日本の国際的貢献さまざまな形で世界の女性を支援国際協力における途上国の女性支援ジェンダー平等は、2015年9月に国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)の一つです。女性と女児に対するあらゆる形態の差別に終止符を打つことは、基本的人権であると同時に、持続可能な開発を促進するうえで欠かせません。女性の活躍推進は、日本の国際協力においても重要な課題であり、開発途上国の女性を取り巻く環境改善のための取組として、日本政府はJICA(国際協力機構)などを通じてODA(政府開発援助)を実施しています。2016年5月には、開発協力大綱にもとづく分野別開発政策の一つとして「女性の活躍推進のための開発戦略」を発表するとともに、2016 ~ 18年の3年間で、約5,000人の女性行政官等の人材育成、約5万人の女子の学習環境の改善を実施する旨を表明しました。?女性にやさしいインフラ デリー高速輸送システム建設計画/インドインドやバングラデシュを始めとする南アジア諸国では、公共の場所での女性に対する嫌がらせや性的被害が深刻な問題となっています。そのため、女性にとって安全で快適な公共交通機関がない場合、学校や勤務先などの選択肢が狭まることになり、女性の社会進出の制約になります。この事業では、「世界一ユーザーフレンドリーな地下鉄」を目指して、女性、高齢者、障害者等の利用に配慮した駅舎(エレベーター、エスカレーター、防犯カメラなど)や客車(女性専用車両用、各車両に非常通報装置を設置)を採用し、駅員や乗務員を対象とした手話訓練も実施しています。具体的な取組事例写真提供:JICA写真提供:JICA写真提供:JICA4 make the world where women shine