軍縮・不拡散　改訂

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Q最近、世界ではどのような軍縮・不拡散の動きがありますか？2020年核兵器不拡散条約（NPT）包括的核実験禁止条約（ComprehensiveNuclear-Test-Ban Treaty : CTBT）運用検討プロセスQ核兵器や生物・化学兵器といった大量破壊兵器、大量破壊兵器を運ぶミサイル、紛争で民間人に被害を与える通常兵器が対象となります。Q世界に存在する米国、ロシア、イギリス、フランス、中国の５カ国は、核兵器不拡散条約（Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons : NPT）上、核兵器の保有を認められています。加えてインドとパキスタンが核兵器の保有を宣言しています。イスラエルは保有を宣言していませんが、事実上の核兵器保有国と言われています。北朝鮮は過去６回にわたり核実験を実施しています。北朝鮮は、累次の国連安保理決議に従って、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な方法での廃棄は行っておらず、北朝鮮の核・ミサイル能力に本質的な変化は見られません 。また、シリア等においては、化学兵器禁止条約で禁止されている化学兵器の使用が発生しています。世界の核兵器の状況各国の保有核弾頭数を図示（括弧内は配備済みのもの）（出典：SIPRI Yearbook 2018）核兵器のない世界をめざしてイギリス核弾頭 最大215（120）フランス核弾頭 最大300（280）大量破壊兵器生物・化学兵器細菌やウイルス、有毒な化学物質や毒ガスを使って人間や動物に被害を与える兵器。これらを充填した砲弾や銃弾も含まれます。ロシア核弾頭 最大6,850（最大1,600）パキスタン核弾頭 140～150（－）イスラエル核弾頭 80大量破壊兵器の運搬手段ミサイル自律又は他律の誘導によって標的に向かって飛行する軍事兵器。核兵器や生物兵器、化学兵器といった大量破壊兵器などを運搬する手段として使われます。北朝鮮核弾頭 （－） 中国核弾頭 最大280（－）インド核弾頭 130～140（－）米国核弾頭 最大6,450（最大1,750）通常兵器2020年のNPT運用検討会議に向けて、その準備委員会が2017年～2019年に開催されます。2018年の第2回準備委員会には河野外務大臣が出席し、日本の核軍縮・不拡散分野での取組を表明しました。核兵器原子核の分裂で起きる爆発によって大量破壊を行う兵器。第二次世界大戦末期に広島と長崎へ投下され、人類史上初めて戦争で使用されました。2018年9月、国連本部において、河野外務大臣はペイン豪州外務大臣と共にCTBTフレンズ外相会合の議長を務め、CTBTの発効促進、普遍化、検証体制の強化の重要性を強調しました。イランの核問題に関する最終合意　2015年７月、イランの核問題に関し、イランとEU3+3との間で最終合意が成立しました。日本としても、監視・検証を担うIAEAの活動を含め、最終合意の履行を引き続き積極的に支援していきます。（出典：SIPRI2017）大量破壊兵器以外の兵器のこと。戦闘機や軍艦、戦車の他、携帯用の地対空ミサイル、機関銃や地雷なども含まれます。1どんな兵器が軍縮・不拡散の対象となりますか？世界にはどのくらいの 大量破壊兵器 がありますか？軍縮とは、国を守るために備えた兵器や施設などの規模を小さくし、さらには廃絶を目指す取組のことです。また、不拡散とは、兵器一般、特に核兵器や生物兵器、化学兵器などの大量破壊兵器、またそれらを運ぶミサイルや、その兵器の開発に使用されるおそれのある関連物資や技術などが広まることを未然に防ぐことです。軍縮・不拡散とは…