記者会見

岸田外務大臣臨時会見記録

(平成28年1月29日(金曜日)10時43分 於:外務省大臣接見室前)

冒頭発言―日米外相電話会談

【岸田外務大臣】先ほどケリー国務長官と約30分電話会談を行いました。会談におきましては,国連安保理での議論の動向,あるいはケリー長官の訪中の結果を踏まえて,北朝鮮に対し国際社会が速やかに断固とした対応をとるために,関係国と協力しながら引き続き日米で緊密に連携・協力していくことを確認いたしました。
 特に北朝鮮の核実験を受けた安保理決議については,これまでも米国と緊密に意思疎通を行ってきており,今次電話会談におきましても,新たな強い内容の決議の採択に向けて,緊密な連携を確認いたしました。
 また,北朝鮮のミサイルに関する動向についても意見交換を行いました。具体的なやり取り,詳細については,事柄の性質上,コメントは控えたいと思いますが,北朝鮮が何らかの挑発行動にでる可能性も否定できない中,米国を始めとする関係国と引き続き緊密に連携し,国民の安全と安心の確保に万全を期す考えです。
 さらに,地域情勢についても議論を行いました。南シナ海における中国の動向について改めて懸念を示すとともに,引き続き日米で緊密に連携・協力していくことを確認いたしました。

質疑応答

【NHK 栗原記者】安保理での動向について議論されたということですけれども,時間のメドとかですね,議論がどれくらい進んでいるかについても意見交換されたのでしょうか。

【岸田外務大臣】先日の米中外相会談でのやりとり等も踏まえながら意見交換を行いました。そして,米中のみならず関係国間の連携においても,この安保理の決議については,引き続きやりとりが続いています。その中身,詳細について今の時点で何か申し上げることは,このやりとりにも影響を与えることもあるでしょうし,結果にも影響を与えかねませんので,申し上げるのは控えなければならないと思います。それぞれ米国の見方,考え方,日本の見方,考え方,率直に意見交換が出来たと思っています。

【NHK 栗原記者】関係国と連携を今後していくということですけれども,ミサイルに関しても,核実験に関してもですね,インテリジェンスの部分もあると思うのですが,今後具体的にどのように連携していくかについて,何か具体的に見えるものがあるとすれば何なんでしょうか。

【岸田外務大臣】様々なレベルで意思疎通を図り,連携していかなければなりません。今日,日米の間でも外相電話会談を行ったわけですが,国連安保理の場でも,NYにおいても,今,引き続き様々なやりとりが行われています。それぞれのレベルでそれぞれの立場で引き続き努力を続けていかなければならないと思います。具体的な行動,対応については,具体的な中身に応じて変わっていくでしょうから,今ここで申し上げるのは控えます。引き続き日本として強い決議の採択に向けて積極的に貢献していきたいと考えます。

【産経新聞 田北記者】強い決議という意味で,ケリー長官は中国に行かれたんですけど,そこで中国の協力というか,中国の姿勢というものをどういうふうに表現されたのでしょうか。

【岸田外務大臣】中国の対応についてもケリー長官の考え方,見方をご説明いただきました。しかしそれを公の場で明らかにするのは今後のやりとりにも影響するかと思いますので控えます。

【テレビ朝日 千々岩記者】北朝鮮のミサイルについても意見交換されたとおっしゃいましたけれど,タイミングとか,可能性とか,意図とかそういうことをお話になったということですか。

【岸田外務大臣】北朝鮮がさらなる挑発行動を行う可能性も否定できないという状況にあると思っています。その中で今後どのような連携をしていくのか,そういった意見交換を行いました。

【毎日新聞 小田中記者】今日の会談なんですけども,どちらからの提案で行われたのでしょうか。

【岸田外務大臣】こちらから提案しました。

【毎日新聞 小田中記者】それはミサイルの問題を三番目に挙げられていましたけれども,それを受けての,ということでしょうか。

【岸田外務大臣】つい先日,米中外相会談が行われました。そして,引き続き安保理の決議についてやりとりが行われています。そういった状況ですので,是非中国とも直接やりとりをしたケリー長官の考え方,見方も聞かせていただきたいと思いましたし,今後とも,決議採択に向けて日米で協力していかなければなりません。その協力を確認するという意味からも,是非率直な意見交換をしたいと思いまして電話会談を申し入れました。

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