記者会見

川村外務報道官会見記録

(平成27年3月4日(水曜日)17時18分 於:本省会見室)

冒頭発言-「地方創生支援 飯倉公館活用・外務省及び福島県共催レセプション」の開催について

【川村外務報道官】3月12日,飯倉公館におきまして,外務省と福島県との共催レセプションが開催されます。
 安倍内閣の重要課題の一つである「地方創生」にかかる取り組みとしまして,外務省では地方自治体との連携を強化しております。今回のレセプションは,タイトルは,「地方創生支援 飯倉公館活用・外務省及び福島県共催レセプション」ということです。
 今回のレセプションは,外務省と福島県との共催により,飯倉公館を活用して行うものです。レセプションを通じまして,海外に福島県の多様な魅力を発信し,外国の活力を取り込みながら,地方創生及び地域経済の振興を支援するとともに,風評被害を払拭することを目的としております。
 このレセプションには,駐日外交団,駐日商工会議所,観光業界等を招待しておりまして,食や日本酒・伝統工芸のPR,観光誘致などの企画を通じて,福島県の魅力を広く発信する予定でおります。また,本年5月に福島県いわき市におきまして第7回太平洋・島サミットが行われる予定ですが,このサミットの広報親善大使のフラガールのみなさんが,当日ダンスを披露して頂ける予定です。
 また,レセプションに先立ちまして,12日,飯倉公館におきまして,福島県主催,外務省協力によります福島県復興海外発信セミナーも同時に行われることになっております。

中国による尖閣諸島ウェブサイトの日本語版・英語版の公開

【共同通信 斎藤記者】先ほど官房長官会見でも取り上げられましたが,尖閣諸島の関係で日本政府がこれまでに中国国家海洋局が開設したサイトについて抗議を申し出たという説明がありました。もう少し詳細を知りたいのですが,具体的にいつ,2回あったという話ですけれども,昨年末の何月何日にあったのか,直近,それは本日の午前なのか午後なのか等含めて詳細を教えてください。

【川村外務報道官】当方,外交ルートでの申し入れでございますけれども,昨年末の正確な日時は後で調べましてご報告したいと思います。直近では4日,本日ですけれども午後3時,在中国我が方大使館の参事官が中国外交部の日本処副処長に対して申し入れをしております。
 基本的な我が国の立場ですけれども,尖閣諸島が歴史的にも国際法上も,我が国固有の領土であって,現に有効に支配しているということがあります。そもそも中国側が我が国固有の領土である尖閣諸島について,このようなウェブサイトを作る立場ではありません。また,その内容についても事実関係を歪曲しており,中国側独自の主張を改めて述べるものであります。日本としては全く受け入れられないという立場であります。
 こうした観点から,後で正確な日時を調べますけれども,昨年末にこのウェブサイトが開設された際に,我が国が外交ルートを通じて中国側に厳重に抗議をし,これを即刻削除するよう求めていたところであります。加えて本日改めて厳重に抗議をした次第です。

外務省HP「大韓民国基礎データ」の改訂

【朝日新聞 杉崎記者】外務省のホームページの韓国に関する記述なのですが,以前は「基本的価値の共有」という文言が入っていたのが,今,「最も重要な隣国」というように変更になっている。ちょっとうがった見方をすれば,産経新聞の支局長なんかの例で,法の支配とか,そういったものを共有されていないからこういうようになったのかという見方もできてしまうのですが,この変更の経緯と理由なんかをご説明いただければと思います。

【川村外務報道官】ご指摘の外務省のホームページでございますけれども,該当するのが「大韓民国基礎データ」というページでございます。これは他のページもそうですが,定期的に改訂を行っているという事情があります。
 今般,この「大韓民国基礎データ」のページにつきまして,改訂を行った次第であります。我が国の韓国に対する姿勢・考え方として,韓国が我が国にとって最も重要な隣国であるということでありますので,今後とも大局的な観点から,重層的で未来志向の日韓関係を構築すべく,粘り強く努力していく。こういう立場を維持しているわけでございます。
 改めまして,ホームページの改訂ということにつきましては,定期的な改訂の一環として行ったものであります。

【朝日新聞 杉崎記者】定期的ということですけれども,明らかに文言が抜け落ちているというのは何か理由が,ここまで短縮化する必要があったのかという気がするのです。

【川村外務報道官】いわゆるホームページというものは常に改訂をしていくということで,外務省に限らず,どこの組織のホームページもそういうことであろうと思いますけれども,繰り返しになりますが,韓国が最も重要な隣国であるということで,今後の大局的観点から今後の日韓関係を構築することへの努力の姿勢というものは変わっておりません。そういったことも総合的に考えて,いずれにしても定期的な改訂の一環として今般の改訂を行ったということであります。

【共同通信 斎藤記者】今の関連です。確認したいのですけれども,韓国は我が国にとって,自由,民主主義,法の支配等の基本的価値観を共有する国なのかどうか。この点について,日本外務省はどのような見解をお持ちでしょうか。

【川村外務報道官】これも繰り返しですけれども,韓国が我が国にとって最も重要な隣国であるということに尽きると思いますが,今後の関係におきましては未来志向で,重層的で,大局的な見地から,この関係を続けていきたい。粘り強く努力していきたいということに尽きると思います。

【時事通信 松本記者】これに関連して,まず韓国の該当部分のホームページが改訂された日付は何日付で改訂されたかということと,この韓国のページでの変更箇所は,この二国間関係の,政治関係の部分だけなのか。それとも,ほかも変えているのか。その事実関係を教えてください。

【川村外務報道官】変更を行った日付は,3月2日付ということです。
 変更部分については,事実関係を中心とした改訂を実施するということで,先ほどご指摘があった部分について改訂が行われたということです。

【時事通信 松本記者】この政治関係の部分だけを変えた,ほかはさわっていないという理解でよろしいですか。

【川村外務報道官】はい。そう理解しておりますが,再度確認させていただきます。
 失礼しました。他にも,議席数ですとか南北関係の部分もあわせて改訂部分があるということです。

(補足説明)当省ホームページの大韓民国基礎データは定期的に改訂を行っており,今般,その一環として,各種情勢や経済数値等の改訂を行った。

中国による尖閣諸島ウェブサイトの日本語版・英語版の公開

【共同通信 斎藤記者】前後して済みません。もう一回,尖閣に戻るのですけれども,尖閣の2度の,我が方からの抗議及び削除要求に対して,中国からはどのような反応・回答があったのか。この点についてお願いします。

【川村外務報道官】この点につきましても,昨年末の抗議の申し入れの日付とあわせて,後でお答えしたいと思います。

(補足説明)中国側には昨年末にウェブサイトの開設が確認された時点で厳重に抗議を行った。先方の具体的な反応については控えることといたしたい。

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