記者会見

副大臣会見記録(平成20年5月)


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副大臣会見記録(平成20年5月22日(木曜日)17時05分~ 於:本省会見室)

WTO・EPAに関する主要閣僚非公式打ち合わせの開催

(小野寺副大臣)本日官邸におきまして官房長官の下に外務大臣、財務大臣、農水大臣、経産大臣が参集しましてWTOドーハラウンド交渉及びEPA交渉の進捗状況及び今後の対応について意見交換を行いました。本日の会合では政府が一丸となってWTOドーハラウンド交渉の早期妥結に向けて引き続きしっかりと交渉すること、また経済連携強化に向けた取り組みをスピード感をもって積極的に進めることを関係閣僚間で確認しました。

(問)今日、官邸でこういった会合をもったのは何か意味があるのですか。

(小野寺副大臣)定期的にこのような会議を行っておりますが、特に今回は5月19日に農業・NAMA(非農産物市場アクセス)の再改訂議長テキストが発出されました。それを受けまして、今後の交渉についてまた加速化がされるのではないかということを踏まえ、このような会議が行われました。

(問)節目節目でこういう会合は行われているのですか。

(小野寺副大臣)今までも定期的には行われておりましたが、特にこれは重要な案件でありますので、関係閣僚が集まっての会議というのは必要性があれば行うことになると思います。

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TICAD IV

(問)TICADですが、一部の報道で、NGOの身分証明書の発行のことで問題があるのではないかと聞いたのですが、外務省として現状と対応をお願いします。

(小野寺副大臣)今回のTICADですが、参加者見込みが前回のTICAD IIIの約2倍になりまして、2500人の参加予定となります。会場スペースは740席しかありませんで、これに見合うPASSを発出するということで、参加者には大変なご迷惑をおかけしております。その中で特にNGOの要望で、「今回、当初3枚というのでは余りに少ないのではないか」という御意見がありましたので、私どもとしましては、可能な限りPASSを増やす方向で検討しております。席が限られておりますが、今後、出席者の確定がなされ、席の余裕が出るということも想定されますので、このようなご希望に添えるよう精一杯努力したいと思っております。

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副大臣会見記録(平成20年5月15日(木曜日)17時00分~ 於:本省会見室)

日本文化発信プログラム

(小野寺副大臣)外務省は、平成20年度事業として、「日本文化発信プログラム(Japan Culture Volunteer Program)」を開始します。これは、来年1月から2年間、中・東欧4か国に最大30名のボランティアを派遣し、日本語教育を行い、伝統文化・ポップカルチャーを広く草の根レベルで発信していくものです。なお、このボランティアの活動に親しみを持っていただくために、この愛称を「J-CAT」と命名しました。
 また、ボランティアの募集を開始する5月26日(月曜日)午後5時から、お台場のフジテレビ本社ビル22階「フォーラム」において記念イベントを実施します。このプログラムに関心を持つ多くの方々に幅広く参加して頂きたいと考えています。
 特に日本のポップカルチャー、例えばアニメとか或いはゲームとか、そういう世界に大変関心を持たれている分野の若者に広く応募して頂き、日本文化の伝導者として活躍して頂きたい、そう思っています。

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在日米軍からの脱走兵の日本側への通報体制について

(小野寺副大臣)脱走兵の日本側への通報体制について報告させて頂きます。本日15日、日米合同委員会におきまして、日米両政府が在日米軍より脱走兵と認定された米軍人に関する通報体制について合意しました。本件は横須賀市において強盗殺人事件等発生していますが、これを受けまして、米側及び関係省庁で検討を行ってきたものです。今後、在日米軍が脱走兵を認定すれば、その全てについて直ちに逮捕要請が行われることになります。日米地位協定の運用改善がなされたものと考えています。

(問)脱走兵というのは行方不明の兵隊も入るのですか。

(小野寺副大臣)これは米軍側が、行方不明と言いましても、脱走兵と認定した場合には直ちに日本側に通報があり、日本側としてはこの逮捕要請があったということで逮捕を行うということになります。

(問)脱走兵と認定した場合に限る、ということですね。

(小野寺副大臣)そうですね。ただ米軍側に確認をしたところ、基本的には、このように本人がどこにいるかということを確認出来ないような場合には、もう「脱走兵」ということで速やかに認定すると説明を受けています。

(問)その認定ですけれども、今までの例ですと、通常脱走兵と認定するまでに30日ぐらいかかる例もあると聞いていますけれども、例えば今回のような事件だと30日だと間に合わない訳ですよね。そういう意味での認定の短縮というのもその中に入っているのでしょうか。

(小野寺副大臣)入っております。軍の管理から離れようとする十分な証拠が必要とされておりますが、これはもう比較的短時間に、通常、行方不明という案件というのは当然、一日とか二日とかそのぐらいの範囲で探すものであって、それ以上見つからない場合には、やはり脱走したと考えるのが普通であると思われますので、今までとは違う速やかな対応が出来るものと私共は思っております。

(問)警察は逮捕出来るのでしょうか。

(小野寺副大臣)逮捕出来ます。

(問)どういう要件で逮捕出来るのでしょうか。

(小野寺副大臣)これは日米地位協定の中で逮捕要請という項目がありまして、それによって逮捕することが出来るということになっております。

(問)要請があった場合、逮捕ということですか。

(小野寺副大臣)ただ、今回の合同委員会の合意によって、米側が「脱走した」と判断した場合には、直ちに外務省に通報があり、それで私共のほうから関係団体に逮捕の要請ということで理解して頂くことになると思います。

(問)それは、逮捕容疑は何と言ったらいいのでしょうか。

(小野寺副大臣)地位協定室で確認を取りますが、私共は「脱走」ということで聞いております。

(問)その場合、身柄の引き渡しについては今までの運用上のやり方と特に変わることはないということでよろしいですか。

(小野寺副大臣)そうですね。そう理解をしております。

(問)つまり重大な犯罪になるような場合には起訴前の引き渡しということでしょうが、脱走兵をどちらが押さえるかにもよりますけれども、米側が仮に先に押さえる場合には、もし犯罪があれば日本側に引き渡す、ということでしょうか。

(小野寺副大臣)そうですね。通常日本では「脱走」という罪が当然日本の刑法にはございませんので、これはあくまでも米側からの要請、ということですね。この脱走だけのことに関しては日本で逮捕した場合には米側に引き渡すということは差し支えないということだと思っております。

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中国西部で起きた地震

(問)中国の地震ですけれども、本日の夕方緊急援助隊が中国に出発するとのことですが、中国でどういったことを行うのでしょうか。また、中国政府から何か要請はあったのでしょうか。現地入りはいつなのでしょうか。

(小野寺副大臣)既に報道されていますが、今日の午後5時に結団式がありまして、6時10分日本航空789便で成田から第一陣の派遣チームが出発することになっています。
 この要請につきましては、今日の昼少し前、在京中国大使館から外務省に連絡がありました。今回の派遣チームについては外務省、消防庁、警察庁、海上保安庁、JICAの陣営になりますが、まずは現地の状況を把握するためにこの各省庁に渡るようなチームが先遣隊として行くということになります。

(問)追加で明日以降も派遣するということでしょうか。

(小野寺副大臣)これは断続的に派遣しますが、明日も派遣するということで今話を詰めていると聞いています。

(問)先遣隊は何名でしょうか。

(小野寺副大臣)今回は30名です。

(問)各省庁で編成されているのですか。

(小野寺副大臣)外務省、消防庁、警察庁、海上保安庁、JICAということになります。

(問)現地入りの予定はいつ頃になりますか。

(小野寺副大臣)今日の午後6時10分の飛行機で起ちますので、今日中には。現地の四川省にはいつ入れるかわかりませんが、まずは北京に着いてということになると思います。

(問)北京はそのまま乗り継いで被災地に向かうのでしょうか。

(小野寺副大臣)そこまでの詳しい報告は受けていませんが、今結団式を行っておりまして、そちらにメディアも入っているので、具体的な話があると思っています。

(問)今日の30人というのは実際現場に行って救援活動するという実働部隊ですか。

(小野寺副大臣)色々な方が今回の援助隊の中に入っています。ただ人数が30名ということですので、おのずと実際の戦力という中ではこれから随時派遣していくことになると思います。

(問)中国側からはどういう形で、具体的に派遣要請があったのですか。

(小野寺副大臣)私が聞いているのは、あくまでも受け入れについての要請が本日の昼前にあったということで、詳しくは説明を受けておりません。

(問)中国政府が受け入れたのは日本の援助隊だけですか。

(小野寺副大臣)中国政府が外国の緊急援助隊派遣を受け入れることを表明したのは我が国が初めてであると認識しています。

(問)日本だけということですか。

(小野寺副大臣)日本が初めてで、日本だけか同時に他の国にも要請しているか分かりませんが、少なくとも我が国が初めてという風に認識しています。

(問)中国に入るのは、日本が初めてということですか。

(小野寺副大臣)要請があったのが我が国が初めてと認識していますので、通常はそういうことだと思います。  また、今日第一陣が北京に着きますが、そこから四川省に出来るだけ早く入れるように中国側の協力が必要なので、今この時点でも中国側と一日も早く入れるように協議させて頂いている最中です。出来れば今日中にも入りたいという気持ちを持っています。

(問)今回の援助隊の中には、自衛隊が入っていませんが、それは日本政府側の判断か中国政府の要請なのでしょうか。

(小野寺副大臣)通常はこういった災害が起きた時、一番初めに行くのは外務省あるいは海上保安庁など自衛隊以外のところが行くことが通常ですので通常の流れに従って、このようなメンバーで第一陣が行くことになりました。

(問)今後は自衛隊派遣も有り得るのでしょうか。

(小野寺副大臣)それはまだどのような形になるのかは、先遣隊の状況を聞きながら、また中国政府と相談して決めて行くことになると思います。

(問)今まで自衛隊の派遣について中国政府から申し入れはあったのでしょうか。

(小野寺副大臣)私が聞いている限りではないと思います。

(問)生存の確率が下がる72時間の期限に間に合わない形での受け入れ表明となってしまうのではないでしょうか。

(小野寺副大臣)発生当時から我が国としては、すぐにいつでもこういう援助隊を出せる準備をしていましたが、中国政府としましては、中国の支援の人達も、四川省へ行く陸路を含めた交通手段で行けないということもありまして、中国側の事情だと思っております。

(問)今回日本が初めて要請されたのはどうしてだと思いますか。

(小野寺副大臣)おそらく日本がこういった災害に対しての経験があるということと、最近の日中関係ということも色々な面で作用しているのではないかと思います。

(問)崔天凱大使から、電話で薮中次官に申し入れがあったのでしょうか。

(小野寺副大臣)どういったルートで具体的に来たかにつきましては確認させて頂きます。

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スーダンPKOへの要員派遣

(問)一部の報道でスーダン南部へのPKOの調査団派遣という記事がありますが、これについての外務省の見解を聞かせて下さい。

(小野寺副大臣)現在のところ、調査団の派遣の予定はありません。

(問)それは、検討もしていないということでしょうか。

(小野寺副大臣)この地域に対してどのような支援が出来るかということは当然政府内の多方面で検討を行っています。まだ派遣についての決定をしたことはないということです。

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副大臣会見記録(平成20年5月8日(木曜日)17時00分~ 於:本省会見室)

生物多様性条約第9回締約国会合(COP9)及びカルタヘナ議定書第4回締約国会議(MOP4)の開催

(副大臣)5月19日から30日までの間、ドイツのボンにおいて生物多様性条約第9回締約国会議、COP9が開催されます。
 また、これに先立ち、生物多様性条約のバイオセーフティに関するカルタへナ議定書第4回締約国会議、MOP4が5月12日から16日まで同じくボンで開催されます。これらの締約国会議に、我が国からは外務省、環境省等、関連省庁から成る代表団が出席する予定であります。
 また、我が国は2010年にこの生物多様性条約第10回締約国会議、COP10を、愛知県名古屋市に招致することを昨2007年1月に閣議決定しておりまして、その後、各国に働きかけてきたところでありますが、今回のボンの会議で正式な決定を得べく取り組む予定です。

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イエメンの邦人女性誘拐事件

(問)イエメンの邦人誘拐事件ですが、被害の状況について、もう少し詳く教えて頂けますか。

(副大臣)現地時間7時15分、日本時間13時15分頃在イエメン日本大使館員が被害者2名が滞在する宿舎において両名と面会をしまして、両名の無事を確認しました。被害者2名はいずれも健康であり、所持品も奪われておりません。同日現地時間8時30分、日本時間同日14時30分頃、大使館員が被害者2名を伴い、サヌアに向けて移動を開始しております。まだサヌアには着いていないようです。

(問)その報道発表は拝見したのですけれども、現地で会われた大使館の人とどういった会話をなさったのか、当時の状況等説明があったのか、その点連絡は入っていますか。

(副大臣)その点について詳細は、まだ連絡がございません。

(問)ご本人達の肉声というのでしょうか感じられた所感というのは、大使館員を通じて入っていないのですか。

(副大臣)未だ入っておりません。

(問)被害者の方々は4人のグループで入国して、4人の中で被害者は2人で、その2人は宿舎にまだ泊まられていて、残りの2人はサヌアに留まられているということですか。

(副大臣)いえ、他の2人は、既に現地を去っているそうですが、どこに行かれたかは把握しておりません。

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胡錦濤中国国家主席訪日

(問)胡錦濤主席が先程早稲田大学で講演して、対日関係について時間を割いて話しましたけれど、どのように受け止めていらっしゃいますか。

(副大臣)首脳会談及び共同声明、それらと同じラインであると考えています。

(問)東シナ海のガス田協議の件ですが、一部の報道で、白樺を含む中間線を跨ぐ海域で共同開発していくということで大筋合意したとありますが、事実としてはどういうような線で先日両首脳は解決の目途がついたと言ったと理解すれば宜しいでしょうか。

(副大臣)記者会見で福田総理が述べられましたように、今後更に詳細を詰める必要があり、現時点で交渉内容についてコメントすることはできませんが、いずれにせよ、報道されていたような事実はございません。

(問)色々報道は出ているのですが、その「報道されているような事実がない」というのは、どの報道を指して、仰っているのでしょうか。

(副大臣)「白樺ガス田共同開発」という見出しの付いた記事についてです。

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ミャンマーに対する緊急支援

(問)ミャンマーのサイクロン被害の関係ですが、既に日本政府が2回支援していますが、官房長官が追加支援に前向きなことを会見で言いましたが、具体的にどういうことでしょうか。

(副大臣)2,800万円に引き続いて3,600万円相当の緊急物資を、シンガポールに備蓄した物を送っている訳ですが、他の国々も色々な支援を考えておりますし、日本も、被害の大きさが刻々と変わっていく状態ですので、充分に見極めた上で、対応を考えたいと考えています。現時点で決まったことはございません。

(問)例えば中国が1億円を既に超える支援を表明していたり、あるいは一部の国には軍隊を派遣しようという話もあります。例えば支援の額についてもっと大きな額を出そうとか、あるいは自衛隊派遣等、艦船の派遣等考えておられるのですか。

(副大臣)中国が1億円、あるいはタイが現物を支給しているという話は聞いております。ただ、ミャンマー政府は人を現実に国内に入れるということは言っていないと思います。いずれにしても、これらのことを勘案した上で、我が国の対応を考えていくということです。

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副大臣会見記録(平成20年5月8日(木曜日)8時35分~ 於:本省会見室)

イエメンにおける邦人女性誘拐事件
1.冒頭発言 事件の発生

(1)おはようございます。イエメンにおける邦人女性誘拐事件について発表させて頂きます。事件の発生は現地時間7日夕刻で、時差は6時間あります。観光から車列でホテルに戻る途中に、邦人女性2名が誘拐されました。なお、車列の1台目は誘拐を免れましたが、二台目が誘拐をされました。

(2)同日20時20分頃、ガルビー・イエメン外相より敏蔭在イエメン大使に対し、邦人2名が誘拐され、現在治安部隊と部族との間で早期解放にむけて交渉が進んでいるという旨の連絡がありました。また、同日20時50分頃、アル・ファキー・イエメン観光大臣より敏蔭大使に対し、電話連絡がありました。

2.事件を受けた対応

(1)このような連絡を受け、外務省としては、この状況を受けて、7日日本時間午後11時30分に、領事局に連絡室を設置するとともに、在イエメン日本国大使館との連絡・調整を開始しました。また、誘拐の事件が確認された時点、日本時間午前1時48分ですが、私小野寺を長とします緊急対策本部を設置しました。

(2)在イエメン大使館の対応ですが、第一報を受けまして、在イエメン日本国大使館は、敏蔭大使を本部長とする現地対策本部を設置し、情報収集に努めるとともに、被害者の生命及び身体の安全を最優先としつつ、事件の速やかな解決に向けてイエメン政府に対して働きかけを行いました。

(3)事件発生後、まず敏蔭大使から直接ガルビー・イエメン外務大臣、アル・ファキー・イエメン観光大臣と連絡をとり、解決に向けた協力を要請しました。

3.邦人の解放

(1)2人の日本人の解放ですが、8日現地午前0時15分、日本時間同日今朝の6時15分、アル・ファキー観光大臣より敏蔭大使に対し、「誘拐されていた邦人女性2名は無事解放された。宿舎に向かって移動している。」との連絡がありました。同日0時20分、マアリブ州、誘拐がされた州ですが、ガーベル・マアリブ州副知事よりも同趣旨の連絡が大使にございました。

(2)8日0時36分、日本時間今朝の6時36分、被害者が到着した宿舎に日本の大使館館員が電話をかけ、邦人2名の安全を確認しました。電話によれば、2人は全く無傷であり、所持品等もとられていないということです。

(3)このような事件の早期解決を実現したイエメン政府に対して心から感謝するとともに、日本の外務大臣からも感謝の手紙を送りたい、そのように現在考えております。

4.渡航情報

(1)また、事件の発生したマアリブ州は、危険情報の「渡航の延期をお勧めします」という地域でありまして、外務省としては、この地域への渡航については厳に差し控えてほしいと現在も考えています。また同地域への旅行を企画している旅行会社においては、渡航情報を十分に考慮して頂きたいと思います。

(2)こういう中東地域におきましては、日本人がこのような誘拐事件に巻き込まれる可能性が高くなっておりますので、是非渡航を計画されている方々に関しては、外務省の情報を十分確認して行って頂きたいと思っております。

質疑応答

(問)確認ですが、最初の誘拐された時間を教えてください。20時20分は現地時間ですか、日本時間ですか。

(小野寺副大臣)現地時間です。

(問)解放された方が発表されていますが、ミシマケイコさんとエンドウシズコさんでよろしいでしょうか。

(小野寺副大臣)これは現地の大使館が発表しているというより、報道で報じられていると思いますが、私どももそのように承知しております。

(問)できれば実際のところを教えてください。

(小野寺副大臣)今お話があった方で間違いないと思っております。ただ、こちらの方から特に人的事項についてこういう事案の場合、特に、こちらからの公表を差し控えさせておりますが、報道されている方々だと私どもも確認をしております。

(問)犯行グループなのですが、身柄は拘束されたのでしょうか。それとも人質だけが解放されたのでしょうか。

(小野寺副大臣)私どもも現在2人の日本人女性が解放されたことは確認していますが、それ以上のことは、解放に向けて担当してもらったイエメン政府に、今後、状況についての確認をさせて頂きたいと考えております。詳しく現在把握している内容は、日本人女性が解放されたと日本の現地大使館員が電話で確認をしたということです。現地のホテルに大使館員が向かっておりますので、着き次第、直接解放されたお二人からはお話が聞けるのではないかと思っております。

(問)犯行グループは仲間の釈放を求めていたという話がありますが?

(小野寺副大臣)そういう報道がなされていることは承知しておりますが、正式にはイエメン政府に今回の治安について確認をする中で、情報の提供を頂けると思っています。

(問)これまでのイエメン当局とのやりとりの中でそういった情報は出されていないのでしょうか。

(小野寺副大臣)一部報道がありました部族等について、概略的なことは伺っていますが、なにせ人質の解放を最優先にお願いしていたので、交渉の内容についてはまだ聞くような状況では無かったので、まずは解放、そして解放後にはイエメン政府の方から伝えて頂けることに関しては、情報を提供して頂けると思っております。

(問)誘拐時の状況ですが、銃撃戦があったという報道もありますが、どういう状況だったのでしょうか。

(小野寺副大臣)私どもは車2台で分乗されていらっしゃった、そのうちの一台が拘束されたということで把握しておりまして、特にそこで銃撃戦が行われたということは、確認はしておりません。ただ、分かっているのが、日本人の2人が無事に解放されたということ、また、特に身体的被害がなかったということは電話で確認ができております。

(問)まだ接触していなくて、電話で確認しているだけですか。

(小野寺副大臣)はい。現地はまだこの状況で、在イエメン大使館から多少距離がありますので、まだそこに向かっているという状況です。

(問)確認された時の様子は如何。

(小野寺副大臣)詳しくは聞いておりませんが、しっかりとしたお話をされたと、それから無事であるということはご本人から確認をしたということです。

(問)今後の被害者の方のご予定は如何。健康チェックを受けたりしますか。

(小野寺副大臣)それは大使館員がホテルに着いた後にご本人たちとご相談をするということになると思います。

(問)家族の方は日本にいらっしゃるのですか。それとも現地に向かっていらっしゃるのですか。

(小野寺副大臣)それについては、つい数時間前に解放されたばかりなので、その対応については現地に大使館員が行って、解放された方々とお話をしてから決めることになると思います。

(問)家族の方とはご連絡は取られてますよね。

(小野寺副大臣)これは外務省を通じて取らせて頂いております。

(問)家族の方のご意向はどういう感じか。

(小野寺副大臣)今のところ、まず安全であることをお伝えしたということで、その先のことについては特段伺っておりません。

(問)お二人は観光目的で現地にいらっしゃったのですか。

(小野寺副大臣)はい。観光目的と伺っております。

(問)何人のグループのうちのお2人ですか。

(小野寺副大臣)4人のグループで2台に分乗していたと伺っております。

(問)いずれも日本人の方ですか。

(小野寺副大臣)はい。

(問)全員女性ですか。

(小野寺副大臣)女性です。

(問)車の一台が誘拐されたということですが、進行方向に対して2台目が誘拐されたのでしょうか。

(小野寺副大臣)一台二台と続く、後ろの方の車両だと聞いております。

(問)銃撃戦の話はまったく確認できませんか。

(小野寺副大臣)現地に着いて、直接解放された二人の日本人女性から話を聞けば、もっと詳しい状況が分かると思いますが、今のところ。状況把握をもう少しすれば分かると思います。

(問)犯行の目的については分からないですか。つまり、お金なのか政治的なものか。

(小野寺副大臣)これは解放された女性というよりイエメン政府から話を聞けると思いますが、イエメン政府がどこまで私どもに教えてくれるか分かりませんが、現地時間で夜が明けた段階で、現地の大使館がイエメン政府と接触しながら、事件の顛末については説明を受けることになると思います。

(問)短期間での解決となったが、お気持ちは如何。

(小野寺副大臣)良かったと。この地域には色々な事案が発生してますので、とにかくホッとしました。今後は、日本人が誘拐に遭遇する確率が高くなる地域になりつつありますので、是非外務省の渡航勧告をしっかり把握して頂いて、考えて頂きたいと思っています。

(問)もう一度確認なのですが、イエメンの外務大臣から連絡があったのは、20時20分ということですが現地時間ですか。

(小野寺副大臣)はい。20時20分現地時間です。

(問)そうすると日本時間では8日の2時20分ですか。副大臣が連絡室を立ち上げたのが、7日の23時30分ですと、時間が前後することになりませんか?

(小野寺副大臣)報道があった段階ですぐに連絡室を立ち上げました。

(問)誘拐された2人の他に、車にドライバーやガイドはいなかったのですか。

(小野寺副大臣)日本人女性が運転していたとは考えにくいので、ドライバーあるいはガイドの方はいらっしゃったと思うのですが、そこまでは情報を頂いておりません。とにかく2人が無事解放されたということで、また詳細についてはどこまで公表できるか分かりませんが、まだ解放されたばかりで、大使館員と日本人女性が接触していないので、その後の詳細については直接大使館員と日本人女性が接触した段階で色々な情報が入ってくると思います。

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副大臣会見記録(平成20年5月1日(木曜日)16時30分~ 於:本省会見室)

木村外務副大臣のタイ・ラオス訪問

(木村副大臣)私(木村副大臣)自身が5月4日から7日までタイ及びラオスに出張します。ラオスにおきましては、チュンマリー国家主席が5月に来日しますのでその事前の打ち合わせと、それから二国間の貿易、投資促進や国際社会における協力について要人と意見交換を行う予定です。タイにおきましては6日、本年後半よりタイがASEANの議長国に就任することになっておりますので、その御挨拶と、日・タイ二国間関係及び日・ASEAN関係等につきまして、ノパドン外相他要人と意見交換を行うことにしております。また、本年1月に行われました日・メコン外相会議で来年を日・メコン交流年とすることが決定されましたので、それについて色々な行事を行って頂くことの促進、その他についても意見を交換することになっております。ラオスという国はまだ日本の然るべき人々が最近では殆ど訪問しておりませんので、外務副大臣としては(ご参考:2006年12月浅野副大臣がラオス訪問)、久しぶりの訪問になります。

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