記者会見

副大臣会見記録(平成19年8月)


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副大臣会見記録(平成19年8月30日(木曜日)17時07分~ 於:本省会見室)

就任の挨拶

(小野寺副大臣)副大臣の小野寺です。昨日、拝命したばかりですので、今日はこうして初めての機会を与えて頂きました。どうぞ、よろしくお願い致します。

(問)就任の抱負をお願い致します。

(小野寺副大臣)2年前に大臣政務官をさせて頂きましたが、ちょうど町村大臣の時でした。この2年間はむしろ党の方におり、外務委員会の理事、そしてまた今回の外交力強化チームの座長ということで、省の外から日本の外交力をどうしたらよいか、色々な検討をさせて頂いていました。今回、副大臣という仕事になりましたので、逆に私共が政治の場で考えていた外交力強化という意味を、外務省内部から改革していくことが必要かなと思っています。なお、そのチームの座長代理は町村大臣でしたので、今回はその外交力強化のチームがそのまま、こうして大臣、副大臣ということで外務省の中に入れさせて頂いたのではないかと思っています。

(問)今、特に関心を持つテーマがありましたら教えて下さい。

(小野寺副大臣)日本の外交力強化の中で、特に私共は在外公館、大使館の機能強化が必要だと思っています。それぞれの任地において、日本の顔となっていますので、大使においては日本のこと、そしてまた日本の文化を発信する大切な役割を担って頂きたいと思っています。もう一点、外交力強化の中で、日本の情報収集力の強化、そしてまた情報機密保持の問題も、今後の重要な課題だと思っていますので、それらについては町村大臣と共に進めていきたいと思っています。

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日中外相電話会談

(問)町村外相と中国の楊 潔チ外交部長が電話会談をしているのですが、その中身についてお聞かせ下さい。

(小野寺副大臣)日中外相電話会談につきましては、今日の午後3時30分より30分間、中国の楊潔篪外交部長との間で行われました。内容については、追って発表されるということです。

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引き継ぎ

(問)もう各課からブリーフィングを受けてらっしゃるのですか。

(小野寺副大臣)いえ、本当に今日これから岩屋副大臣との引き継ぎがあり、それを受けてからのブリーフになります。

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副大臣会見記録(平成19年8月9日(木曜日)17時00分~ 於:本省会見室)

アフリカ諸国との関係強化

(岩屋副大臣)アフリカ諸国との関係強化については、もちろん来年に控えているTICADIVに向けて、アフリカ諸国との外交関係強化が図られていますが、本日行われた日・レソト外相会談、及びこの後行われる予定の日・モーリタニア外相会談についてご紹介したいと思います。
 まず、レソトですが、本日、麻生外務大臣は午前11時から在京レソト大使館において行われた大使館開館記念式典に出席しました。また、引き続き11時40分から約15分間、来日中のモフラビ・ケネス・ツェコア・レソト王国外務大臣と外相会談を行いました。式典においては、両外務大臣から挨拶が行われ、大使館開設を機に、二国間関係を更に強化していく重要性について述べられました。
 また、来年のTICADIVに関しては、ツェコア外務大臣は「TICADはアフリカ及びレソトにとり、協力のシンボルのような存在であって、モシシリ首相も喜んで会議に参加するであろうと発言されました。なお、外相会談においては麻生大臣から、「日本は明治維新以降、教育に投資して発展の礎を築いた」ということを紹介しました。また、ツェコア外務大臣からは、「レソトも日本の例などを参考に、教育を最重要分野としている」と述べられました。
 また、昨日行われた日・レソト首脳会談においては、我が国の安保理改革及び気候変動に関する我が国の立場をモシシリ首相が支持したことに感謝する旨、麻生大臣から伝達し、これに応えてツェコア外務大臣からは「これからも両国関係を強化していきたい」という旨の発言がありました。
 次に、モーリタニアですが、レミン・モーリタニア・イスラム共和国外務・協力大臣が、本日より11日までの間、来日されます。レミン外務・協力大臣は、本日の18時30分より飯倉公館において、麻生外務大臣との間で外相会談及び夕食会を行う予定です。ここでは、「ヌアクショット・ヌアディブ小中学校建設計画」に関する交換公文の署名式を行います。それから、二国間の関係の強化、地域及び国際社会の課題等について協議が行われる予定です。このモーリタニアとの関係も大臣の来日により、一層強化されることが期待されています。

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日韓電話外相会談

(岩屋副大臣)総理から外務大臣への「南北会談に先立って、韓国によくお話をするように」という指示を受けて、本日15時45分から約20分間、宋旻淳(ソン・ミンスン)韓国外交通商部長官との間で、日韓電話外相会談が行われました。
 冒頭、宋長官から28日~30日まで、南北首脳会談が開催されることになったことについて、説明がありました。これに対し、麻生大臣から「我が国としても、同首脳会談が朝鮮半島の非核化等のための関係国の努力を後押しするものとなることを期待している」と述べました。また、麻生大臣から、我が国としても日朝作業部会に誠意を持って取り組む用意がある旨を述べた上で、「北朝鮮に対して拉致問題を含む諸懸案の解決に正面から取り組むべきである。その旨、働きかけて頂きたい」と宋長官に対して述べました。
 これに対し、宋長官から「麻生大臣の話を良く承った。韓国としても、日朝作業部会で良い成果があがることを期待している」という旨の発言がありました。さらに両大臣は、六者会合のプロセスにおいて、次の段階の措置について、実質的かつ生産的な議論が行われることを期待すること、また引き続いて日韓間で緊密に連携していくことで一致しました。

(問)日韓電話外相会談は、日本側から申し入れたのでしょうか。

(岩屋副大臣)そうです。それで、「ご都合はどうでしょうか」と聞いたところ、先方から「この時間で如何でしょうか」という返事があり、先程申し上げた時間で行われました。

(問)日朝作業部会は8月末までに行われる予定ですが、ほとんど同時期に南北首脳会談が行われます。働きかけをお願いしたということは、前後関係としては日朝作業部会は南北首脳会談の後になるということでしょうか。

(岩屋副大臣)一応、8月中に全ての作業部会の作業を終えるということでしたので、勿論、それを目標に日程調整を行うでしょうが、そこへ南北会談が入ってきたということです。あくまでも目標は月内に日朝作業部会を起こしたいということであり、引き続き努力をしていきたいと思っております。

(問)電話会談の中で、例えば安倍総理のメッセージを宋長官に伝えたということはあるのでしょうか。

(岩屋副大臣)安倍総理は外務大臣に「是非、この拉致の問題等についても、しっかり南北会談で取り上げられるように、韓国側とよく話をするように」という指示を、大臣に対して話された訳ですから、大臣としては総理の指示を受けて、その旨をきっちりとお伝えしたということだと思います。安倍総理からの特別なメッセージということではなく、総理の指示に沿って、しっかり大臣として意向を伝えられたということだと思います。

(問)韓国側から、南北首脳会談に臨むに当たって、例えば北朝鮮への経済協力を新たに考えているといった、たとえば立場の説明のようなものはあったのでしょうか。

(岩屋副大臣)私が承知している限りでは、先程申し上げた通りで、この電話会談で新たな支援措置について意見交換がされた、あるいは情報提供があったとは承知していません。

(問)宋長官からは、拉致問題に関しての具体的な言及、「南北首脳会談に行って、こうします」といった具体的な話はあったのでしょうか。

(岩屋副大臣)これも先程申し上げた通り、私共が承知している限りでは「麻生大臣からのお話をよく承った。そして、日朝作業部会においても成果があがることを期待している」という発言があったということです。

(問)「承った」というのは、単に「話を聞き終えた」ということなのか、「了解して、ちゃんと首脳会談で言いますよ」ということなのか、どちらの受け止めですか。

(岩屋副大臣)我が方としては「良く承った」というのは、「良くご理解を頂いた」というように受け止めています。

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副大臣会見記録(平成19年8月2日(木曜日)17時00分~ 於:本省会見室)

中国中南部地域における洪水被害に対する見舞い

(副大臣)本日2日、中国の中南部地域の集中豪雨に伴う洪水被害に対し、安倍総理から中国の胡錦濤国家主席及び温家宝総理にお見舞いを出しました。内容は「集中豪雨により洪水が発生し、中南部地域を中心に多くの死傷者、被災民が出ていることに対し、日本政府を代表して、心からのお見舞いを申し上げます。被災された方々の生活の安定と、被災地の復興が一日も早くなされることを心からお祈り申し上げます」。両通共、このような内容です。

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浅野副大臣の広島原爆死没者慰霊式等への出席

(副大臣)6日(月曜日)に広島市で開催されます原爆死没者の慰霊式並びに平和祈念式に、私が出席させて頂きます。当日はこの式典に麻生大臣の代理として出席させて頂き、献花を行った後、原爆養護ホームへの慰問、被爆者代表の要望を聞く会、それから広島市長からの要望を頂く会合に出席致します。

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テロ特措法

(問)11月に期限切れを迎えるテロ特措法の件で、民主党の小沢代表が反対の意思表明をされているのですが、期限切れを迎えた場合、日米同盟への影響、その辺の外務省としての対応についてお願いします。

(副大臣)これは今回の参議院選挙の結果を踏まえると、大変重要な問題に政府は直面するという認識を持っております。11月1日の期限以降の日本の対応について、政府部内でそういう認識の上に立って検討を進めております。国際社会でのテロとの闘いは依然として続いておりますし、テロとの闘いは国際社会の最重要課題であると認識しています。アフガニスタンでのテロ掃討作戦の中で、海上阻止活動はテロリストにインド洋を自由にさせない、自由に動くことを阻止する、まして、あの地域から外へ出ていくことを阻止するという意味で極めて重要ですし、海上自衛隊による給油活動はこの活動に不可欠な基盤となっており、各国から極めて評価の高い日本の貢献だと我々は考えております。日本が米国だけではなく、世界から期待されている役割を果たす根拠になっておりますから、野党にもご理解を頂けるよう、最善の努力をしていくことが最も重要だと今は認識しております。

(問)日米同盟への影響は出てきそうですか。

(副大臣)それは、この法案の扱いがどのような形になるかということと表裏一体の問題ですから、日米同盟への影響が出ないように、この問題をどのように、国会をどのようにクリアするか。それは国会運営の手練手管だけのことではありません。政府はこの問題に対して日米同盟を機軸とする考え方、それが如何に国際テロリストとの闘いにとって重要かということを、きちんと、これまで以上に分かりやすく深く説明して、内外の理解を頂くということがまず先にあります。

(問)そこでなんですが、民主党は国会の事前承認等の法案修正を求めたことがあったのですが、こうした修正というのは、政府が対応するに当たって許容範囲とお考えですか。

(副大臣)それが許容範囲かどうかと、いったい、その中身がどのような国会審議の中でどのような修正が示されるのかどうか、今、予断することは到底困難ですが、やはり新しい政治状況の中で、これまで以上に丁寧に耳を傾ける姿勢というのが、政府与党に求められると自覚しています。

(問)米国がこの問題について随分、注視しているようです。シーファー大使が小沢代表に面会を申し入れ、それを小沢代表がお断りになったというお話があったようですが、外務省としては、その辺の事情は如何でしょうか。

(副大臣)そういう報道については承知していますが、事実関係を含めて、他党の党首のことでもあり、外務省がコメントをする立場にはないと思っています。

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ASEANにおける北朝鮮問題への反応

(問)マニラで開かれているASEAN関係の会合ですが、北朝鮮が初期段階の措置を履行したということに光が当たった関係もあって、やや拉致問題に関する各国の関心が低くなっているのではないかという見方もあるのですが、副大臣の受け止めは如何でしょうか。

(副大臣)どのような発言トーンをもって、そう仰っているのか、私には良く理解出来ていませんが、当初からミサイル、核の問題と並んで、拉致問題の重要性、人道上の極めて重要な課題であるという認識は、これまであらゆるレベルの、そして様々な会合で議論をし尽くしており、私も1月のセブの日ASEAN外相会議、東アジア外相会議、ASEAN拡大外相会議等の体験からも、各国の理解は一時に比べて相当深いと思っておりますから、今回それが薄らいだということはないと思います。核のディスエイブルメント(無能力化)に向かうための次の段階への実のある議論と、それに北朝鮮の行動が伴ってくることについては、日本も是非、望むことです。そのことが進んだら拉致問題は軽んじてよい、という見解を持つ国はないと確信しています。

(問)北朝鮮の新しい外務大臣が、総連問題や色々な過去の問題を持ち出して、かなり痛烈な日本批判を行っているようです。月内に行われる予定の作業部会に向けて、先行きが思いやられるような気もするのですが、この受け止めに関してお願いします。

(副大臣)ARF(ASEAN地域フォーラム)は、北朝鮮が参加しているアジアで唯一のスキームですから、北朝鮮の外務大臣が参加している限りにおいては、拉致その他について、いない席よりもまとめにくい側面というのは当然あるでしょう。しかし、北朝鮮の外務大臣や代表等が拉致その他について厳しい発言をするのは驚くことではなく、これまでの繰り返しだと受け止めておりますから、だからといって問題解決への捉え方を日本政府が変えなければならない理由は、全くないと理解しています。

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