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記者会見

副大臣会見記録(平成16年11月)


INDEX


・ 副大臣会見記録(11月25日付)
 ・ 副大臣会議(小泉総理のAPEC首脳会議出席及びチリ公式訪問)
 ・ 日中関係


・ 副大臣会見記録(11月18日付)
 ・ イラク・ムサンナー県に対する支援
 ・ 日朝実務者協議


・ 副大臣会見記録(11月11日付)
 ・ ヤーセル・アラファト・パレスチナ暫定自治政府長官兼パレスチナ解放機構(PLO)議長のご逝去
 ・ 日朝実務者協議
 ・ イラク邦人人質事件
 ・ 国籍不明潜水艦の領海侵犯


・ 副大臣会見記録(11月4日付)
 ・ イラクにおける邦人人質事件
 ・ 米国大統領選挙
 ・ 日朝実務者協議
 ・ 日韓首脳会談






副大臣会見記録 (平成16年11月25日(木)10:34~ 於:本省会見室)

・副大臣会議(小泉総理のAPEC首脳会議出席及びチリ公式訪問)

(谷川副大臣)本日の副大臣会議では、小泉総理のAPEC首脳会議出席とチリ公式訪問について報告しました。APEC首脳会議では、それぞれ首脳が率直な議論を展開し、大変な成果がありました。第一は、WTO新ラウンドの推進及びFTAへの対応につき有意義な議論が行われた他、我が国の提案により「構造改革実施のための首脳の課題」が採択されました。また、汚職・腐敗対策や、知的財産の保護強化の重要性についても合意されました。第二に、テロ・不拡散対策で優先的に取り組むべき事項や、エネルギー安全保障の強化策にも合意を得ました。また、総理から、北朝鮮の核問題については、引き続き六者会合プロセスを通じてその平和的解決に取り組む旨述べると供に、拉致問題の解決に向け、各メンバーに理解と支援を重ねて要請しました。また、米国、中国、ロシア及びインドネシアの首脳とも個別に会談を行いました。まずブッシュ大統領とは、日米安保や日米経済を含む日米関係、北朝鮮、イラクといった課題について、今後とも緊密に連携し取り組むことを確認しました。胡錦濤国家主席とは、二国間関係のみならず、地域・国際社会の平和と安定のために、日中関係が極めて重要であるとの認識を共有し、未来志向の日中関係を構築していくことで一致しました。プーチン大統領とは、来年初めの同大統領の訪日を再確認するとともに、大統領訪日に向け、平和条約交渉及び幅広い分野での協力を精力的に進めていくことが確認されました。ユドヨノ大統領とは、同国の民主化・経済改革努力への支援を継続していく旨伝え、特に投資環境の整備が重要であるとの点で一致しました。チリ公式訪問についは、ラゴス大統領と会談を行い、経済面を始めとする二国間関係及び国連等での協力を促進していくことで一致しました。今後とも、アジア太平洋経済協力の推進及び日・チリ友好関係の増進に向けて努力していきたいということを述べ、報告を終えました。

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・日中関係

(問)中国との会談は非常に率直なやり取りで、特に靖国神社参拝問題を巡って立場の違いがはっきりしたわけですが、こういう中で日中関係を改善するための方策は何かありますか。

(谷川副大臣)小泉総理ははっきりものを述べる方であり、中でも靖国神社参拝については自分(小泉総理)の認識をしっかりと述べられたと聞いています。その上で、胡錦濤主席から、靖国神社には行かないようにしてもらいたいという話があったようですが、参るとも参らないとも言わなかったと私は聞いています。

(問)総理が靖国神社参拝を止めることが日中関係改善の鍵を握っているわけではなくて、他の方策で考えていくべきだということでしょうか。

(谷川副大臣)私はそう思います。靖国神社を参拝しないからといって、基本的に日中関係が急に改善するということではなかろうと思います。そういう意味では靖国問題は靖国問題として、別の方策で、今一番大事な時ですから、日本と中国がどういう形で本当に仲良くしていけるかということを模索すべき段階にきているのではないかなと思っています。

(問)ラオスでのASEAN+3での日中首脳会談の実現に向けて調整はしているのですか。

(谷川副大臣)(日中韓首脳会談については)現在進んでいるように聞いています。私は、何回も話をするということが非常に大事だと思います。是非ラオスでの会談も実現してもらいたいと思っています。

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副大臣会見記録 (平成16年11月18日(木)17:05~ 於:本省会見室)

・イラク・ムサンナー県に対する支援

(逢沢副大臣)冒頭、我が国のイラク支援について2点報告致します。
 まず、小型発電機の供与についてです。わが国政府は、イラク南部のムサンナー県サマーワ市の慢性的な電力不足に対処することを目的として、ムサンナー県電力局に対して、小型発電機9台の調達に必要となる総額約136万2千ドル(約1億4,980万円)の草の根・人間の安全保障無償資金協力を行うことを決定しました。この協力の実施により、サマーワ市内北部及び中心部における4地区の集合住宅1,260世帯、小学校及び上下水道ポンプに対して電力を安定的に供給することが可能となります。これを通じて同地区住民の民生の安定に資することが期待されています。
 もう一点は医療支援についてです。11月24日から12月17日まで、イラク・ムサンナー県の医療機関から医師10名を日本に招聘し、感染症対策の研修を実施いたします。研修で学んだ感染症治療、予防などの技術が、帰国後ムサンナー県の病院で広く活かされることを期待しています。

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・日朝実務者協議

(問)今日の国会答弁の中の日朝実務者協議に関することで、副大臣から150項目の質問に対して、北朝鮮側より8割以上9割近くの言及があったとの発言があったようでしたが、実際にどれだけの回答があって、その内容というのは疑問点が解消されるようなものだったのかどうか、その点をお聞かせください。

(逢沢副大臣)今日の衆議院外務委員会での質問に対する答弁で、150の調査項目に対して8割以上9割近くの回答、あるいはそれに何らかの形で触れるということも含めるわけですが、北朝鮮側から回答があったことについて答弁致しました。ご承知のように50時間近くに亘る日朝政府間のやり取り、協議を行いました。様々な角度から質問を行い、疑問点を質す、それに対して相手が何か発言をする、回答を持ってくる、調査をして発言を行う。それに対してまたこちらから問い質す、聞き直すということを行いました。こちらもいろいろと情報を持っているわけであり、そういったやり取りの中で、結果的に150項目のうち8割以上9割近くについて、何らかの形で回答、あるいは言及があったということです。なお、その中身については当然のことですが、膨大な議事録を正に精査しなくてはなりません。既にその作業には一部取りかかっているわけですが、十二分に精査の上、検証を行う、その上で新たな疑問が生じるかもしれませんし、続いて厳しい追及を北朝鮮側に対して行うという部分が浮かび上がってくる可能性も否定できないわけですが、まずは精査を十分行うという段階です。

(問)今述べられた新たな疑問が生じた場合に、また北朝鮮側を追求するという点について、実務者協議の枠組みというのはもう一度いつかの時点で考えなければならないというお考えですか。

(逢沢副大臣)今般の三回目の協議については、一回目、二回目と様々な意味で違うわけです。場所も北京から平壌に移し、何度も述べていますが、外務省、警察庁、支援室、19名に及ぶ大きなチームを組み、また事前に北朝鮮に対してこういう準備や用意をしておいてもらいたい等々、一回目、二回目よりかなりレベルの高い対応をしたのは事実です。その結果、約50時間に亘る協議が行われ、また全部が全部叶ったわけではありませんが、私達が希望していた十数名に及ぶ関係者との面談も実現しました。また必要と思われる箇所、地点、場所の視察等も行ったわけです。更に、持ち帰った物証もありますが、持ち帰った全てのものを精査し、今後、拉致問題の解決に向けてどのような方針を取るのが最も適切であるか、政府で慎重に判断をすることになるかと思います。

(問)今日の委員会で杉浦副長官の答弁だったと思いますが、ある程度精査をしたら幹事会を開いて対応を検討したいという発言があったと思いますが、これはどの程度期間がかかるとお考えですか。

(逢沢副大臣)当初予定していた日程も二日間延長したわけであり、50時間近いやり取りを行った、また北朝鮮もある意味で誠意を示そうとしたのか、要求していた関係者をわざわざ平壌まで移動させて、我々の事情聴取、面接に対応したということも含めて、かなりのやり取りを行いました。またその中には貴重な情報が含まれているわけです。それを精査し、今回第三回目の実務者協議全体の評価を行うにはかなり時間を要すると、今の段階では申し上げざるを得ないと思います。

(問)横田めぐみさんの今回提供された写真について、救う会の方から合成写真ではないかという疑惑が出されているのですが、こういった声が出ていることについてご存じでしょうか。

(逢沢副大臣)そういった指摘がなされているという事実については私共も承知しています。またそういうことが報道されているという事実についても承知しています。ご指摘の点も含めて、北朝鮮から提供された物品、物証についても十二分に精査、吟味を行う必要があると考えています。慎重に神経を研ぎ澄まして提供された物証、物品についての検証を行っていくと述べておきます。

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副大臣会見記録 (平成16年11月11日(木)15:30~ 於:本省会見室)

・ヤーセル・アラファト・パレスチナ暫定自治政府長官兼パレスチナ解放機構(PLO)議長のご逝去

・日朝実務者協議

・イラク邦人人質事件

(谷川副大臣)アラファト・パレスチナ暫定自治政府長官兼パレスチナ解放機構(PLO)議長のご逝去の報に接し、ご遺族並びにパレスチナ暫定自治政府及びパレスチナ人に対して、日本政府及び日本国民を代表して、心から哀悼の意を表したいと思います。アラファト長官は、1981年10月以来6回にわたり我が国を訪問され、我が国に知己も多く、友好関係を深めてこられました。アラファト長官の魂が安らかに眠られることを祈念しますとともに、パレスチナ人がこの悲しみを乗り越え、平和と繁栄実現のために引き続き邁進されることを心から希望します。我が国は、中東和平プロセスの前進なくしては中東地域の平和と安定は達成し得ないと考えており、「ロードマップ」前進に向け、パレスチナ支援を含め、両当事者の和平努力を積極的に支援していきたいと考えています。
 次に日朝実務者協議ですが、昨日に引き続き、本日11日午前9時30分頃より、藪中アジア大洋州局長は、金桂冠(キム・ケグァン)外務省副相との間で、約2時間、北朝鮮の核問題を中心に会談を行いました。当方よりは、核問題の早期の平和的解決のため、六者協議の年内開催を強く働きかけたのに対し、先方からは、六者協議を通じ平和的解決を図ることにコミットしていることが確認されましたが、早期に協議を再開させる環境にないとの話があったようです。これに対し、当方より、米国大統領選挙が終わったこの機会に、北朝鮮が前提条件なしに六者協議に応じることが重要である旨を伝えました。先方は、ただいま申し上げたことを繰り返しつつ、引き続き努力はしていきたい旨述べたようです。午前は、その後約1 時間半、調査委員会責任者である陳日宝(ジン・イルボ)局長との間で、安否不明の拉致被害者に関する再調査の問題について協議を行いました。同局長からは、昨10日、9時間近くにわたって先方の調査結果を聴取した訳ですが、本日の協議では先方の調査結果に対する様々な疑問点を突きつけ、更なる真相の解明に努めることとしています。現在、引き続き協議を行っていると承知しています。
 イラク邦人人質事件について、先般10月27日より、総理の命を受け、ヨルダンのアンマンに出張してきました。大変残念な結果には終わりましたが、私が福岡空港でご遺族に遺体の引き渡しを行いました。その時にご両親が私に対し、日本国政府及び外務省がいち早く行動を取っていただいたこと、一若者のためにやっていただいたことに対し、日本国に生まれてよかった、改めてお礼を申し上げますという言葉を頂きました。私も、日本が国民の安全、安心をどう守っていくのかということは、態度で示すべき必要があると痛感した次第です。以上、ご報告を申し上げ、皆様方の御協力、御理解に心より感謝し、御礼を申し上げたいと思います。

(問)日朝実務者協議ですが、核問題を協議した際に、北朝鮮が六者協議に早期に応じる環境にないと言ったことについて、何か理由は聞いておられますか。

(谷川副大臣)藪中局長から詳しい報告は聞いていませんので、分かりかねます。

(問)実務者協議では、昨日向こうの局長を9時間聴取したということですが、この中で今までの北朝鮮側の説明を覆すような安否情報というのはあったのでしょうか。

(谷川副大臣)現在の段階で、我々としてはまだ具体的な報告を受けていません。

(問)報告は北朝鮮から電話で外務省に入るのですか。

(谷川副大臣)そのようですが、なかなか音声も悪いようであり、向こうの事情もあります。連絡をとるのが難しいとの感じを受けています。

(問)今日の協議の場所も高麗ホテルでよろしいですか。

(谷川副大臣)確認できていません。

(問)場所の確認ですが、金桂冠(キム・ケグァン)次官とは北朝鮮外務省で会って、次の陳日宝(ジン・イルボ)局長とは高麗ホテルということですか。両方とも高麗ホテルですか。

(谷川副大臣)これについても確認できていません。

(問)アラファト長官の葬儀が明日カイロで開かれるようですが、日本政府からはどなたが出席されるのですか。

(谷川副大臣)早急に特使を派遣する必要があると思いますが、今官房長官と相談をしていますので、近々官房長官が発表されるのではないかと思います。

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・国籍不明潜水艦の領海侵犯

(問)潜水艦の問題ですが、これについて現時点での日本政府としての対応は。

(谷川副大臣)防衛庁より、追尾中と聞いています。その結果どうなるのかということについては聞いておりません。

(問)国籍が確認された場合の外務省の対応というのはどのようになるのでしょうか。

(谷川副大臣)その時の状況により、いろいろな判断をしなければならないと思います。はっきりと確認され、仮に法に違反するようなことがあった場合には、抗議等を行う必要があろうかと思います。現在のところは、まだわかっていません。

(問)それは外交ルートを通じてと同時に、当該国の大使などを外務省に呼びつけて抗議するということでよろしいでしょうか。

(谷川副大臣)今の段階でどういう手法を取るかということについては、申し上げにくいと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年11月4日(木)16:45~ 於:本省会見室)

・イラクにおける邦人人質事件

・米国大統領選挙

(逢沢副大臣)本日は冒頭にて特に私からお話することはないのですが、改めて、イラクで亡くなられました香田証生氏のご冥福をお祈り申し上げ、ご家族はじめご関係の皆様に心からのお悔やみを申し上げたいと思います。なお、今夕にお通夜、明日ご葬儀と聞いています。ご葬儀には、アンマンの現地対策本部長として、香田氏の解放のために尽力され、またご遺体と共に帰国された谷川副大臣に参列していただく方向で調整中です。
 米大統領選挙はご承知のとおりの結果です。総理からも再選されたブッシュ大統領にメッセージを届けられたと聞いています。
 既に発表していますが、11月9日から平壌において、日朝実務者協議が行われます。よりよい成果を得られるよう最善の準備をつくして平壌に乗り込むということです。私からは以上です。

(問)大統領選の結果なのですが、副大臣としての感想を頂きたいのですが。

(逢沢副大臣)4年前もそうでしたが、今回も大変な激戦であり、私も手に汗を握る思いで開票を見ておりました。最終的にはブッシュ大統領が再選を果たされました。オハイオ州の開票については、民主党側より暫定票の確認を厳重に行うべきではないかといった議論もあったやに承っていますが、ケリー候補自身も比較的早い段階で敗北を認め、大統領に電話をかけ、祝意を伝えたようです。感想としては、素晴らしい光景であったと感じた次第です。ブッシュ大統領は二期目に臨まれるわけですが、米国と世界の平和、安定、繁栄のために更にリーダーシップを発揮されるものと心から期待しています。また、日本にとり日米関係は最も大切な二国間関係です。正に世界の中の日米同盟、経済の面でも安全保障の面でもより同盟を強固なものにしていく不断の努力を続けていきたいと考えます。

(問)ブッシュ大統領の再選で六者会合の月内再開が期待できるのではないかという見方があるのですが。

(逢沢副大臣)大統領も勝利宣言またそれに関連する発言の中で北朝鮮問題、とりわけ核の問題については、六者会合の枠組みを大切にしていきたいという趣旨を発言されています。次の六者会合がどのようなタイミングで開催されるのか、昨日、選挙の結果が出たばかりですので、今の段階で予断をもって申し上げることはできないわけですが、引き続き六者会合の枠組みを大切にして、それを活かすかたちで朝鮮半島の非核化を何としても実現していくという米国の基本方針は変わらないということが改めて確認されました。とりわけ、日米韓の協力体制、枠組みを大事にしながら、また、中国のリーダーシップにも期待しながら、適切に六者会合を動かしていきたいと思います。

(問)大統領の再選にからんでですが、イランの核開発問題について米国が強硬なのですが、これに日本政府としてはどのようにつき合い、対応していくのでしょうか。

(逢沢副大臣)イランについてはいくつかの疑問、あるいはもっと突っ込んで申し上げれば、疑念、疑惑があります。IAEAの勧告に忠実に則ったイランの誠実な対応を期待したいと思います。また国際社会もそのことに向けた働きかけをしていかなくてはならないと思います。私の記憶に間違いがなければ、英国、フランス、ドイツ、ヨーロッパの主要国がイランとの間で協議を行っており、いくつかの具体的な提案等も盛り込みながらイランの現実的なあるいはまた世界にとって責任ある対応を引き出すという努力が続けられていると理解しております。そのこともどのような方向に進むのか、注視をしなくてはいけないと考えます。

(問)日本の国会でイラクの自衛隊派遣延長をめぐって議論がもたれていますが、ブッシュ大統領再選がこの議論にどう影響すると御覧になっていますか。

(逢沢副大臣)12月14日で期限を迎えるわけですが、イラクの新しい国造りは、いわばまだまだ道半ばです。日本も引き続き国際社会の責任ある一員として、イラクの人道復興支援を引き続き支えていく必要があります。そのことは総理も外務大臣も累次の機会に申し上げているとおりです。ブッシュ大統領が再選されたことと日本のイラク支援政策が直接リンクをするものではないと考えます。国連の要請を受け、また、日本がもつ憲法、政治理念に忠実に従いながら、日本は日本の立場で、できる限りの人道復興支援を行うという政治判断のもとで新しい法律をつくり、努力を重ねて参りました。かたちはどうであれ、引き続きイラクの復興に日本として力をつくしていくということは、当然のことではなかろうかと思います。自衛隊の問題については、しかるべき段階で治安の問題、あるいはまた国際環境等、総合的に判断をして適切な結論を出していくと申し上げておきたいと思います。

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・日朝実務者協議

(問)日朝実務者協議なのですが、先月の末に北朝鮮側から横田さん、有本さんに関する資料の一部が日本側に提出されましたが、これをどのように評価されますか。というのは、これは誠実な対応であるという見方と情報を小出しにしているだけであるという、いろいろな見方がありますが、副大臣はどのように考えられますか。

(逢沢副大臣)とにかく、拉致問題の解決に向けて北朝鮮側が誠意ある対応をするということが何といっても大切です。過去2回の実務者協議の結果は甚だ不満足なものであり、本当に北朝鮮にこの問題を解決をしていくという意思や姿勢があるのか、率直に申し上げれば、疑いたくなる程のひどいものでありました。今回は、それを受け、場所も平壌に変え、外務省だけではなく、支援室、警察庁からも人を出して頂く、チームの編成はおそらく15-16人から場合によってはもう少し規模が大きくなるということもあるかもしれません。そして、事前の準備の段階から、過去2回の結果については、日本の世論、国民および国会の世論も大変厳しいものであるということはいくつかの機会で北朝鮮側に伝えております。10名の方の真相、北朝鮮に入国してからの経緯、そして、今現在どのようになっているのかということについて誠実な対応を促したいと思います。その一環として、パスポート等いくつかのものについて北京経由で日本に示されていることは、私としては北朝鮮が積極的に対応しようとする姿勢のあらわれの一環というように積極的に評価をしてみたいと思いますが、9日からの実務者協議においては、北朝鮮が誠意ある対応を示さなくてはならないと思います。既に協議の段階で、事前準備の段階で所謂調査委員会のメンバーに直接会う必要があることは強く申し入れをしており、またその方向で調整中と承っています。実際問題、なかなか難しいとは思いますが、いわゆる特殊機関の存在あるいは状況、拉致についてどのような役割を演じたのか、そういうことについても当然強く追及していかなくてはならないと思います。また、横田めぐみさんの元御主人というのでしょうか、キム・ヘギョンさんの父、この方が北朝鮮にいることは確実なわけでしょうから、当然、そういった方に直接面会をするということも、私としては必要なことと思っています。いずれにしても1回目、2回目とは全くレベルの違う中身の濃いやり取りをして、我が方が納得できる回答を一つでも二つでも、また、できるだけ多く引き出していくということに最善の努力をして参りたいと思います。

(問)横田めぐみさんの御主人の消息については、次回の実務者協議で要請していくということですか。

(逢沢副大臣)私としては、拉致問題の解決のためには避けて通ることができない一つのプロセスと考えます。

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・日韓首脳会談

(問)12月の日韓首脳会談の開催場所について、韓国内から軍国主義的意味合いが強いということで異論も出ているようなのですが、それについてどのように受け止められていますか。

(逢沢副大臣)それについてはまだ耳にしておりません。お互いに首都を離れて、ノーネクタイで本当にうち解けた雰囲気で日韓の首脳がざっくばらんに二国間関係や極東アジアの問題、世界の問題について話し合うということで、小泉総理も済州島で会談に臨まれました。従って、温泉地でもある鹿児島(指宿)で是非、盧武鉉大統領をお迎えをしたいというのが、総理の率直な素直なお考えと理解をしています。韓国側から異論が出ているということは、まだ耳にしておりません。

(問)確かにそのような温泉地ではあるのですが、征韓論の舞台になった地ということと、また、特攻隊の基地があったという歴史的背景から反発が出ているのですが、首脳会談の場所を一度決定したことではではあるのですが、改めて日本側としてはどうなのでしょうか。

(逢沢副大臣)先程、申し上げたとおり、首都を離れて日韓両首脳がノーネクタイで胸襟を開いて、くつろいだ雰囲気で二国間、地域、世界の状況を語り合おうということですので、私共としては、また、総理としては、温かく温泉もあるそういう場所に誠意をもってお迎えができればと考えているところです。

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