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記者会見

副大臣会見記録(平成16年6月)


INDEX


・ 副大臣会見記録(6月23日付)
 ・ 国連改革「ハイレベル委員会」関連京都会合開催
 ・ 「国連改革に関する有識者懇談会」最終会合の開催
 ・ イラクにおける韓国人人質殺害事件
 ・ 北朝鮮情勢(六者会合、ARF)


・ 副大臣会見記録(6月17日付)
 ・ エジプト・リビア出張
 ・ 米国議会独立調査委員会報告書
 ・ 曽我さん家族の再会問題


・ 副大臣会見記録(6月10日付)
 ・ 副大臣会議
 ・ 日露首脳会談(プーチン大統領訪日 他)
 ・ 六者会合


・ 副大臣会見記録(6月3日付)
 ・ 北朝鮮関連(六者会合及び作業部会、特定船舶入港禁止法案、日朝平壌宣言の遵守)






副大臣会見記録 (平成16年6月23日(水)11:20~ 於:会見室)

・国連改革「ハイレベル委員会」関連京都会合開催

(逢沢副大臣)外務省は、来る7月6日(火)、7日(水)の両日、京都において「ハイレベル委員会」関連京都会合を開催します。この会合は、川口順子外務大臣をはじめ、ハイレベル委員会の議長を務めるアナン・パンヤラチュン元タイ首相、銭其シン元中国副総理兼外相、緒方貞子JICA理事長等、ハイレベル委員会委員7名及び明石日本政府代表、横田洋三・国連改革に関する有識者懇談会座長等、日本、アジア、米国、アフリカ、EU等から有識者約20名程度をお招きし、開催するものです。御承知のように、アナン事務総長は昨年11月、テロや大量破壊兵器、破綻国家等の国際社会に対する新たな脅威に集団行動の下で対処するために国連を如何に改革するかという強い問題意識を持たれ、そのことを背景にハイレベル委員会を設立しました。ハイレベル委員会はこれまでに合計3回の会合を開催しており、今後、数回会合を重ねた後、本年末にはアナン事務総長へ報告書を提出する運びになっています。この会合において、国際社会が直面する新たな脅威への対応及び国連のあり方等に関する議論を深めると共に、ハイレベル委員会に対し我が国の国連改革に関する考え方を伝える予定です。

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・「国連改革に関する有識者懇談会」最終会合の開催

(逢沢副大臣)我が国の国連改革に関する考え方ですが、御承知のように有識者懇談会において鋭意議論を詰めており、国連改革に関する有識者懇談会の最終会合を来週6月28日(月)に開催します。川口大臣も基本的に有識者懇談会には出席していますが、昨年9月からこれまで合計7回の会合を開き、安保理改革、旧敵国条項の扱い、国連の行財政改革、邦人職員増強、この4点を中心に幅広い観点から国連改革について我が国の取るべき施策について議論を交わしてきました。28日の最終会合において横田洋三座長より、川口外務大臣に対し同議論を踏まえた最終報告書が提出される運びになっています。

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・イラクにおける韓国人人質殺害事件

(問)イラクですが、韓国人の人質が殺害されるという結果に終わり、川口外務大臣から談話が出ているようですが(ママ)、この事態をどのように日本政府としては受け止めていらっしゃいますか。

(逢沢副大臣)川口外務大臣から韓国の外交通商部長官宛にお悔やみのメッセージを届けました。イラクにおいて殺害された金鮮一氏の御冥福を心からお祈りしています。とにかく、無辜の民間人を殺害するという、まさに卑劣な行為であります。我が国として決して容認できるものではない、断固として強くこの行為を非難します。重ねて被害者の御家族及び関係者の方に深い哀悼の意をお伝え申し上げたいと思います。我が国としても、この事件発生以来、拘束されている被害者の方の一刻も早い開放のために、韓国側に対し情報提供をはじめとする可能な限りの協力を行ってきたわけですが、残念ながらこのような結果になりました。大変遺憾であると思います。重ねて深い悲しみとお悔やみの気持ちを申し上げたいと思います。

(問)その韓国の件ですが、武装グループの条件として追加派兵の撤退とか、そういうことが出ていたようですが、その件でこういう結果に終わってしまったということについてはどう思われますか。

(逢沢副大臣)韓国軍のイラクへの派遣、派兵は、イラクの再建、新しい国造り、人道的支援であると私どもは理解しています。その基本的な精神や立場に韓国政府の判断、決意に変わりはないと承知しています。我が国は我が国独自の判断で、人的にも資金的にもイラクの新しい国造りに、責任ある国際社会の一員として積極的に貢献してきましたし、これからもその用意があります。韓国をはじめ、国際社会と今まで以上に連携を密にして責務を果たしていきたいと考えており、基本的に韓国政府も同様の判断を確認されていると理解しています。

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・北朝鮮情勢(六者会合、ARF)

(問)六者会合ですが、日朝間の接触、交渉というものの予定というのは固まっていますでしょうか。

(逢沢副大臣)昨日、一昨日の作業部会を経て今日から六者会合が始まったわけですが、日朝間で既に若干の接触がありました。曽我さんとジェンキンスさん御一家の再会に関する調整の問題、また御承知のように横田めぐみさんをはじめ安否不明の10名の方々の再調査について、これは先の小泉総理と金正日総書記との首脳会談で、再調査については白紙に戻して行うということを先方から約束として取り付けています。その件に関しては今回の六者会合の場を通じて何らかの形で日朝の協議を行い、その場で意見交換を行いたい、また場合によっては先方からもたらされるであろう情報も受け取りたいと考えています。

(問)それはまだこれからということですか。既に接触があったというお話でしたが。

(逢沢副大臣)レセプション等の立ち話程度でそういった会話が交わされているわけですが、きちんとした日朝の意見交換の場を設けようということで申し入れをしています。基本的には先方もそれを拒否するものではないと理解しています。

(問)来週、ジャカルタの方でありますARFに北朝鮮の大臣が出席するという話もあるのですが、この際、日朝外相会談の予定というのはどうでしょうか。

(逢沢副大臣)その件については、今の段階で何も申し上げることはありません。

(問)六者会合の席上、日朝協議ですが、まだ正式な時期や日時は決まっていないという理解でよろしいですか。

(逢沢副大臣)日朝の意見交換の場がいつ、どのような形で設けられるか、今の段階ではまだ決まっていません。

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副大臣会見記録 (平成16年6月17日(木)11:05~ 於:会見室)

・エジプト・リビア出張

(逢沢副大臣)先週の6月6日から10日にかけ、総理特使としてエジプトとリビアを訪問いたしました。改めて、両国訪問について概要を御報告致します。エジプトでは、エル・バーズ大統領政治顧問、そしてムーサ・アラブ連盟事務総長等の政府高官と会談をいたしました。また、リビアではカッザーフィ革命指導者はじめリビア政府要人と会談を致しました。エジプトでは主として中東和平、イラク問題、そして中東地域における民主化改革の問題について意見交換を行いました。また、リビアにおきましては、リビアが大量破壊兵器の廃棄を決定したことを、改めて私から歓迎するという評価を伝え、またこれを契機に日本とリビアの二国間関係を拡大したいことを伝えました。特に注目すべき点として、エジプトにおきましては、丁度ガザからイスラエルが撤退するといった大きな動きの中にありました。たまたま、シャローム・イスラエル外相がカイロを訪問しておられた時期に遭遇しました。ガザ地区からの撤退に向けてエジプトも積極的に関与する、支援するという姿勢を出していたわけですが、そのガザからのイスラエル撤退を円滑に実現するための協力を日本に求める、協力をしていただきたいという期待表明がありました。具体的に考えられることは、財政的支援、資機材の供与、あるいは広い意味での人材の育成、教育、人作り、そういうことも視野に入るかと思いますが、浦部大使にエジプト政府と十分詰めるようにと指示を致しました。リビアにおきましては、カッザーフィ革命指導者と2時間以上に渡り、かなり突っ込んだやり取りを行うことができました。日本とリビアの二国間関係をどのようにして発展させていくか、またイラク問題、中東の民主化改革の問題、またアフリカの抱える諸問題の解決について等々幅広く懇談を致しました。また、注目の北朝鮮については、リビアは自らの意思決定で大量破壊兵器を廃棄をするということを決定し、そして今まさに査察も受け入れ、大量破壊兵器に関する施設の廃棄、破壊、あるいは国外への持ち出し、その過程にあります。そうしたリビアの大きな政策転換に北朝鮮も見習うべきだという趣旨の発言を今までもカッザーフィ革命指導者は行ってきたわけですが、私から、北朝鮮に対してもリビアと同じような政策を取るように、リビアから北朝鮮に対して強く働きかけて欲しいという趣旨の申し入れを致しました。それに対しましてカッザーフィ革命指導者からは、北朝鮮に対してはこれまでも働きかけを行ってきた、今後も働きかけを行っていくという発言がありました。また、私から北朝鮮の核やミサイルについての情報の提供についての申し入れ、依頼を行いました。それについて、カッザーフィ革命指導者、ガネム首相、あるいはシャルガム外相ともそういった趣旨のやり取りを行いましたが、今後の対北朝鮮外交、あるいは北東アジア全体の安全確保の問題、あるいはいよいよ来週第三回六者会合が開かれるわけですが、そういったこととの兼ね合いもあります。中身について申し上げることは差し控えたいと思いますが、引き続きそういったことも含めて、リビアとの二国間関係を政治的にはもちろんですが、経済面、あるいは人的な交流面、あらゆる面で拡大を進めていきたい、そのように考えております。

(問)リビアとの関係ですが、今後不拡散協議といったリビアとの二国間協議を行う予定とかそういった方向で調整を進めているとか、そういった話はありますか。

(逢沢副大臣)私が小泉総理の親書を持ってリビアを訪問し、両国の間で二国関係を発展させる必要がある、また発展させたいという認識で一致したわけであります。それをベースに政治対話、あるいは経済交流、あるいはあらゆるレベルでの国民間の交流、そういうものを活性化していきたいと思っておりますが、とりわけリビアは大量破壊兵器を廃棄するという大きな意思決定をし、まさに現在進行形で、そのことが査察も含めて確保されつつあるわけです。日本とリビアの軍縮・不拡散協議についてこれは是非やっていかなければならないという認識を持っております。いつ頃、どういうレベルで行うかということについて、外交ルートで事務的に詰めていく必要があるわけですが、日本・リビア軍縮・不拡散協議の開催について我が方としても積極的な姿勢を持っているということは申し上げておきたいと思います。

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・米国議会独立調査委員会報告書

(問)米国で、9.11の同時多発テロについての超党派の独立調査委員会の報告書が出まして、当初の計画だとアメリカではなしに、日本、シンガポール、韓国なども同時に攻撃する計画だったということですが、そういった事実について外務省として承知しておられるかということと、この報告書をどのように受け止めているかということをお聞かせください。

(逢沢副大臣)独立調査委員会の報告がなされたということは報道によって承知しています。その中身をどのように受け止めるか、どのように分析するかということにつきましては、目下その報告を受けて、政府として、あるいは外務省として、どのように分析を進めていくかについては鋭意検討中、あるいは分析中という段階であります。これ以上のコメントは今の段階では申し上げられません。

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・曽我さん家族の再会問題

(問)今朝の新聞報道で曽我さんの一家再会場所としてインドネシア・バリ島で最終調整なのではないかとありましたが、現在どのような状況でしょうか。

(逢沢副大臣)某紙が大きくそういう趣旨の報道をされたということは知っておりますが、曽我ひとみさん、ジェンキンスさん、そしてお二人のお嬢さんが落ち着いたよい環境で水入らずでお話いただける最適な環境を責任を持って用意していくために調整中であります。それ以上申し上げることはございません。

(問)再会場所を決めるにあたって、どのようなことが条件になってくるのか、あるいは検討材料となっていることはどういうことなんでしょうか。

(逢沢副大臣)これは今までも度々申し上げてきましたが、幾つかの要件を整えなくてはいけないということがあります。総理も述べておられましたが、何と言っても曽我ひとみさん御自身のお気持ち、お考えを最も大切にしながら、できるだけ意に添うような形で、良い時期、良い場所が選ばれる、決定されるということに最善の努力を尽くしております。

(問)曽我さんが発表された手記の中で、娘さんの誕生日である7月23日までになんとかという気持ちを述べられていますけど、その点は外務省としてもやはり考慮なさるのでしょうか。

(逢沢副大臣)そういうお気持ちを手記の形で表明されたということは承知しております。いずれにいたしましても、今申し上げた通り、落ち着いた良い環境で家族水入らず、これからのことについて十分話し合っていただける最適の場所をできるだけ早く提供できるように引き続き努力を重ねております。

(問)再会場所は最終的にどういう手順を踏んで、北朝鮮政府側と話を進めていくことになるのでしょうか。

(逢沢副大臣)当事者のお気持ちの確認もあります。そういうことも含めて責任を持って、事務的に調整していくということに尽きようかと思います。

(問)北朝鮮側には、北京に難色を示している曽我さんの気持ちというのは既にお伝えになっているのでしょうか。

(逢沢副大臣)先の日朝首脳会談でそのことについても金正日国防委員長が発言されています。ひとつひとつ個別具体的に北朝鮮に伝えるということよりも、とにかく人道的な観点、家族が離ればなれになっているというのは自然な形ではないという趣旨のことを金正日委員長も述べられたわけです。そういうことを受けて、できるだけ早いタイミングで、それぞれの当事者の望んでおられる環境をできるだけ満たすような場所で水入らずの時間を作るということで、日朝双方が努力をしなければならないということであると思います。

(問)その努力をしなければならないというのはわかるのですが、その気持ちというのは既に北朝鮮側に、首脳会談以後大分経っていますけれども、それはお伝えしているという理解でよろしいのでしょうか。

(逢沢副大臣)ひとつひとつのことについて申し上げることは差し控えたいと思いますが、目的は曽我ひとみさん、ジェンキンスさん、お二人のお嬢さんが良い環境でできるだけ早く水入らずで話し合っていただける場を用意することであり、その目的のために努力、調整を続けているということであります。

(問)水入らずでお話になる期間なんですけれども、曽我さんサイドはゆっくり、できれば数ヶ月かけて暮らすというような状況をイメージしてらっしゃるようですが、その認識は外務省も共有してらっしゃるのでしょうか。

(逢沢副大臣)そういった中身のことについて、今の段階で、確定的なことを申し上げる段階ではないと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年6月10日(木)14:40~ 於:会見室)

・副大臣会議

(阿部副大臣)本日の副大臣会議について特に申し上げることはございません。

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・日露首脳会談

(問)サミットで行われた日露首脳会談の感想というか、受け留めを一言いただけますか。

(阿部副大臣)日露首脳会談において、プーチン大統領の訪日が確認されましたので、日露関係が更に進展することを期待したいと思います。なお、懸案になっています川口大臣のロシア訪問についても、できるだけ早く実現し、進展に向けての歩みを続けたいと思います。国会の理解を得た上で、できれば今月中に訪露を実現させたいと思っております。私もサポートしていきたいと思っています。2005年初めに訪日したいというプーチン大統領の意向表明がありましたので、六者会合等々含め、日露関係がより一層進展することを期待したいと思っております。

(問)併せて日露首脳会談ですが、ロシアパイプラインを含め、エネルギー政策についての今後の計画のようなものをプーチン大統領から小泉総理に手渡したとのことですが。

(阿部副大臣)申し訳ございませんが、パイプラインのことについてどのようなやり取りがあったのか、なかったのかについて情報を持ち合わせておりません。予断を持った発言は控えた方がいいと思っています。

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・六者会合

(問)六者会合の日程は、23日から26日という報告が出てますけれども。

(阿部副大臣)前回の六者会合で6月末までに開催するということを決めていますので、それに向けての日程を調整中です。それに向けての作業部会の日程も決まっていくことになりますが、日程はまだ確定しておりません。

(問)六者会合ですが、6月末までに次回に協議を開催することに合意しているにもかかわらず、この段階まで来て日程がまだ正式に決まっていない理由について、副大臣はどのように分析してますでしょうか。

(阿部副大臣)特段の理由があって長引いているというよりも、まだ6月10日でございますので、6月末ということであればもう少し時間的な余裕がありますので、近日中に日程も決まっていくのではないかと思っております。何か障害があってそうなっているということではないと理解しております。

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副大臣会見記録 (平成16年6月3日(木)16:40~ 於:会見室)

・北朝鮮関連(六者会合及び作業部会、特定船舶入港禁止法案、日朝平壌宣言の遵守)

(問)六者会合の日程ですが、23日から25日で固まったという報道があるのですが、いかがでしょうか。

(阿部副大臣)そういう報道があったということは先程聞きしました。6月末ということは前から予定されていますが、日程は未確定です。今のところコメント出来ることはありません。

(問)六者会合を3日間やるとして、それに先立つ2日間が作業部会という報道ですが、そうしますと作業部会という必ずしも結論を出さなくていいものをやって、それから引き続いて六者会合に入ってしまう。こういうパターンというのはあり得るのでしょうか。一応作業部会をやって、その中身を吟味した上で六者会合に臨む、そういうパターンというのは。

(阿部副大臣)その辺はいろいろ対応があり得ると思います。通常のパターンと言いますか、望ましいことは事前に作業部会を行い、ある程度詰めるところは詰めて六者会合に結び付けていくことが普通のスタイルであり、出来ればそう願いたいと思っています。作業部会の時期も未定です。

(問)今日の衆院本会議で北朝鮮を念頭に置いた特定船舶入港禁止法案というのが可決されたのですが、外務省としてはこの圧力カードというものの使い方についてどう考えていらっしゃるのでしょか。

(阿部副大臣)私どもの国の主権の範囲内でいろいろな対応をしようということだと思いますので、あまり圧力という意識で考えるのは、必ずしもどういうものかと思います。総理も訪朝され、かなり際どい、いろいろな交渉をされました。扉は開きましたが、なかなか容易に成果が出て来にくいところですので、いろいろな用意をしながら実際のタイミングを見て対応策を考えていくという意味において、立法府としての一つの材料の提供なのではないかと考えています。政府として、だから今すぐどうするというのは、これは総理が平壌で申し上げたとおりであり、その辺は、しっかり相手の方で分かってもらいたいと強く思います。

(問)今の質問に関連してですが、副大臣から見て現在の北朝鮮は日朝平壌宣言をきっちり遵守していると見えますか。

(阿部副大臣)評価はなかなか難しく、言ってみれば交渉と言いますか、いろいろな評点をつける作業中と言いますか、試験で言えば試験中ということではないかと思います。1回目、2回目と総理が行かれました。私たちにとっても十分納得の出来る状況ではないというのも事実ですが、2回目の会合では、金正日国防委員長が核、ミサイルについても、あるいは拉致についても、あるいは不明者についても向こうなりの判断に基づいた応答を行っています。その実現を期すために我々もしっかり注目していき、いろいろな対応を必要に応じて行っていくことには変わりないと思いますが、点数が何点ということをまだ行うべきではなく、これからの結果如何によることが全てではないかと思います。時宜適切に対応の措置を講じていくことはどこの国でもあるべきことであり、当たり前のことではないかと思います。

(問)そうしますと、今の話の続きになりますが、副大臣としては北朝鮮制裁をいつ、どのような形で発動するかという問題については、何を基準にどこを見た上で判断するのでしょうか。

(阿部副大臣)直接私が交渉を行っているわけではありませんが、通常の形態を考えますと、それぞれの立場があり、意見の食い違いがある中で、交渉を前進させるわけですから、一番大事なのは信頼関係、友好ということではないのですが、交渉の相手として信頼を維持することが一番大事であり、そこが揺らぐ時にはそれなりの考え方もあるいはとらなければいけない時もあるかもしれません。それが一番大事になるのではないかと私は思います。お互いの交渉ごとですから、その時、その時で安易に「圧力」をすぐ持ち出してくるというのでは交渉は成り立たない場面もあるのではないかと思います。基礎の基礎たる、ある種の信頼関係、交渉の相手としての信頼関係が壊されることのないように願いたいと思っています。

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