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記者会見

副大臣会見記録(平成16年5月)


INDEX


・ 副大臣会見記録(5月27日付)
 ・ 副大臣会議
 ・ 逢沢副大臣のロシア訪問
 ・ 北朝鮮(拉致問題)
 ・ サマーワ情勢


・ 副大臣会見記録(5月20日付)
 ・ 副大臣会議(総理の訪朝、在日ミャンマーエイズ患者)
 ・ 日朝関係(日本テレビ訪朝同行拒否問題、22日の外務省の体制)
 ・ 陳水扁・台湾総統の演説


・ 副大臣会見記録(5月13日付)
 ・ 副大臣会議
 ・ 逢沢副大臣の年金加入状況
 ・ 日朝政府間協議
 ・ サマーワ情勢


・ 副大臣会見記録(5月6日付)
 ・ ESCAP第60回総会出席及び香港訪問
 ・ 日朝間非公式協議
 ・ イラク(米軍によるイラク人捕虜虐待事件)






副大臣会見記録 (平成16年5月27日(木)11:40~ 於:会見室)

・副大臣会議

(逢沢副大臣)今朝9時から官邸において副大臣会議がありました。私から、先般の日朝首脳会談の概要について報告しました。また、総理に同行されました山崎副長官からも、同行の立場から報告を頂きました。その他、各副大臣から若干の報告等がありました。

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・逢沢副大臣のロシア訪問

(逢沢副大臣)5月30日(日)から6月1日(火)までの日程でロシアを訪問します。訪問するのはニジニ・ノヴゴロド市及びモスクワ市です。今回の訪問ですが、御承知のように昨年1月、日露首脳により日露行動計画が採択されました。その行動計画に基づいて幅広い分野において着実に日露関係が進展している中で、日露間のハイレベルの対話を継続していく、より強化していく、その必要性があると認識しています。その一環でロシア政府要人、ニジニ・ノヴゴロド市は沿ヴォルガ連邦管区の代表都市ですが、同市を訪れ、幹部と懇談するといった予定です。また6月下旬に川口外務大臣の訪露の計画もありますが、今回の私自身のロシア訪問を大臣の訪露に繋げていきたいとも考えています。

(問)今のところ、会談が決まっている相手方はどなたでしょうか。

(逢沢副大臣)出来るだけ高いレベルの方と意義のある会談をしたいと思い、現地の大使館、本省のロシア課を中心に今、日程の最終的な詰めを行っている段階です。

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・北朝鮮(拉致問題)

(問)この前、地村保志さんが帰国した時に、安否不明の方の情報を外務省等に伝えたという話を御本人がされましたが、昨日、私どもが横田滋さんと早紀江さんの2人に取材をして、地村さんが話をされた後にすぐに支援室にお二人が問い合わせをした、それに対して支援室が、今までお二人にお伝えしていない情報が幾つかある、それについては今後外務省等と話をしてお二人にお伝えしたいという答を返してきたという話を我々のところにしてくれました。改めてそういった情報の存在の有無と、横田さんを含めてそういった情報に関わる人に対して、外務省と支援室等と合わせてその情報を何らかの形で提供するという意思というか、そういう考えがあるかどうかということをお伺いします。

(逢沢副大臣)先般の日朝首脳会談を経て、地村さん、蓮池さんの5人のお子様が無事帰国をされたわけです。その後、地村さん、あるいは蓮池さん御自身が報道関係者、あるいはそれ以外の関係者の方に幾つかの発言をされていることは承知しています。今後の拉致問題の解決にあらゆる努力をしていかなければならないことは当然のことです。情報が必要です。北朝鮮に長くおられた御夫妻から問題解決のための貴重な情報が得られることは大変重要なことです。また、安否を本当に心配されている行方不明の10名の方々の御家族の立場から、少しの情報でも欲しいという強い気持ちをお持ちになっていることは当然のことです。そういった関係者全体の思いは当然踏まえながらということです。また北朝鮮は、金正日国防委員長が白紙に戻って再度本格的な調査をすることを総理に言明されました。その調査がどういうものであるか、厳しく見つめていかなければならないわけですが、我が方としても警察を中心にいろいろな情報を集めつつあります。そういうものを的確に繋ぎ合わせながら真相の究明に迫っていく体制を整えていかなければならないと思います。その一環として、今御指摘頂いた直接北朝鮮によって拉致され、相当長い期間北朝鮮におられた方々からもたらされる情報は大変貴重なものがあろうかと思いますが、機微に触れることでもあります。今、その情報の扱い、具体的な中身がどういうものになっているのか、あるいはどのように扱っていくのかということについて、今、現在進行形で動いている面もあり、個別具体的、明示的に、この場所で、このことについてはどうであった、このことについてはどう受け止めているということについて申し上げることは今の段階では出来ないということを理解頂きたいと思います。

(問)内容は別として、御家族がそういう提供を求めていらっしゃることに対して、当人にその情報をお知らせするという考えですか。

(逢沢副大臣)もちろん関係者の間で自由な会話がなされる、あるいは情報の提供がなされるということに対して、政府の立場でそれがいいとか悪いとか、そういうことではなかろうと思います。一番大切なことは、これは拉致をされた、そして私たちが強く、北朝鮮のどこかで生きていらっしゃるに違いない、そう信じている10名の方々の真相を一刻も早く明らかにしていく、これは北朝鮮もそのことを本格的に調査することを約束したわけですから、一刻も早く真相が明らかになることが一番大切なことです。目的はそこにあるという一点を大切にしながら、関係者の方の理解や協力を得ながら、貴重な情報だけに、その情報の扱い方、あるいは管理のあり方については政府が責任を持って慎重に扱っていかなければならないと思っています。

(問)同じく田口八重子さんのお兄さんの飯塚さんですが、これも昨日の夜のお話ですが、金賢姫元死刑囚に直接会って話を聞きたいという希望を持っていることを答えてくれたのですが、そいういった希望がもし政府側に対して何らかのアプローチがあった場合に、政府、外務省としてバックアップというかサポートなりをする可能性というか、考えというのはありますか。

(逢沢副大臣)これはまさに人道的な見地、観点から、関係者、御家族の方々の御希望を出来るだけ政府としても受け止め、御希望に沿うような努力はしていかなければならないと思います。確か田口八重子さんの息子さんのお手紙を彼女に託したという経緯もあったかと思いますが、ただ、韓国政府の考え方もあり、御当人の置かれている状況等もおそらくあるのだろうと思います。人道的な見地ですから出来るだけのことはしたいと思っていますが、御本人の置かれている状況、また韓国政府の立場や考え方もあるのだろうと思います。必要に応じて、両政府間でよく話し合うことになるのではないかと思います。

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・サマーワ情勢

(問)イラクのサマーワで何度か爆発音がしたということですが、事実関係として外務省ではどのように把握していますか。

(逢沢副大臣)現地からの報告によりますと、サマーワにおいて本日7時過ぎ、これは日本時間ですので、時差は5時間ですから、現地時間午前2時過ぎですが、サマーワ市内において爆発音が聞こえたとの報告がありました。その詳細について、現地において現在、オランダ軍、イラク警察等、治安関係者と連絡を取りながら事実関係が何であったかということについて情報を収集中です。自衛隊派遣部隊の宿営地に直接の被害、影響は出ていない、活動は順調に続いているということです。

(問)音は宿営地にいる方が聞いたということですか。

(逢沢副大臣)サマーワにおいて爆発音が聞こえたという報告の段階であり、それが何発であるとか、あるいは比較的近いとか、遠いとか、そういったことについては鋭意情報を収集中です。

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副大臣会見記録 (平成16年5月20日(木)14:30~ 於:会見室)

・副大臣会議(総理の訪朝、在日ミャンマーエイズ患者)

(阿部副大臣)本日の副大臣会議において外務省関連が2件ありましたので、簡単に報告申し上げます。第一点は、逢沢副大臣の方から、22日の総理の訪朝について簡潔に報告がありました。22日に日帰りで訪問するということで、議題としては、拉致問題はもちろん、核、ミサイル、あるいはその他のことも含め、何れにしても日朝平壌宣言に沿った日朝関係の前進を図るということをもって、首脳が直接会って話をするという総理の強い意向もあり、そのようになりました。
 第二は、在日のミャンマーのエイズ患者に関してです。2000年に副大臣の中で関連する4大臣、法務大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣、外務大臣、これに官房副長官を加え、困窮しているミャンマーのエイズ患者を、出来るだけ本人の意思に沿って帰国させようというプロジェクトのようなものを作りました。事務的には続けているのですが、新しく官房副長官も替わりましたので、特に杉浦前外務副大臣が今度新しく官房副長官になりましたので、副長官から改めて副大臣会議で引き続きやろうという提案がありましたので、私も了承し、他の関係副大臣も了承しましたので、私が窓口になり、次回に再開を提案するという話が出ましたので報告しておきたいと思います。事務的には5~6人の帰国を実現させ進んでいますが、まだ未整理のところもありますので、もう少し関係省庁が集まって打ち合わせをしたいと思っています。

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・日朝関係(日本テレビ訪朝同行拒否問題、22日の外務省の体制)

(問)日本テレビの同行拒否問題ですが、官邸の一秘書官の働き掛けが強かったという報道がありますが、これに対して外務省としては組織的にどういうルートでリストから外すということに繋がったか、その辺の説明をして頂けますか。

(阿部副大臣)よく分かりません。結局、官房長官が記者会見で言われたことに尽きると思います。私もそうした外務省への働き掛け等について承知していませんので、どのようなことだったのか私からコメントすることは出来ないと思います。何れにしても、官房長官の会見で尽きていると思っています。

(問)秘書官から外務省報道課への直接の働き掛けはなかったのでしょうか。

(阿部副大臣)個人的には承知していません。

(問)もしあったとしたら問題だとは思われませんか。

(阿部副大臣)いろいろな形はあると思います。事務作業のような形であったのか、それとも一定のそれらを良しとして判断したのかということはあると思いますが、今の段階で私には判断材料がありませんので、これ以上申し上げることは出来ないと思っています。

(問)総理訪朝の22日の外務省の体制というのはどんな感じになるのでしょうか。

(阿部副大臣)必要かつ十分なということになると思います。外務省全体としては大臣も私も在京ということになると思いますので、それぞれ手分けしながら体制を組んでいくことになると思います。まだ具体的な形を話すような段階には至っていないと思います。何でも対応できるという体制に出来るだけしたいということで考えていますが、まだ未定です。

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・陳水扁・台湾総統の演説

(問)台湾の陳水扁総統が就任演説をしましたが、この受け止めというのは。

(阿部副大臣)本日、就任式ということで、先程演説もあったようですが、わが国としては前から一貫して、台湾を巡る問題が当事者間でよく話し合いをし、平和的に解決することを強く望んできたということがあります。従って、わが国政府としては、今回、陳総統がどのような発言をするか大変注目したのですが、演説を拝見すると、陳総統は既に2000年の時点で就任演説においても「4つのノー、1つのない」ということを表明した経緯もあります。今回の演説においても、4年前の演説で提起した原則と約束はこれまでも変わっていない、将来の4年間も変わることがないと述べておられると思います。また、台湾海峡の現状が一方的に変更されることのないことを共同で確保し、「三通(通商、通航、通信)」を含む文化、経済貿易往来を推進してこそ、両岸人民の福祉と国際社会の期待に合致するということを述べておられたので、そうしたことに注目しています。中台双方が地域の平和と安全を重視して、早期に平和的な対話が再開されることを強く希望しているということです。何れにしても、わが国としては今後とも日中共同声明に基づき、台湾との関係は非政府間の実務関係として維持していくとの方針には何ら変わりはありません。

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副大臣会見記録 (平成16年5月13日(木)11:15~ 於:会見室)

・副大臣会議

(逢沢副大臣)定例の副大臣会議が午前9時から官邸でありました。連休中、海外出張された複数の副大臣からそれぞれ報告がありました。政府も一生懸命取り組んでいる都市と農村漁村の共生・対流に関することについて報告等がありました。私からは、次の日朝政府間協議のことについて種々の報道がなされているが、今現在、いつ、どこで政府間協議が行われるか確定している事実はありませんということを報告しました。

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・逢沢副大臣の年金加入状況

(問)国民年金の件ですが、未納期間があったという報告が事務所の方からあったと聞いていますが、事実関係を。

(逢沢副大臣)国民年金について、私自身の保険料の納入状況について正確を期すために一国会議員の立場で調査を行いました。昭和55年4月より国民年金をずっと掛け続けて今日に至っているわけですが、その間、大変残念ながら一時期、未納と申しますか、国民年金に加入していない期間があることが判明しました。平成4年12月26日から翌年平成5年8 月12日までの間、加入していないという状況が判明しました。加入していないということは、実態としては未納という取り扱いになるのかどうか分かりませんが、そのような状況でした。報道各社には、地元を通じて昨日の夕方の段階で明らかにしました。その期間、私は通商産業政務次官に在職していた期間であり、年金、保険共に通産省の職員という立場で保険料を納めることになっているものと勘違いしていました。国会議員として適切さを欠いた行為であったと反省しています。その他の期間については、きちんと月々の保険料を納めて今日に至っております。

(問)4月28日だったと思いますが、衆議院の外務委員会でこの件について質問があり、副大臣は一国民として適切に対応させて頂いているということを言ったと思いますが、その答弁は誤りだったということでしょうか。

(逢沢副大臣)年金の保険料については銀行振替で月々納めています。厳密に言えば離脱をしていた期間があったということですが、それを除くとすれば適切に納めていたということです。正確には、その期間のことについては適切さを欠いていたことを反省しているということです。

(問)答弁の時には未納期間があったということを把握されていたのですか。

(逢沢副大臣)把握していません。

(問)答弁をする前にもう一度正確を期して調べるということをなさっていたわけなのでしょうか。

(逢沢副大臣)適切に月々の保険料を納めているということについて、間違いないと思っていました。しかし、正確を期す意味で、これは厳密に調べてみる必要があるということで、その後、地元の社会保険事務所を通じ調べたところ、残念ながらそういう事実が判明したということです。

(問)厳密に調べないまま国会で答弁されたと。

(逢沢副大臣)そのように私は認識していたということです。

(問)重ねて年金の件で恐縮ですが、事実ではない答弁を国会でされたということで、これは今後、どのように処理されるのでしょうか。

(逢沢副大臣)そういう意味では、私の保険料の納入状況について質問の前に正確性を期しておくべきであったと思っています。どういうことが出来るのか、外務委員会、その他で質問があるということになるのかどうか。質問があるとすれば、適切に対応して参りたいと思います。

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・日朝政府間協議

(問)先程の副大臣会議でも御報告なさったということですが、次回の日朝の政府間交渉ですが、改めて次の開催の見通しについてお聞かせください。

(逢沢副大臣)5月4日、5日に日朝政府間協議が行われました。様々なやり取りがありましたが、報告できる範囲のことについては国民の皆様に報告申し上げています。引き続き政府間の協議を行う必要がある、行おうということで合意しているわけで、次をどのタイミングで行うかについては政府間で今いろいろなやり取りの中で協議をしています。今現在、次がいつになるか、あるいはどこで行うかということが確定していることではないということです。

(問)日朝協議についてですが、G8外相会合に出席予定だった田中外務審議官が行くのを取りやめたというのは、これはいわゆる準備をするためということでしょうか。何があっても対応できるようにということで。

(逢沢副大臣)川口大臣がG8外相会合に出席されます。予定通り今夜、日本を発たれることになると思います。昨日の段階で田中外務審議官は外相会合に同行しないことを明らかにさせて頂いているということは承知していますが、それがどういう事由であるかについて、今、特に申し上げることはありません。

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・サマーワ情勢

(問)サマーワですが、オランダ軍が撤退を検討するとは言わないのですが、かなりオランダ国内の状況は厳しくなってきていると。この件について、今現在、外務省はどのように認識されていますか。

(逢沢副大臣)大変残念な事件が起こりました。自衛隊は人道復興支援活動に積極的に対応しているわけで、従来からのことですが、安全を十分確保しながら人道復興支援を鋭意積極的に進めていくというその大方針にいささかも変わりはないと申し上げておきたいと思います。事件の全貌について、まだ必ずしも十分承知していませんが、容疑者と見られる者は既に拘束されて、事件の解明、捜査は進んでいると承知しています。

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副大臣会見記録 (平成16年5月6日(木) 16:00~ 於:本省会見室)

・ESCAP第60回総会出席及び香港訪問

(阿部副大臣)先般、ESCAPの第60回総会に出席しましたので、その概要について報告します。25日から29日まで、上海においてESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)総会に、その後、香港を訪問し、政府関係者等との意見交換を行ってきました。26日、上海においてESCAP第60回総会閣僚会合があり、首席代表として演説を行いました。会合の目玉の一つでもありました「アジアハイウェイ道路網に関する政府間協定」に署名してきました。同時に、こうした機会を利用して、参加国の要人と会談を行いました。ワンチュク・ブータン外務大臣、ソー・ター・ミャンマー国家計画・経済開発大臣、ニエン・ベトナム外務大臣、ズラビシビリ・グルジア外務大臣とそれぞれ会談を行い、意見交換をしてきました。また、上海には日系企業の進出が盛んですので、日系企業関係者との懇談を行いました。上海はもの凄い勢いで膨張しているという印象を率直に受けました。高層なビルが、東京などと違い30数階のビルで一面に繋がっているようなところで、ある意味では不動産の投機的な部分も生じていると連想させるに十分という感想を持ちました。28日には香港において、ビザなし渡航が実現出来、また日本訪問時にお会いした曽蔭権(ドナルド・ツァン)政務長官と会談を行ってきました。併せて、香港に出ている日系企業についても見学し、かつ懇談の機会を持ちました。香港はさすがに英国が長年培ってきた都市ですので、非常にしっかりした都市計画の下で、狭い敷地の中でよくやっているのではないかという印象でした。

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・日朝間非公式協議

(問)日朝交渉があったわけですが、成果と今後の交渉の見通しについて伺いたいと思います。

(阿部副大臣)4日、5日、日本からは田中外務審議官と藪中アジア大洋州局長が北京に行き、日朝の非公式協議を行ったわけですが、拉致問題をはじめとする諸問題について時間をかけて真剣に率直に議論を行いました。協議の内容等についてここでお話しするのは適当ではないと思います。ただ、会議全体として次回への協議をきちんと約束をされたようですので、これからの成果を期待したいと思います。

(問)次回以降の見通しというか、時期的なものというのはまだ。

(阿部副大臣)時期的なものはまだ出ていないようです。その辺のことについては北京の大使館等を通じた外交ルートを中心に詰めていきたいと思っています。私の受けた報告ですと、先方の対応も前回とは違って、かなり真剣に考えて受け止めて対応していこうという印象だったと聞いています。

(問)拉致被害者の蓮池薫さんが家族の帰国状況が見込めない中で、総理に再度訪朝してもらってほしいということを表明していますが、副大臣はどのようにお考えですか。

(阿部副大臣)一部報道等にも「総理訪朝か」という話も出たようですが、先方も真剣にこちら側の話に耳を傾け、継続的に協議をしていこうということになっていますので、現時点で話の中身について、こういうものであったということは差し控えていくべきではないかと思います。

(問)被害者の方からそういうふうにしてほしいという声が出ていることについてどう思いますか。

(阿部副大臣)お気持ちは良く分かりますし、将来的に事態の進展如何によっては、そのようなことはあり得ないと否定をするつもりはありませんが、具体的に今どうだという段階ではないと言わざるを得ないと思います。
 お気持ちは良く分かります。

(問)今回の協議は前回2月の時に行われたものに比べれば前進は図られたのでしょうか。

(阿部副大臣)何が前進なのか、まだいわば途中段階ですので、100メートル競走の50メートルまで来たというようなものとは違うのではないかと思っています。どのような成果が出るのか、まだ途中の話ですので、何らかの前進を出来るだけ早く図れるように期待したいという気持ちを申し上げざるを得ないのではないかと思います。どこまでが成果でここまでが成果ではないということを申し上げるのは適当ではないと思います。

(問)来週の作業部会でもまたこのように日朝間の接触というのはあるのでしょうか。

(阿部副大臣)具体的には私も報告を聞いていませんが、これからの協議の仕方によってはいろいろな可能性があるのではないかと思い、あまり原則論にこだわらずに行っていくべき問題ではないかと思います。

(問)原則論にこだわらずにやっていきたいと今副大臣はおっしゃいましたが、日本側の即時無条件の帰国を求めるという原則論にこだわらないということですか。

(阿部副大臣)そういう意味ではありません。原則論は原則論ですが、応酬で何度も何度も終始するというだけでは前進にはならないので、非常に抽象的な言い方で恐縮ですが、一歩でも二歩でもまず前進するという意味で具体的な方策に結びつくような協議をしようということです。そのような成果が出るようにこれから進めていくのが適当ではないかと思います。即時無条件帰国というのは原則であり、そのことを放棄して行うことではありません。大筋の原則論の言葉の応酬だけに留まらず、具体的な方策を考えていく時期ではないかと思っています。家族の方々のことを思うにつけ、むしろそういったことについて、ぶつけるだけで事が済むというわけではありませんので、具体的な成果を得るための方策はやらなければいけない時期に来ているような気もします。

(問)北朝鮮の関係ですが、前回2月にやった協議と今回、間があいてようやく実現したのですが、引き続きの協議は出来るだけ早くやった方がいいと副大臣はお考えですか。

(阿部副大臣)一日を置かずという意味ではありませんが、再協議をしましょうと、どちらかと言うと正常な形で約束頂いているのではないかと思いますので、お互いが持ってきたところだと思いますので、それを大事にしてやっていくのが適当ではないかと思います。時が経てば何とかなるということではないだろうと思いますので、可能な限り早く何らかの成果に結び付くように行われるのが適当であろうと思います。

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・イラク(米軍によるイラク人捕虜虐待事件)

(問)イラクですが、米軍によるイラクの捕虜の虐待等、こういう問題が明らかになりまして、一部では何人か殺害していたということまで明らかになっていますが、どのように受け止めていらっしゃいますか。

(阿部副大臣)一言で言いますと、既に皆様方の報道等で出ていますように、大変遺憾なことだと思っています。恥ずべきこと、あってはならないことではないかと思います。米軍自身も深刻に受け止め、調査を行うと共に軍事法廷での訴追、処罰も検討する、具体的な動きに着手していると聞いていますので、そうした適切な措置が取られることを期待しているということです。

(問)問題の背景として、捕虜の身分が戦時捕虜なのか、あるいは犯罪人としての囚人なのかということがはっきりしないことが背景にあるのではないかということも言われていますが。

(阿部副大臣)通常の戦争による軍人対軍人というのとは違った要素、背景もあるのかなという感じがあり、通常の軍人同士の対応とまた違った受け止め方をされた面もあるいはあったのかなと思いますが、事実関係について詳細を承知していませんので、論評することは適当ではないとは思います。通常の軍人対軍人で行った戦争とは違う形が背景にあるのかなと、個人的にはそのような推測も成り立つと思っています。



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