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記者会見

副大臣会見記録(平成16年4月)


INDEX


・ 副大臣会見記録(4月22日付)
 ・ 副大臣会議(邦人人質事件)
 ・ 中朝首脳会談


・ 副大臣会見記録(4月18日付)
 ・ イラクにおける邦人人質事件


・ 副大臣会見記録(4月15日付)
 ・ 副大臣会議
 ・ イラクにおける邦人人質事件


・ 副大臣会見記録(4月8日付)
 ・ 副大臣会議
 ・ アジア不拡散セミナー(海での協力)の開催
 ・ アフリカン・フェスタ2004の開催
 ・ イラク情勢
 ・ 日朝関係


・ 副大臣会見記録(4月1日付)
 ・ 西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合
 ・ シー・ジュウヨン国際司法裁判所所長の来日
 ・ 日米合同委員会(日米地位協定に関わる刑事裁判手続き)






副大臣会見記録 (平成16年4月22日(木)11:10~ 於:本省会見室)

・副大臣会議(邦人人質事件)

(逢沢副大臣)本日、午前9時から官邸において副大臣会議が開かれました。私から邦人人質事件について、現地の緊急対策本部のことも含め報告を行いました。出席された方から今回の事件について若干の質問、やり取りがありました。自己責任原則のことについて、あるいは渡航情報の周知徹底のあり方等についてやり取りがあったことを報告致します。

(問)自己責任や渡航情報についてはどのような意見が出たのでしょうか。

(逢沢副大臣)とにかく自己責任原則で情報をしっかり収集し、自らの責任で自らの安全を確保することが大前提であるとの共通認識を持っているわけですが、一方、外務省が出します渡航情報、特に危険情報をどのように周知徹底するか、海外に行かれる方、あるいはいろいろな国を訪れる方にどのように伝達をするかといったことについて、いささか工夫の余地があるのではないか、あるいはより工夫をするとすればどんな手段、方策が考えられるのか、そういったやり取りがありました。私どもが発出する渡航情報には4種類あるわけですが、その中でイラクをはじめ最も治安の悪いところについては危険情報を出しています。その中で最も強い情報は退避勧告ですが、その勧告という表現、言葉を含め、渡航される方、海外に出ていらっしゃる在外邦人の方々により一層正しく状況を認識して頂くための言葉の使い方、あるいは伝達の手段といったことについてのやり取りでした。在外邦人の安全確保は政府、外務省の大切な役割であることは今後もそのとおりです。より工夫出来るところは工夫をしていかなかくてはならないという認識を持っています。

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・中朝首脳会談

(問)先に北京で行われた中朝首脳会談についてですが、日本政府として中朝会談の中身について中国側から説明があったのかどうか、また会談の結果について政府としてどう受け止めているのか、これについてお伺いしたいのですが。

(逢沢副大臣)金正日総書記が中国を訪問されたということは報道もされていますし、私どもも承知しています。中国首脳との間で中朝関係、あるいは核問題について意見交換が行われたと承知しています。金総書記は対話による平和解決の立場を模索する、そして引き続き六者会合のプロセスに積極的に参加する旨、表明されたと承知しています。私どもは、基本的にそういった表明について前向きに受け止めたい、今後の6月までに開かれる予定の第3回目の六者会合、あるいはその事前準備の作業部会の早期開催に良い影響を与えることが今回の会談から是非期待したいと思っています。いずれ中国から外交ルート、その他を通じて今回のやり取りの中身について日本側に伝達がある、また私どもから機会を得てその中身について伺うことになろうかと思います。

(問)作業部会の開催時期ですが、これまでは4月開催ということに、各国、期待感があったようですが、現状ではいつ頃になりそうだという見通しでしょうか。

(逢沢副大臣)関係国の努力により、出来るだけ早い機会に開かれることを期待していますが、明示的にいつ頃その作業部会が開かれることになるのか、まだ時期を決めきるところまで至っていないと理解しています。

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副大臣会見記録 (平成16年4月18日(日)22:00~ 於:会見室)

・イラクにおける邦人人質事件

(逢沢副大臣)本日イラクで人質となっていました高遠菜穂子さん、今井紀明さん、郡山総一郎さんの3名と共に帰国致しました。また現地アンマンの日本大使館より、安田純平さん、渡邉修孝さんの2名も無事アンマンに到着をしたとの報告がありました。5名の方々全員が無事、3名の方々は帰国をされ、2名の方は無事ヨルダンに出国をしました。本当に嬉しく思います。ご家族の方々、またご関係の皆様に心から喜びを申し上げたいと思います。
 今回の一連の事件に際し、政府と致しまして全力を挙げて身柄の保護に努めて参りました。その一環として、私は、3名の方々が拘束をされ、この事件が判明した翌日、ヨルダンのアンマンに行き現地緊急対策本部を立ち上げ、その責任者に就任致しました。ヨルダンのアンマンにおきまして情報収集、分析、事件の早期解決に全力を尽くしてきました。その間イラクの関係者、また関係各国、関係機関の方々に大変なご支援、ご理解とご協力を頂きました。ここに改めてお力添えを頂きました全ての皆様に心から感謝と御礼を申し上げたいと思います。
 しかし、なお引き続きイラクの治安情勢は予断を許さない状況下にあります。政府と致しましては、これまで退避勧告を発出した際、累次にわたり注意喚起を行って参りました。現在のイラクには入国をして頂くわけにはいかない、またイラクにいらっしゃる方は速やかに国外に退去するように強く勧告を行ってきました。今後とも海外に渡航される邦人の方々におかれましては、退避勧告が出ている地域への渡航はどのような目的であるにせよそれを控えて頂く、そして自らの安全については自ら責任を持つ、との自覚をもって自らの行動を律して頂くように改めて強くお願いを申し上げておきたいと思います。
 政府と致しましては人質を取る行為は許されざる犯罪と考えております。このような行為には屈せず、今後とも毅然とした態度で対応して参る所存です。また、イラクの秩序と治安の回復、そして政治プロセスの円滑な進展のためにも国際社会で引き続き協力をし、外交努力、また人道復興支援の実施に努めて参りたいと思います。

(問)退避勧告ですが、国内の議論の中に渡航禁止といった更に強い措置を何らかの方途で出せないかという議論が今出ていますが、アンマンに行かれて、副大臣御自身は退避勧告を更に強いものに出来ないかというお考えはありませんか。

(逢沢副大臣)私も今から数時間前に帰国をしたばかりです。この事件が発生して以来、日本国内で様々な渡航情報のあり方、あるいはある種の強制力を持った措置等が出来ないかという議論が巻き起こっているということについては承知をしています。今後、引き続き、国会でも議論がなされるものと承知していますが、まさに叡智を結集して新しいものが、どのようなものが適切であるかということについて、議論が深まることが望ましいと考えています。しかしいずれにしても、自らの安全は自ら守る、そういった自覚を一人一人の国民の皆様がお持ちいただくということがもっとも大切なことと思います。

(問)今日の対策会議の内容、犯人グループの特定を含めた事件の真相解明に向けた今後の取り組み、及び2つの事件の関連について現段階でどうお考えですか。

(逢沢副大臣)本日の対策本部では、私がアンマンの現地緊急対策本部の本部長としてどのような役割を担い、またどのような活動を行ってきたかということについて報告をさせて頂き、必要な情報交換、意見交換を行いました。3人の方が無事解放されて、大変良かったわけですが、この事件の全貌について是非知りたいという国民の皆様方の素朴な気持ちがあることはよく承知しています。しかし、考えてみますと、この3人の方々の解放に際し、多くの方々の大変な協力を頂いてきました。そういった協力を頂いた、あるいは情報を提供頂いた方々の安全、あるいは今後にも当然配慮していかなくてはなりません。また、複数の国の複数の方々がなお人質に取られている状況もあります。十二分にそのことにも配慮していく必要があります。また今後、このような事案が起こらないようにするためにどのように行動するのが最も適切であるかということについても思いを致していかなくてはならないと考えています。そういった全体を考え、私どもはこのことについて非常に慎重に対応していく必要があるという認識を持っています。

(問)解放された3人に対してどんなお話をされたのかということと、帰国に際して非常に暗い表情で帰ってきているようですが、3人の精神状態というのはどういうものだとお見受けられますか。

(逢沢副大臣)昨日、アラブ首長国連邦(UAE)の現地時間ですが、バグダッドからUAEのドバイに三名の方は移動されました。その後、現地のアメリカンホスピタルで健康診断、メディカルチェックを受け、一段落された時に私は病院を訪ね、それぞれ個別にお目にかかりました。その内容は昨日、ドバイの会見でも申し上げたとおりで、無事解放されて本当に良かったですね、よく眠れますか、食欲はといったようなことで声をおかけしました。それぞれの方から素直な返事がありましたが、三名の方から、大変多くの方に心配をかけたこと、また、迷惑をかけたことを申し訳なく思うといった言葉がありました。詳細については若干、プライバシーにかかわることでもありますので、この辺りで御勘弁を頂きたいと思います。

(問)ドバイでの聴取では、3人が拘束されて解放に至るまでの経緯とか、そういった詳しい聞き取りというか、聴取はされていないということですか。

(逢沢副大臣)私自身はわずか数分の会話ですので、そういった細かいやり取りは直接行っておりません。

(問)ドバイは逢沢副大臣の他にどういった方々が彼らにお話を聞かれましたか。

(逢沢副大臣)外務省員も当然バグダッドから付き添っています。とにかく3人の方に今一番必要なことはリラックスをして頂く、休憩を取って頂く、肉体的にも精神的にも疲労をまず取って頂いて、通常の状況に早く立ち戻って頂くということが一番大切と思っています。しかし、事件に遭われたということは事実ですので、必要に応じて適切にその事実関係についてはお話を伺っています。

(問)今回、政府も外務省も退避勧告に伴って、強硬に残留したことによる事件発生というのは、ある意味で自己責任の原則を貫かれていますが、今回の一連の、現段階で救出に向けてかかった経費と、本人たちへの負担分はどのようになっているかというのを、現段階で分かりうる数字をお聞かせください。

(逢沢副大臣)そういった議論、あるいは要請をしたらどうかという声があることは承知していますが、まだ事件が解決してあまり時間も経っていません。いずれ、適切な対応をすることになろうかと思いますが、現段階で明示的にこれはこのようにするということはまだ申し上げる段階ではなかろうと思います。

(問)今後、3人の事情聴取は外務省が中心になりますか、それとも警察当局が中心になるのでしょうか。

(逢沢副大臣)外務省は外務省として必要に応じて話を伺うということになると思います。また、健康の許す範囲で今現在までも若干の話は伺っていると承知していますが、他省庁のことについて私は言及をする立場ではなかろうかと思います。

(問)それに関連して、明日あたりに3人の方から改めて外務省に来て頂いてお話を聞くとか、そういう予定はありますか。

(逢沢副大臣)それは特に承知をしていません。

(問)対策本部はいつ解散するのですか。

(逢沢副大臣)これについてもどのようにするか、今後適切に対応していく必要があろうかと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年4月15(木)11:35~ 於:会見室)

・副大臣会議

(阿部副大臣)今朝8時半から副大臣会議があり、他の案件に先立ち私からイラクに関連して新たに2人の邦人が拘束されたという話について触れさせて頂きました。内容を簡単に申し上げます。本日午前0時半にイラクにおいて2人の邦人が拘束されたとの未確認情報が外務省にもたらされました。その後の種々の報道によれば、14日、安田純平氏と渡辺修孝氏の2名が拉致されたとのことです。外務省としては、現在のところ事実関係そのものについて確認中です。コメントとして、8日に誘拐された3人の日本人に続き民間人が更に拘束されているということが事実だとするならば、政府としては解放に向けて全力を挙げて取り組むということが基本です。同時に、既に3人の邦人の人質事件が起きている中で、再発防止のために、イラクに滞在しているプレス関係者を含めた日本人に対し、イラクからの退避勧告を出し続け、再三再四に渡り注意を促してきている中で、再度、本件のようなことが発生したことは極めて遺憾であることを申し上げました。同時に各省におかれてもこのような状況をきちんと認識され、周知徹底を最大限努力して頂くことを出席の副大臣にも申し上げました。

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・イラクにおける邦人人質事件

(問)お分かりになる範囲で結構ですが、今の件について具体的に2人の安否確認に向けてどういう作業をしているのか、そしてどういう作業が必要なのか、その点について教えてください。

(阿部副大臣)個別具体的に申し上げることはどうかと思いますが、もちろん在外公館、関係各団体、関係機関、そのような抽象的な表現しか出来ませんが、あるいは邦人、外国人問わず確認し、その後に繋げていくように努力するということしか申し上げられません。

(問)イタリア人の拘束されていたメンバーが1人殺害されたということが確認されたようですが、これについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

(阿部副大臣)そうしたことについて、特に他国等の状況、あるいは他の人質事件との関連云々について、この場で取り上げること自体が必ずしも適当ではないと率直に思っています。日本の政府、あるいはこの場での私の発言で、どのような評価をしたかということがいろいろな形で伝わっていきますと、それはそれで一定の効果があるし、そのような事件が発生している中での発言ですので、慎重を期したいと思います。申し訳ありませんが評価的なことについては申し上げることは出来ないとお考えください。

(問)殺害されたイタリア人、あるいはその前に殺害されているドイツ人、いずれも警備会社に雇われていた元軍人ですが、そういうこととの関連性というのはどうでしょうか。人質とされた後に殺害されたことについて、元々、警備員だからとか、そういうことの関連性というのはどのように。

(阿部副大臣)今申し上げたことと同じで、私は今お答えするきちんとした材料を持ち合わせていませんし、感想的に申し上げることはむしろ適当ではないと申し上げたいと思います。

(問)最初に拘束された3人について、今日で1週間になりますが、やや長引いているような印象も持ちますが、その辺についてはどうでしょうか。

(阿部副大臣)そのとおりであり、私どももそうですが、あるいは御家族の方なども大変お疲れになっている様子も散見していますので、一日も早い解放を願って、これからも努力していくつもりです。私ども外務省の職員にしても、もちろん国会も開かれていますし、他の件もある中で頑張っているわけですので、今日までの経過というのはいろいろ苦労があったと思いますが、体が続く限りというとオーバーですが、そのような気持ちで、場合によっては交替制ということも考えながら努力していきたいと思っています。皆様からも御理解と御支援を願いたいと思います。

(問)昨日になって、退避勧告を出している国がありますが、イラク全土の治安情勢について今の段階で外務省としてはどのように見ていらっしゃいますか。

(阿部副大臣)相当緊迫しているからこそ退避勧告を再三再四に渡り出しているということです。かつて私どもの大使館員も殺害されたところであり、大使館もぎりぎりの意味で存在しているという状況です。だんだん良くなっているとは言えず、悪くなっているということも事実ではないかという感じを持っています。

(問)民主党などはイラク情勢の悪化を受けて、もはや非戦闘地域とは言えないのではないかと言っていますが。

(阿部副大臣)それは国会の党首討論等で行われていますので、それに私から付け加えることは何もありません。

(問)2つの日本人人質事件を通じて、退避勧告を出された地域へ渡航した先で遭うこうした事件を巡り、日本の人たちも自己責任というのは重要ではないかという議論が起きています。率直に副大臣は、個人的な見解でも結構ですが、そうした自己責任と法原則ということについてどう思われますか。

(阿部副大臣)公式とか個人的とかということでは敢えて申し上げませんが、いろいろな意味での渡航の自由、あるいはいろいろな基本権が保障されていますが、その基本権の裏付けとして、それぞれのことはそれぞれが責任を持つということを前提に組み立てられている民主主義社会だと私は思いますので、そのようなことからお考え頂かなければいけないことではないかと思います。従って、みんなで共通の気持ちを持って対処しなければいけない事態が起きた時にどのように自由というものが行使されねばならないのか、法的な問題と同時に、あるいはそれ以前の問題として私は自由、人権のあり方と、自己責任との関連をもっと深くお考え頂くことも必要なのではないかと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年4月8日(木)11:40~ 於:会見室)

・副大臣会議

(阿部副大臣)副大臣会議において逢沢副大臣から先般の川口外務大臣の訪中について、既に皆様御承知のとおりですが、かいつまんで報告があったことを申し上げておきます。日程とどのようなテーマが取り上げられたかについての簡潔な内容でした。

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・アジア不拡散セミナー(海での協力)の開催

(阿部副大臣)外務省においては5月16日から30日まで、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を対象として、「海での協力」という副題を付け、「アジア不拡散セミナー」を開催致します。このセミナーにはカンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイを含むASEAN諸国の海上法執行、いわゆる核兵器、大量破壊兵器等の不拡散を共通のテーマにして、これを実際上どのような形で行っていくのかについてのセミナーを実施することで政府関係者が参加する予定です。このセミナーは昨年12月、日本・ASEAN特別首脳会議で合意された不拡散における日本とASEANの協力関係の強化の観点からアジアにおける包括的な不拡散体制強化のために必要な技術的支援をJICAの研修事業により行うもので、海上保安庁をはじめとする関係省庁の協力を得て、特に海上における警備も含め、法執行に焦点を当てた講義や視察等が予定されています。本セミナーを通じ、不拡散という共通目標に向けた分野における日本とASEAN間の協力が更に強化されることを期待しています。これからもどのような形でこの協力体制を作っていくのか、2回目、3回目を開催するかどうかについては、まず1回目を行ってみた上で、これからの課題だと思います。

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・アフリカン・フェスタ2004の開催

(阿部副大臣)「アフリカン・フェスタ2004」を5月15、16日の両日に日比谷公園を会場として開催する予定です。アフリカ開発会議(TICAD III)を先だって開催したばかりですが、アフリカ開発会議のプロセスの一環として、国内の幅広い各層の方々に、アフリカという距離的に遠いところに対する理解と関心を高めて頂くことを目的に、平成11年度以降、毎年開催してきており、今年が6年目になります。是非皆様方も御覧頂き、かつ、国民へ関心を持って頂けるように御協力を頂ければありがたいと思います。今回はアフリカのリズムを取り入れた音楽活動を展開しているシンガーソングライターの白井貴子さんを総合プロデューサーにお迎えし、テーマソングの作曲や、コンサートの開催、御自身もセネガルにいたことがあるということですので、御自身のアフリカ体験などに関する講演も行って頂く予定です。その他、アフリカ文化全般についてのレクチャー、ダンス、楽器の体験、日本ではなかなか見られない民族衣装の着付けなども楽しめます。様々な展示コーナー、アフリカンフードコーナーなども実感できる多彩なプログラムが予定されていますので、御関心を持って頂ければ幸いかと思います。併せて、その日を機会に在京アフリカ外交団主催の「アフリカ・デー」のシンポジウムも計画しており、これについては外務省も大いに支援していきたいと思っています。アフリカ連合(AU)の前身であるアフリカ統一機構(OAU)の創立記念日である5月25日に合わせ、国連大学において「アフリカ・デー」シンポジウムを併せて開催する予定ということを申し添えたいと思います。

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・イラク情勢

(問)イラクのサマーワで自衛隊の宿営地の近くに迫撃弾らしきものが落ちたということですが、事実関係についてどのように把握していらっしゃいますか。

(阿部副大臣)現地の部隊からの連絡によりますと、現地時間7日の23時過ぎ、時差は5時間ですので日本時間で今朝の4時過ぎになりますが、サマーワの宿営地の近くで爆発音が3回あったという連絡があり、その旨確認したところです。より詳細なことについては夜明けを待って調査をした上で、更に報告を待ちたいと思います。爆発音については、迫撃砲又はロケット砲のものとも思われるということも言われていますが、現在、現地においてオランダ軍及びサマーワ警察等と連絡を取りつつ情報収集を行っているところであり、夜明けを待ってもう少し詳しい情報が入ってくればと思います。

(問)実際に弾が着弾したとか、そういう情報は入っていませんか。

(阿部副大臣)今のところ、宿営地の内か外かという意味では宿営地の近くでという表現ですので、それから言うと宿営地内ではなかったのではないかと思われます。

(問)着弾したというのは確認されているのですか。

(阿部副大臣)爆発音があったということで、着弾したとか、狙われたとかいうことは確認されたわけではありません。少なくとも、宿営地内ではなかったということは確認できるのではないかと思います。

(問)自衛隊は今、宿営地の外での活動を見合わせているということですが、今回の事態の究明等、そういう意味では差し障りがあるのではないかと思いますが、その辺はいかがですか。

(阿部副大臣)常日頃から出来るだけ外に出た時の警備、いろいろな意味での対応というのは慎重にということで心がけていると思います。私どももそのように報告を受けていますが、今回の事件についてすぐ活動に大きな支障が出るかどうかということは、現時点では確認は出来ていませんし、まだちょっと早いと思っています。より詳細な調査の上での判断になるだろうと思います。

(問)自衛隊は調査のために、今回は外に出て行かないのでしょうか。

(阿部副大臣)調査のためにはしばらく出ないことを決めたという報告は聞いていません。

(問)事前にサマーワの宿営地が狙われるとか、攻撃を受けるという情報は何かあったのでしょうか。

(阿部副大臣)私は事前に承知しているわけではありませんし、自衛隊の方にも何らかの情報があったということは確認出来ていません。

(問)外務省のサマーワのスタッフの皆さんには、何か特別な注意とか、指示とかは出しているのでしょうか。

(阿部副大臣)外務省の職員については、自衛隊の円滑な活動ということを念頭に置きながら、外務省独自の活動、前から申し上げていますように、まだまだ不十分ですが、自衛隊の活動と同時にODAその他の活動も車の両輪だということを申し上げています。そのことも念頭に置きつつ、行動についてはまだまだ十分な安全が確保されているわけではありませんので、慎重にということは常日頃から申し上げていて、様々な安全上の配慮をした上で行動するようにと申していますので、これからもしばらく同じような態度で対応することになるだろうと思っています。

(問)イラク国内でアメリカ軍とシーア派やスンニ派との衝突も広がっているようで、サマーワでもそういうことがあって、今後の自衛隊の派遣なり、活動なりに影響というのは、外務省としてどういうふうに考えていらっしゃいますか。

(阿部副大臣)確かに報道等によって伝えられているところによりますと、いろいろな内部の動きがあり、シーア派の内部での様々な動きがあったりしますので、必ずしもいい方向に向かっているわけではないと憂慮していますが、当初予定した6月末の政権移譲、それに続く復興への道筋についての段取りが、現段階で大きく変更しなければならないというところまでに至っているとは考えていません。そうした展望を持ちながらこれからも出来ることを最大限、努力していきたいと思っています。

(問)一連のイラクの戦闘でアメリカ軍がモスクを空爆したということが報じられていますが、宗教施設というのは攻撃の対象とすべきではないという考え方があって、例えば日本が今、国会に締結の承認を求めているジュネーブ条約の追加議定書などでも、宗教施設を攻撃してはいけないという規定があるかと思いますが、米軍のモスク攻撃がそういうことに照らしてあまり望ましくないのではないかという見方もあるようですが、その辺、どのようにお考えでしょうか。

(阿部副大臣)正確に確認したわけではありませんが、モスクそのものの攻撃ということよりも、その先にある、ある建物の爆撃ということで、あたかも外見上はモスクを爆撃したように見えるのかもしれまんせんが、その先にある建物の爆撃を行ったことを、そのように受け取られているのではないかということもあります。私どもとしては、まだ直接、モスクそのものを爆撃したという確認、情報に接していません。一般論として言えば、やはりあくまでも宗教施設というのは平和を念願するための施設だろうと思いますし、その限りにおいては、そうした宗教心を尊重するというのが通常のあり方ではないかと思いますので、そういうことが安易に行われることがないように希望したいし、機会があればそのようなことも私どもの自衛隊にも何らかの形で通じることがあればと願っています。

(問)モスクの先の建物を狙ったということについては、アメリカ側からそういう説明を受けていらっしゃるということですか。

(阿部副大臣)そのようなことを確認と言いますか連絡を受けたという話は聞いていますが、現地に行って確認したわけではありませんので、そういったことについて責任を持った回答は出来ませんが、そういうことではなかろうかと思っています。

(問)それはアメリカ側からの話ですか。

(阿部副大臣)そういうことになります。

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・日朝関係

(問)今回の山崎さんと平沢さんの大連での会談についてですが、これまで政府側は2人か、2人のうちの1人でも結構ですが、政府としてこれまで事情を聞いているのか、いないのか、その事情聴取の経緯はどうなっているのか、この点について説明してください。

(阿部副大臣)少なくとも私ども外務省、あるいは外務省の担当官として、お二人から、あるいは関係者からこの問題について話を聞いたということは承知していません。私ももちろん致していません。

(問)聞いていないのですか。

(阿部副大臣)私は直接聞いていません。直接、お一人お一人に会って、責任ある方が状況についてどうだったということを聞いたという話はないと思います。

(問)確認ですが、副大臣の御認識としては、少なくとも現時点、今の記者会見の時点まで外務省、あるいは政府の関係者が2人から事情を聞いたという事実の報告は受けていないということですか。

(阿部副大臣)そのとおりです。

(問)逢沢副大臣は聞いたと言っていますが、要するに阿部副大臣には連絡がいっていないということですか。

(阿部副大臣)私がということで、それ以上確認しようがありませんので先程の答えになったものです。もちろん一議員としていろいろな形でお聞きになることもあるかもしれませんが、それは何とも言えませんが、外務省を代表するものとして聞いたという話は、私の方では聞いていません。

(問)逢沢さんは外務副大臣ですから、逢沢さんがお聞きになるというのは外務省としてお聞きになるということではないのですか。

(阿部副大臣)逢沢副大臣にそのような話(記者からの質問)がありましたということでお聞きしておきたいと思います。

(問)外務省として公式に認知されていないということだと思いますが、話の内容として、報道ではありますが、帰国方式についていわゆる家族の方による出迎え案にはこだわらないという話が出ていますが、それについてはどのように。

(阿部副大臣)先の日朝会談の時にも申し上げましたが、私どもの立場を相手側にも伝え、北朝鮮側も然るべきルート、外交ルートを通じてということだと思いますが、何らかの返事をしましょうという返答があったと聞いています。きちんとした政府間のルートを通じて話があるものだろうと思っています。

(問)仮にそういう提案が来た場合というのは検討に値するのでしょうか。

(阿部副大臣)来てみないと分からないというのが本心です。相当あれからも時間が経っていますし、正直言って何故だろうということを思わずにはいられません。少し急いでもらいたいという思いを強めているところですので、ある仮定に基づいてあれこれということは控えたいと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年4月1日(木)11:15~ 於:会見室)

・西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合

(逢沢副大臣)今日から新しい年度であり、新年度もよろしくお願いをいたします。最初に私の方からふたつご報告申し上げます。
 以前にもこの場所で報告した記憶がありますが、来る4月5日、西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合が開催されます。これは、コソボにおける紛争終結後で最大規模となりました暴動後、国際社会がコソボを含む西バルカンの問題を討議する初めての場となります。大変重要な閣僚会合であると承知しております。西バルカン各国の閣僚に加えまして、コソボからレジェピ暫定自治政府首相、この方はアルバニア系の方ですけれども、UNMIK(国連コソボ暫定行政ミッション)代表団に参加をする形で来日、出席をする予定です。コソボ問題に関する当事者の参加を得まして、暴動事件後の新たな情勢を踏まえた今後の取り組みについて、国際社会のコンセンサス形成を目指したいと考えております。我が国としても、治安対策も含め、平和構築のための協力を続けていく、そのことをこの閣僚会合の場で表明したいと考えております。また、この会合におきましては、平和の定着分野で西バルカン地域全体の共通の課題となっている民族の融和、あるいは「法の支配」の確立、そして経済発展の分野では、民間セクターの活性化、貿易の自由化、インフラ整備等々のテーマについて討議されることが期待されています。「平和の定着」についてですが、これは、2002年5月に小泉総理が初めて提唱をされたわけですけれども、その後我が国の取り組みとしては、例えばスリランカやインドネシアのアチェ等を中心に取り組みを行って参りました。しかし、今回の会合は、いわゆるヨーロッパにおける「平和の定着」に向けた取り組みを国際社会で討議する初めての試みとなります。「平和の定着」外交を進める我が国としましても、今回の閣僚会合を通じて、西バルカン地域の安定化の傾向を不可逆的なものとしていく。その強いメッセージを、国際社会に東京から発信していきたいと考えております。
 ご承知のように、この西バルカン地域の安定化はEUにとって最大関心事項のひとつであります。日・EU協力の一環という観点からも大変重要な意味を持っていると承知しております。
 また、この地域に対する我が国の経済協力は、「人間の安全保障」という観点、あるいは「平和の構築」といった視点、いずれを取りましても新ODA大綱の方針に合致するものであるという点についても申し上げておきます。

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・シー・ジュウヨン国際司法裁判所所長の来日

(逢沢副大臣)4月11日(日)から16日(金)まで、外務省の招待により、シー・ジュウヨン国際司法裁判所所長が来日されます。日程は調整中でありますが、総理への表敬、あるいは川口大臣とも会っていただきたいと思っております。また、司法関係者との懇談等々も用意されています。国際法上の論点について幅広い意見交換や討論を行って我が国の政策立案にも是非活かしてまいりたいと考えます。

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・日米合同委員会(日米地位協定に関わる刑事裁判手続き)

(問)日米地位協定に関わる刑事裁判手続きの交渉が先週ワシントンで行われまして、それを受けた日米合同委員会の目途というのはどのようになっているのでしょうか。

(逢沢副大臣)先週24日、25日とワシントンで刑事裁判手続きについてのやり取りを行いました。それを踏まえて、恐らくそう遠くない時に合同委員会を開くことになろうかと思いますが、今の段階で日程を申し上げるところまでに至ってはおりません。

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