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記者会見

副大臣会見記録(平成16年2月)


INDEX


・ 副大臣会見記録(2月26日付)
 ・ ハイチ情勢
 ・ 逢沢副大臣の訪中
 ・ 六者会合


・ 副大臣会見記録(2月19日付)
 ・ 副大臣会議(日朝協議、アザデガン油田他)
 ・ インド・パキスタン二国間協議
 ・ 日朝間協議


・ 副大臣会見記録(2月12日付)
 ・ 逢沢副大臣の東ティモール出張及びテロ対策閣僚会議出席
 ・ 日本対イラク・サッカー親善試合
 ・ 西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合の開催
 ・ 尖閣諸島
 ・ 北朝鮮(田中外務審議官と藪中アジア大洋州局長の訪朝)
 ・ イラク






副大臣会見記録 (平成16年2月26日(木)11:15~ 於:会見室)

・ハイチ情勢

(逢沢副大臣)御承知のように、今、ハイチ情勢は大変緊迫しています。外務省は23日、ハイチにおける在留邦人に対し退避勧告を発出しました。なお、在ハイチ大使館員は現地時間の25日午後2時半頃、日本時間で26日午前2時半頃、ハイチから陸路、隣国のドミニカ共和国に一時出国しました。大使館員は出国後も在ドミニカ共和国大使館においてハイチ関連業務を継続します。引き続き、ハイチに残留される邦人の方々との連絡に努め、出来る限りの邦人保護対策を講じて参ります。

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・逢沢副大臣の訪中

(逢沢副大臣)先般、22日(日)、23日(月)に訪中し、李肇星中国外交部長、王毅外交部副部長と会談しました。昨日から開かれている第2回目の六者会合の直前というタイミングもあり、北朝鮮情勢をはじめ六者会合の内容について有意義な意見交換をすることが出来ました。当然のことですが、1月の訪中に続き、日中関係の文脈においても、台湾、ITERの問題、イラクの復興支援に共同してあたれないかといったことについて意見交換をしました。有意義な交換だったと思っています。

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・六者会合

(逢沢副大臣)昨日から北京において六者会合が開かれています。先程、現地から、日本時間午前10時41分に2日目の全体会合がスタートしたという連絡がありました。今、午前中の全体会合が進行中と承知しております。今日、日本時間の午後4時に各国団長等による唐家セン国務委員への表敬が予定されていますが、その後の具体的な日程について、今現在明らかにするべきことはありません。既に発表していますが、昨日、初日の午前に全体会合がありました。また、午後には日朝会談がありました。午前中の会合については、各国が2 回目の六者会合に臨むにあたっての基本的な立場、また今回以降において目指すべき成果等に関する基調発言を行ったということです。全体的な雰囲気としては、非常に実務的な雰囲気の中で全体会合が行われたと承知しております。当然のことですが、各国がそれぞれの基本的な考え方を詳細に述べ合ったわけで、今日以降、議論が深まって、状況の打開、問題の解決に前進してほしいと強く期待しております。
 注目の北朝鮮のウラン濃縮計画のことですが、会合のルールとして他国の発言を具体的に紹介することについては差し控えることになっています。それが前提ですが、核問題について北朝鮮側の主張は、昨日の段階ではこれまでと大きく変わらなかったと承知しております。しかし、日本からは朝鮮半島の非核化という目標の実現のために、北朝鮮がウラン濃縮計画を含め、あらゆる核計画を速やかに廃棄するというコミットメントを行い、核計画を完全に廃棄する必要があると発言しました。日本以外にもこの問題について同様の観点から提起した国があります。日本の基本方針、核、ミサイル、拉致問題を包括的に解決する、その文脈の中には当然ウランの濃縮計画も含まれるという日本の立場を改めて申し上げておきたいと思います。
 昨日午後に行われた日朝協議ですが、まず25日、今回の六者会合の初日の午後にこの会合が開かれ、約1時間20分、日朝の代表者同士が席を同じくし意見を交わすことが出来たこと、拉致問題を日本は昨日の午前中の全体会合の中で包括的に解決すべき問題であると提起したわけですが、北朝鮮側からは特にそのことについて、けしからんとか、否定的な反応を示すことがなかった、やり取りは全体としては、内容的には厳しいそれぞれの主張を述べ合ったということですが、実務的に話をしているという印象であったようです。最終的に、やり取りの中身は金桂冠代表から本国の然るべきところに報告するということがあったようです。そういったことを全体的に評価しますと、先の平壌における日朝の会談に続いて、今回の六者会合の場で実務的な会合が持たれたことは意義があった、現在のところそのように評価しているところです。引き続き話し合いを持つことによって日朝間の意見の一致が見出せるよう、当然のことですが、拉致問題の解決に前進をはかっていく強い決意を持って臨んでいきたいと申し上げておきたいと思います。

(問)一部報道で、全体会合に先駆けて24日の夜に北京市内で齋木審議官と北朝鮮の李根副団長がお会いになり、3月中の日朝間の協議再開について概ね合意したという報道がありますが、これについて御報告は受けていらっしゃいますか。

(逢沢副大臣)そういう事実はないと承知しております。

(問)1月に与党政調会長が訪中した際に、中国側から、日本側が6カ国会議で拉致問題を議題として取り上げようとする動きを強く牽制したのですが、2月に公明党の神崎党首が訪中された時に、中国側は、この問題であまり牽制しないように見えました。この2カ月間の間、中国側の拉致問題の立場とか態度とかに変化が見られますか。逢沢副大臣が訪中された際に、中国側から拉致問題についての牽制があったかどうか、また今度の6カ国会談の再開についての中国の役割、特に拉致問題についての役割を副大臣はどのように評価していらっしゃいますか。

(逢沢副大臣)終始一貫申し上げていることは、日本の立場としては核、ミサイル、拉致の問題を包括的に解決して朝鮮半島の非核化を図る、また日朝間関係を前進させることが基本的な立場です。第2回目の会議を持つに至る過程の中で日中間、あるいは日中に限らず二国間で様々なやり取りがあった経緯はありますが、今申し上げた核、ミサイル、拉致を包括的に解決するという日本の基本的な姿勢は一貫しています。当然、六者会合でも拉致問題を正式に発言することは常に主張しているところです。それぞれの国はそれぞれの評価を持つこともあろうかと思いますが、そういった日本の基本的な姿勢について、米国からは基調報告の中で拉致の問題について特に個別具体的に取り上げて頂いたということにも接しているところです。先の私の訪中に際し、李肇星外交部長、王毅副部長との会談の中で、日本は冒頭発言の中で当然拉致の問題は取り上げます、藪中局長の最初の発言の中で当然このことについては言及するということは申し上げてきたわけです。特段、そのことについて中国首脳からどうということはありませんでした。

(問)日朝二国間の昨日の話し合いですが、原則的な立場の応酬、やり取りで終わったということですが、今回の六者会合はまだ初日が終わって何日かあると思いますが、この間に再度、接触を求めていくお考えとか、あるいは3月中にやりましょうという働きかけをしていくお考えとか、そういった点は如何でしょうか。

(逢沢副大臣)先の平壌でのハイレベル会合、そして昨日の日朝の協議、日朝関係を打開していく大切な2つの協議が持たれたわけです。北京で開かれている2回目の六者会合の間にもう一度本格的な協議の場を持つことになるかどうか、それは今日の全体会合、あるいは種々のやり取りの経過を見てみなければ分からないところもあると思います。もちろんあらゆる可能性は排除しないと申し上げておきたいと思いますが、全体の状況をどう判断するかにかかってこようかと思います。いずれにしても、次の協議が今開かれている六者会合の間になるのか、あるいはその他の機会になるのか、いろいろな可能性があるわけですが、適切に北朝鮮側と調整し、準備を整える、そう遠くない時に開くという方向は当然追及していくことになろうかと思います。

(問)先程、昨日の日朝間の接触で日本側の主張について金桂冠次官が本国に伝えるということでしたが、その伝えた結果とか、そういうものについて近く聞けるような機会というのはあるということなのでしょうか。

(逢沢副大臣)2月12、13日、長らく途絶えていた正式な政府レベルの協議が再開し、そして今回に繋がったわけです。北朝鮮を代表して北京入りをされた金桂冠次官、そういった責任ある立場の方が責任ある発言をなさったわけですので、昨日の今日というわけにはいかないかとは思いますが、正式な外交ルートを通じてそのことについておそらく返答があるのか、あるいはある一定期間を置いて、なければそのことについての返事、考え方を求めるというのは当然出てこようかと思います。

(問)昨日のバイの協議の中で、北朝鮮側から拉致問題の進展については米朝関係、もしくは核問題の進展にも関わるという発言があったと思いますが、これについてはどう受け取っていらっしゃいますか。

(逢沢副大臣)北朝鮮がどういう真意、意図でそういう発言をしたかということは、率直に申し上げて、今現在、断定的に申し上げることは出来にくいと思います。今回の協議のいろいろなやり取り、いろいろな発言を十二分に分析、吟味をしてみる必要があろうかと思います。もちろん日本としても、先程から申し上げているように、核、ミサイル、拉致の問題を包括的に解決し、日朝関係を正常化していこうという基本的な立場にあるわけで、そういうものにある意味では呼応する形で、敢えてそういった発言、表現をされたかとも思いますが、いずれにしてもその真意について慎重に分析をし、これからに備えていかなくてはならないと考えます。

(問)ある意味では核問題の進展がなければ拉致問題は進展しないというような意味にも取れると思うのですが、それについてはどうですか。

(逢沢副大臣)何と言っても朝鮮半島の非核化を前進させることを主の目的として今回の六者会合が開かれているわけです。日本もそれに積極的に対応しているということです。核問題の解決、拉致問題の解決、結果的に相関関係を持つというか、関係しあってくるというか、現実を考えますとそういう判断にある意味では立たざるを得ないということかとも思います。いずれにしても北朝鮮の真意、北朝鮮が何を本当に考えているかについて、関係各国とも十分意見のすり合わせをし、情報を集めながら分析し、適切に対応して早く問題を解決していく。拉致問題を早く解決していくということは本当に大きな、プライオリティの一番高い問題でもあるわけで、適切に対応していきたいと考えます。

(問)核の話で、北朝鮮側の主張はそれ程大きく変わったところはなかったとおっしゃいましたが、HEU(高濃縮ウラン)は完全に否定されているということですか。

(逢沢副大臣)先程申し上げましたように、六者会合全体の場で、それぞれの国がどのような内容についてどう発言したかということについて公表する、表に出すということは、会合のルールとして差し控えることになっています。従って、今の段階では従来までの北朝鮮の発言内容と大きな変化はないということで留めさせて頂きたいと思います。

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副大臣会見記録 (平成16年2月19日(木)11:20~ 於:会見室)

・副大臣会議(日朝間協議、アザデガン油田他)

(阿部副大臣)今日の副大臣会議には逢沢副大臣と私が出席致しました。逢沢副大臣の方から冒頭に日朝協議の報告がありました。併せて、今朝のニュース等でも出ましたアザデガン油田についての簡単な報告がありました。その他、鳥インフルエンザ問題、これは農水及び厚生労働副大臣から話がありました。同時に、長期的なテーマですが、少子化対策について若干の議論がありました。

(問)イランのアザデガン油田はどういう説明が副大臣会議ではあったのですか。

(阿部副大臣)油田については前から交渉を行っていて、ようやく今朝方、署名が行われ、開発の一つの道筋が出来たという簡単な説明でした。

(問)日朝協議については副大臣会議の中でどのようなお話、説明、意見が出たのですか。

(阿部副大臣)日朝協議については、既に何度か記者会見等でも申し上げましたとおりであり、その域から出ませんが、簡単な経過と評価、あるいはこれからの段取りについて、また、継続的にやっていくことになったという経過の説明が行われました。これについては他の副大臣からは特段の意見はありませんでした。副大臣会議としても、必ずしも事前のことだけではなく、それぞれの時宜適切なテーマについて発言していこうではないかということがあり、発言されたものと思います。特に新しいことはありません。

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・インド・パキスタン二国間協議

(阿部副大臣)インド、パキスタンの関係ですが、これについて私どもも重大な関心を持って見てきましたが、1月のバジパイ・インド首相とムシャラフ・パキスタン大統領との首脳会談における合意を受け、16日から18日にかけてインドとパキスタンの二国間協議が開催されました。その結果、今後、カシミール問題を含めて全ての二国間問題を平和的に解決するための協議を行っていく旨の両国間の合意が出来たことが伝えられております。我が国としても両国の関係改善、あるいは地域の安定にとって大変重要な進展として歓迎したいと思います。我が国としても両国の関係改善に向けた努力を高く評価すると共に、今後の両国間の協議で関係改善が更に進展することを強く期待したいと思っています。

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・日朝間協議

(問)日朝協議ですが、次回日朝協議の開催に向けて、現在、政府としてどのような取り組みをされているのか、また、今後いつ頃までに次回日朝協議を開催したいとお考えなのか、その点お伺いします。

(阿部副大臣)現実問題として六者会合がありますので、そのような全体の状況も十分見極めていかなければいけないと思います。同時に、今までの我が国の対応、核問題、拉致問題等の原則をきちんと堅持していかなければいけない。特に日米韓の意思疎通も非常に大事なことの一つだと思います。スケジュール的には、ともかく25日と近日中ですので、その動向、結果を見極めた上で対応していくことになろうかと思います。

(問)今の話の関連ですが、次回6者協議の場で、北朝鮮の担当者が米国の専門家であれ、あるいは日本の担当官であれ、いずれにせよ日本としては日朝協議を粘り強く求めていくという姿勢に変わりないということでよろしいですか。

(阿部副大臣)そういうことだと思っています。六者会合の場でも、拉致問題を含め日本の立場をきちんと主張し、解決に向けての前進を図るべく努力していきたい。このためには米韓等との協調も十分頭に入れて行っていくということになろうかと思います。

(問)6カ国協議の関連ですが、北朝鮮側の代表がどなたになるか把握されていますか。

(阿部副大臣)まだそこまで承知しておりません。

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副大臣会見記録 (平成16年2月12日(木)15:00~ 於:会見室)

・逢沢副大臣の東ティモール出張及びテロ対策閣僚会議出席

(逢沢副大臣)今朝、副大臣会議が官邸で行われ、先週1日から6日まで東ティモール、インドネシアのバリに出張したことを報告致しました。東ティモールでは現在、PKOで活躍している自衛隊の駐屯地を視察し、隊員の方を激励致しました。また、順次PKOを撤収する方向に入っているわけですが、それに伴い自衛隊が使用しておりました機材を東ティモール政府へ引き渡す、譲与することを順次行って参りましたが、今回も譲与の署名式典に出席したところです。またシャナナ・グスマン大統領等の要人との会談もさせて頂きました。なおグスマン大統領は今月23日から訪日されるということも付け加えておきたいと思います。また、インドネシアのバリでは、東南アジア地域におけるテロ対策についての閣僚会合が開かれました。4日、5日の2日間の日程で開かれたこの会議の結果、法執行機関協力、法的枠組み強化の2点について作業グループを設置し、今後、具体的な進展を図ることに合意が見られました。テロ防止関連条約には12の条約がありますが、我が国は12の条約全てを批准、締結しておりますが、南東アジアの国々の現状を見ますと、まだ十二分に条約の締結がなされていないという状況があります。一刻も早く早期締結をすることが、テロに脆弱な地域の一つと言われているこの東南アジア地域のテロ対策の強化にとり非常に重要であるということを重ねて主張致しました。そういった趣旨のことが両議長の共同声明に盛り込まれたということは一つの成果であったと考えております。かねて日本はこの地域のテロ対策強化に様々な形で協力して参りました。今後も警察能力の向上や海上警備等の分野で出来る限りの協力をして参りたい、また、その用意があります。なお、閣僚会議の場を利用し、オーストラリアのダウナー外務大臣、あるいはミャンマーのキン・マウン・ウィン外務副大臣等と二国間の会談も行いました。特にミャンマーとの会談においては、ミャンマーの民主化について、先方からかなり詳しいロードマップの説明がありましたが、私からも民主化について強く働きかけたことを付け加えておきたいと思います。

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・日本対イラク・サッカー親善試合

(逢沢副大臣)イラクのサッカーのナショナルチームが来日中ですが、今日の夜、日本代表と国立競技場で親善試合が行われます。今日の試合は、イラクにて同時テレビ放映がなされます。外務省としてそのことに協力させて頂きました。国の再建途上にあるイラクチームの渡航費用を助成したということについても事実関係として報告申し上げておきます。先程、イラク代表の団長であるアハマド・ラディ氏と会談を行いました。余談になりますが、アハマド・ラディ氏はかつてドーハの悲劇と呼ばれた1993年当時の名プレーヤであられたわけです。思い出を語りながら有意義な懇談をさせて頂きました。同時に、日本国民の友情の印として、記念品としてのサッカーボールをイラクチームに贈呈させて頂いたことも御報告しておきます。我が国政府は自衛隊が活動しているイラク南東部地域の市民のためにサッカーボールを含むサッカー関連の協力を行う予定です。そのことも併せて附言しておきます。

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・西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合の開催

(逢沢副大臣)西バルカン平和定着・経済発展閣僚会合を来る4月5日、東京において、我が国とEUの議長国であるアイルランドとの共催で開きます。西バルカン地域、すなわちアルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア、セルビア・モンテネグロですが、これらの国々から外交、経済担当の閣僚が来日されます。EU諸国、南東欧諸国、あるいはG8諸国、あるいは欧州委員会等の国際機関の関係者が出席する予定になっております。平和の定着を確固たるものにする、あるいはこの地域において持続的な経済発展を実現するための方策について実りある討議がなされるものと期待されております。

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・尖閣諸島

(問)2月6日、高島報道官に尖閣諸島の問題について聞かせて頂きましたが、2月2日に米国のアーミテージ国務長官が日米安保は日本の国土だけの防衛だけではなく、日本の施政の地域だと言いましたが、すなわち日米安保は尖閣諸島の防衛をも含めると理解されたのですが、日本政府はこの問題についてどのように考えていらっしゃいますかと聞かせて頂きました。高島報道官は尖閣諸島は日本の領土ですから、日米安保の範囲はもちろん尖閣諸島も含めていると答えてくださいました。これに対して中国外務省の報道官は「釣魚台」(尖閣諸島)と周辺の島々は古来中国固有の領土である、我々はこのような発言に断固として反対する、尖閣諸島の問題について他国を利用して中国に圧力をかけるような日本側の言動と行動を受け入れることが出来ないと答えていたのですが、副大臣はこの問題についてどのように考えていらっしゃいますか。高島報道官とは同じ考えをお持ちになりますか。

(逢沢副大臣)尖閣諸島は日本固有の領土です。日本の固有の領土ですので、当然、日本の施政下に置かれると理解することになります。従って物事をそのように整理しますと、高島報道官が発言されたそのとおりであり、日米安保との関係もそのように整理されるものと承知しています。

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・北朝鮮(田中外務審議官と藪中アジア大洋州局長の訪朝)

(問)田中外務審議官と藪中局長が平壌に入ったということで、現地点で現地から何か報告というのはあったのでしょうか。

(逢沢副大臣)外務審議官と藪中局長は、今現在、平壌におりす。昨日、日本を発って昨日の夕刻平壌入りをしました。今日午前中には北朝鮮外務省当局者と会談を始めたということについては報告を聞いておりますが、今現在、日本時間の3時現在ですが、どういった状況になっているか、今後の日程、あるいは会談の中身ということについてはまだ報告を受けておりません。

(問)相手側の代表の方はどなたと報告を受けていますか。

(逢沢副大臣)大変重要な日朝間の協議の立ち上げにかかる問題です。今後の実りある、あるいはスムーズな協議にいささかも支障があってはならないという認識に私ども立たせていただいております。恐縮ですが、相手方がどういう方であるかということについて、今日、この場でご説明をすることは差し控えたいと思います。

(問)昨日の夕食会にはどなたが。

(逢沢副大臣)昨日の夕刻、無事に平壌入りをして、北朝鮮当局者と夕食を共にしたことについては承知をしておりますが、どういった方がその夕食会に参加をされたかということについて、今申し上げさせていただいた同様の理由をもって、この場で申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。

(問)午前中の交渉は何時間ぐらい行われたのですか。また午後の会談というのは行われているのでしょうか。

(逢沢副大臣)午前中に協議をスタートしたわけですが、昼の時間が休憩になっているのか、あるいは引き続き継続しているのかということについて、まだ詳細な報告を受け取っていないというのが現状です。

(問)田中さんらが午前中、協議に入ったということですが、その相手ですが、昨日の夕食会に出ていた北朝鮮側の方と同じ人ですか。

(逢沢副大臣)同じ方であるかどうか、まだ、昨日の夜どういう方が夕食会に出られたのかということを含めて、今現在、私自身承知しておりません。

(問)今回の協議は拉致被害者家族の帰国問題もテーマになると思いますが、副大臣個人、あるいは副大臣として、どういった成果、もしくはどういった協議になればいいなと期待されていますか。御感想を含めてちょっと。

(逢沢副大臣)小泉総理の平壌訪問以来、我が国は再三にわたり正式な外交ルート、具体的に言えば北京の大使館を通じてということですが、北朝鮮当局に対し日朝間の協議を早期に立ち上げよう、日朝間の話し合いを始めようということを申し入れてきました。ある意味では随分時間がかかったわけですが、正式にそのことに北朝鮮側が応える形で今回の外務審議官、局長の平壌訪問が実現した、そのこと自体は歓迎すべきことであると承知しております。どういったやりとりになっているのか、予定では14日に両名が帰国し、平壌におけるやり取りについて国民の皆様の前に明らかにする、もちろん家族会や支援をされる方々にも御報告をするということになるわけですが、種々の状況を勘案する時に、拉致問題の解決に向かって北朝鮮側もやはりこれを動かす必要があるという気持ち、姿勢を持っている。その表れが今回の協議の実現に結びついたものと理解しています。

(問)今回、田中外務審議官と藪中局長が行かれたわけですが、代表と言うのでしょうか、交渉の責任者は田中外務審議官ということでよろしいでしょうか。

(逢沢副大臣)あくまで、この渉にあたる責任者は藪中アジア大洋州局長であるということを申し上げておかなくてはなりません。ただ、今までの経緯もありまして、田中外務審議官も訪朝することになったと承知しております

(問)そうすると代表は藪中局長という認識でよろしいでしょうか。

(逢沢副大臣)拉致問題について、あるいは日朝間の正式な協議の日本側の窓口、代表は藪中局長です。ただ、今回の訪朝については、北朝鮮側とのやり取り、調整の結果、2人が出かけたということです。

(問)今おっしゃられた、これまでの経緯もあるというその経緯ですが、具体的にどういった経緯を指しておっしゃられたのでしょうか。

(逢沢副大臣)これは言うまでもないことですが、昨年9月の小泉総理の訪朝、それに至る一連の水面下の交渉、あるいは作業は、当時の田中局長が中心となって、あるいは彼が代表してその任務にあたっていた。そして、長らく閉ざされていた対話の窓口が開かれたことは事実であろうかと思います。そういった一連の経緯に鑑みというふうに御理解をいただきたいと思います。

(問)午前中に始まった協議ですが、これは、日本としてはやはり拉致問題を優先している以上、拉致問題から始まったのでしょうか。

(逢沢副大臣)どういった会談、協議の手順、あるいは中身であるかについては、私ども今の段階では承知しておりません。当然、しかし我が国の最大関心事項、拉致問題、これは話し合いの上、解決に導いていかなくてはならないわけですし、また25日から第2回目の六者会合が開かれるわけで、核やミサイルの問題、当然そういうことも議題にのぼってくると理解しております。

(問)拉致被害者の帰国については無条件で帰国を求めるというのが日本政府の姿勢と理解してよろしいでしょうか。

(逢沢副大臣)これも日本の基本的な立場、姿勢については度々申し上げているわけですが、既に帰国なさっておられます方々の御家族、北朝鮮に残ったままになっている8人の方々の帰国は最優先事項であるということは度々内外に表明させていただいているところです。非常に重要な問題であるという認識にもちろん変わりはありません。

(問)先程の、対話の相手方の話ですが、正式な政府の協議が始まっている以上、どういう方と話し合っているのかというのは当然明らかに出来ることだと思うのですが、支障があるというのが理解できないのですが、どういう形で支障があってというところをもう少し具体的にお話願えませんか。

(逢沢副大臣)長い間、日本が北京の正式な窓口を通じて日朝間の協議を立ち上げようと努力を重ねて参りました。その間、正式な外交ルート以外の幾つかの動きがあったということは承知しておりますが、私どもは原則論を貫き、やはり正式な政府レベル、外交ルートで二国間の協議はやるべきだ、拉致問題は扱うべきだということで、微動だにせずに終始一貫、その発言、あるいは主張を繰り返し、ようやく今日に至ったということです。また家族会の皆様やあるいは支援をされるいろいろなグループ、また支援をする国会議員の方々もやはり政府でやるべきだということについて全面的な支持を頂いて参りました。そういった経緯でようやく今日を迎えた中、やはり細心の注意を払う、またいろいろな意味での緊張感をもって、成果をあげる、結果的に成果があがるということにいささかの阻害要因が入るということがあってはならない、そういった意味で、今御質問の中でおっしゃられた国民に対する情報開示も大事との趣旨も理解は出来る面もあるわけですが、しかし一刻も早くより良い方向に物事を動かすことに、まずは私ども、全神経を集中させて頂きたいということで、国民の皆様の理解を頂きたいと考えております。

(問)今の関連ですが、逆にこの件で情報開示をしてしまうと、どういった支障が起きてしまうのでしょうか。

(逢沢副大臣)北朝鮮の置かれている状況、国際社会の中にあってどういう国であるかということについて、縷々説明を申し上げる必要はなかろうかと思います。そしていよいよ国際社会が懸念している核やミサイルの問題を扱う六者会合もようやく、半年ぶりに今月末に開くことが出来るという日程も固まったわけです。そういった時期、タイミングあるいは北朝鮮という国が今日の国際社会の中にあってどういった性格の国であるかという全体を考えた時、冒頭申し上げましたような注意を十二分に払いながら協議を進めていくということが有用であるというのが私どもの基本的な考え方です。

(問)家族の帰国問題についてですが、8人の方の帰国が最優先事項とおっしゃいましたが、これについては政府ルートではない部分で北朝鮮が出迎え案等の提案をしているのですが、こういう提案が今の段階であるか無いかは別にして、そういう提案についての検討の余地というのは政府としてはあるとお考えでしょうか。

(逢沢副大臣)正式な外交ルート以外で北朝鮮側からそういった提案と申し上げていいのかどうか、ある種の発言があった、その事実についてはもちろん私も承知しておりますが、正式な政府レベルでの協議で、正式にそういった提案がなされたということはもちろんないわけです。先般、領事面会で省員が北朝鮮に参りました。その時にももちろんそういったやり取りはなされなかった。今回、どういうやり取りがなされているか分かりませんが、現に平壌に参りまして、会談にあたっている者からの報告を今は待っているという状況です。そこに予断を挟まない方がいいと私どもは考えています。

(問)報告なんですが、現地からどういった形で外務省の方、あるいは政府の方に連絡が入る形になっているのでしょうか。

(逢沢副大臣)定期的に、定時にやり取りがあるということなのかどうか、もちろん現地での日程、スケジュールが今日午前中に両国の協議が開かれたということまでは事実関係として理解しているわけですが、今日の午後、あるいは明日の日程についてはまだ何も正式なものが決まっていないと承知しております。そういう状況ですので、おそらく現地からの報告等も臨機応変にと言いますか、不定期と言いますか、そういう状況であろうかと思いますが、いつでも連絡がきちんとやり取りが出来るという状況は確保しているということは申し上げておきたいと思います。

(問)細かいところで恐縮ですが、今日の朝食は日本当局者と北朝鮮当局者は共にされたということでしょうか。

(逢沢副大臣)5人で食べたのか、一緒に食べたのか、分かりません。

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・イラク

(問)イラクのサマーワで爆発事件があったようなんですが、詳細と背後関係みたいなものは分かっていますか。

(逢沢副大臣)10日、11日の両日、バグダッド及び周辺の都市で、大変残念ながら自爆テロがあり、かなりの数の死傷者が出たということについては承知しております。しかし、テロの背景等、詳細なことについてはまだ米軍関係者、あるいはCPA等から詳しい説明がなされているとは承知しておりません。いずれにしても政治プロセスをスムーズに進展させることを妨害しようとする勢力とは戦っていかなくてはならないわけで、引き続きイラク人自身による復興の努力がスムーズに前進するように日本としても努力していきたいというのが基本的な考え方です。

(問)バグダッドではなくてサマーワです。サマーワで12日午前5時に爆発事故があったということなんですが、詳細は。

(逢沢副大臣)まだ詳細については聞いておりません。

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