談話・コメント

外務報道官談話

エジプトにおける衝突の発生について

平成25年1月28日

  1.  1月25日(現地時間),エジプト「1月25日革命」2周年記念日において,政権を批判するデモ隊と治安部隊との間で衝突が発生しました。また,26日(同),昨2012年2月にポートサイード県でのサッカー試合後に起きた暴力事件に対する判決を巡り暴動が発生し,この2日間で多数の死傷者が出ました。
  2.  我が国は,こうした事態を深く憂慮し,犠牲になられた方々及びご遺族に対し哀悼の意を表すとともに,全ての関係者に対し,暴力を行使せず,最大限の自制と責任ある行動を呼びかけます。また,エジプトにおける政治プロセスが平和裡かつ円滑に進められることを期待します。
  3.  また,外務省として,エジプトを訪れる邦人や在留邦人の安全確保のために必要な措置を講じていきます。

(参考1)1月25日~26日のエジプトにおける衝突
 2011年の大規模反体制デモ発生から2年にあたる1月25日,反ムスリム同胞団,反政権,新憲法反対の大規模集会が行われ,カイロ,アレキサンドリア等各地において,行進しようとしたデモ隊と治安部隊との間で衝突が発生し,現地報道によると全国で9人が死亡,約480人が負傷。
 1月26日,カイロ郊外の警察アカデミーにおいて,2012年2月のポートサード県のサッカー試合後におきた大規模暴動(74人死亡)の被告らに対する裁判が行われ,被告73人のうち21人に対し,事実上の死刑判決が出された。これに対し,被告の親族らが刑務所を襲撃する等暴徒化し,現地報道で22人が死亡,200人以上が負傷。
 1月27日,ムルスィー大統領は,スエズ,ポートサイード,イスマイリーヤ3県に対し,非常事態宣言及び同日より30日間の夜間外出禁止令を発出。

(参考2)外務省スポット情報発出(1月24日)
 1月24日,外務省は,エジプトにおける「1月25日革命」2周年記念日に,リベラル派を中心とする政治運動団体が,ムルスィー大統領の出身母体であるムスリム同胞団に対する大規模なデモ・集会を呼びかけていること,また,1月26日には,2012年2月のポートサイード県でのサッカー試合に際する暴動事件に関する裁判が予定されていることに関する注意喚起にかかるスポット情報を発出。


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