談話・コメント

外務報道官談話

ヨルダンにおける下院選挙について

平成25年1月28日

  1.  1月23日(現地時間同日),ヨルダンにおける下院選挙が全体として大きな混乱なく平和裡に実施されたことを歓迎します。
  2.  今般の選挙結果を踏まえ,ヨルダンにおいて,政治改革プロセスが円滑に進展し,同国が今後も中東地域の平和と安定のために重要な役割を果たすことを期待します。
  3.  我が国は,ヨルダンの改革努力を引き続き支援するとともに,伝統的に良好な二国間関係を一層強化していく考えです。

【参考1】ヨルダン下院の概要
定員:150
任期:4年
選挙方法:選挙区制(123議席)及び比例代表制(27議席)

【参考2】今次下院選挙の背景
 中東・北アフリカ地域の民主化運動の中,ヨルダンは,憲法改正を始めとし,選挙法や政党法を改正しており,今次下院選挙は,2014年が任期であった下院を前倒しで解散し,新たな制度下で行われた最初の選挙。

【参考3】今次下院選挙の開票結果
 ヨルダン独立選挙委員会が開票結果を発表したところ,概要以下のとおり。今後,特別委員会による開票結果の精査及び異議申し立て(結果の官報掲載日から15日以内)の手続きを経て最終的に確定。

  • 投票者数:1,288,043名(投票率56.69%)

    【注】投票率は,選挙人登録者のうち実際に投票を行った者の割合。

  • 立候補者:1,452名

    選挙区:606名(うち女性105名)

    比例代表区:61団体(含む9政党)819名(うち女性86名)

  • 開票結果概要
     150議席中,独立系及び複数の中道・忠誠派政党によって大部分が占められた。なお,国内最大の野党勢力であるムスリム同胞団系のイスラム行動戦線党は,改正された選挙法等を不服として,本選挙を事前にボイコットしている。
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