談話・コメント

外務大臣談話

「シリア国民連合」の設立について

平成24年11月13日

  1. 11月12日(現地時間11日),カタールのドーハにおいて開催されたシリア反体制派会合の結果,新しく「シリア国民連合(National Coalition for Syrian Revolutionary and Opposition Forces)」が設立されました。我が国は,同連合の設立を歓迎します。

  2. シリア人主導の移行プロセスが一日も早く進み,全てのシリア人が新しいシリアにおいて平和と繁栄を享受するという共通目標の下,同連合がシリア国内の幅広い社会を代表する存在となり,役割を果たすことを期待します。この観点から,我が国としても,同連合に対し可能な支援を行っていく考えです。

  3. 我が国は,国際社会と連携して,シリア情勢改善のため,人道支援や暴力停止のための働きかけなどの外交努力を引き続き行っていく考えです。

(参考1)シリア国民連合の設立
 11月11日(現地時間),カタールのドーハにおいて,シリア反体制諸派が協議の末に新たな統一組織である「シリア国民連合(National Coalition for Syrian Revolutionary and Opposition Forces)」の設立に合意。新議長には,ムアズ・ハティーブ氏が選出された。同連合は60人のメンバーで構成され,その内の22人が「シリア国民評議会(Syrian National Council)」のメンバーから成る。なお,ドーハでの協議には我が国から鈴木前駐シリア大使が出席した。


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