- 4月1日(日曜日),ミャンマーにおいて、上下両院及び地方議会の計45の選挙区で補欠選挙が行われました。ミャンマー政府の公式発表によれば、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が45選挙区のうち43の選挙区で議席を獲得しました。
- 我が国としては、これまでミャンマー政府に対し、アウン・サン・スー・チー氏を含むすべての関係者が政治参加できるよう働きかけてきました。今回、このような形で関係者の政治参加が実現したことは、ミャンマーの民主化の大きな前進であり、これを歓迎いたします。我が国としては、ミャンマー政府の更なる民主化、国民和解及び経済改革に向けた取組を引き続き後押ししていきます。
【参考】
- ミャンマーにおける選挙は2010年の総選挙以来。全国45の選挙区で、17政党が参加。立候補者総数は157名。今回、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が、90年の総選挙以来22年振りに選挙に参加。アウン・サン・スー・チー氏自身は、今回が初めての選挙参加。
- 2日及び3日ミャンマーの連邦選挙管理委員会は、補欠選挙における当選者の氏名及び政党名を発表した。合計45の選挙区のうち、43選挙区で国民民主連盟(NLD)の候補者が当選。
【内訳】
国民代表院(下院):全37選挙区 NLD(37選挙区)
民族代表院(上院):全6選挙区 NLD(4選挙区)、USDP(1選挙区)、SNDP(1選挙区)
地域・州議会 :全2選挙区 NLD(2選挙区)
※USDP(連邦連帯開発党)、SNDP(シャン民族民主党) - 我が国は、ミャンマー政府の招請を受け、外務省及び在外公館より合計3名の選挙監視要員を派遣。