談話・コメント

外務報道官談話

ウクライナ最高会議選挙について

平成24年10月31日

(英語版)
  1. 10月28日に行われたウクライナ最高会議選挙に関し,29日,欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)国際選挙監視ミッションは,暫定評価報告書を発表しました。
  2. 同報告書は,有権者が政党の選択を行うことができたこと,平穏に投票が行われたことを肯定的に評価する一方,選挙前活動における公平性の欠如と開票後の集計作業における透明性の欠如を指摘しています。我が国の選挙監視要員からも同様の報告を受けており,我が国としても概ねOSCEの評価を共有します。
  3. 我が国は,ウクライナの政権及び最高会議が民主主義の原則を遵守していくよう希望します。

【参考1】ウクライナ最高会議選挙結果(開票率:比例区95.37%,小選挙区95.05%)

地域党 191議席
統合野党「バチキフシナ」 103議席
「ウダール」党 39議席
「スヴォボーダ」党 35議席
共産党 32議席
その他の党 7議席
無所属 43議席

【参考2】OSCE/ODIHR選挙監視ミッションの暫定評価要旨(10月29日)

  • 今次選挙は,主に行政資源の濫用,選挙運動や政党資金の透明性の欠如及びメディアによるバランスの取れた報道の欠如によって,公平な競争の原理が欠けていた。選挙前の期間における幾つかの点では,これまでの全国レベルの選挙と比較して後退が見られた。
  • 有権者は異なった特色を持つ政党間の選択を行うことができた。選挙当日は全体として平穏に投票が行われた。投票及び開票作業は主に肯定的に評価できる。集計作業は透明性の欠如により否定的に評価された。

【参考3】我が国選挙監視要員の派遣

  • OSCE/ODIHR選挙監視ミッションに,公募選定された有識者(藤森信吉北海道大学助教)及び在ウクライナ大使館員の計3名を派遣。
  • 中央選挙管理委員会に在ウクライナ大使館員4名を選挙監視員として派遣。

【参考4】ウクライナ最高会議

  • ウクライナ最高会議(1院制)は,定数450議席で任期5年。225議席が小選挙区,225議席が比例代表制により選出される。政党が議席の配分を受けるためには5%以上の得票が必要。


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