談話・コメント

外務報道官談話

ベラルーシ共和国議会下院選挙について

平成24年9月26日

  1. 9月23日(日曜日)に行われたベラルーシ共和国議会下院選挙については,我が国の監視員も参加する欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)国際監視ミッションが派遣され,24日(月曜日),同ミッションは,選挙法に若干の改善が見られるものの,今回の選挙では団結の権利,立候補の権利,表現の自由等が遵守されなかったとの報告を行いました。また,我が国監視員からも集計監視活動を満足に許されなかった等の問題について指摘があったことも踏まえ,我が国としてもOSCEの報告で示された見解を共有します。
  2. 我が国は,今回の選挙の公正性に疑問が呈せられたことにつき懸念を表明すると同時に,ベラルーシ当局が民主化に向けて国際社会との対話と協力を継続し,民主主義の規範を遵守することを求めます。我が国としては,同国の民主化が地域の安定にとって重要との観点から,引き続き対話と可能な支援を行っていく所存です。
(参考1)ベラルーシ議会下院選挙投票結果(23日中央選管発表)
  • 投票率:74.3%
  • 投票結果:110の小選挙区のうち109の選挙区で野党候補が全員落選。(残りの1選挙区は再選挙中)
(参考2)我が国選挙監視員の派遣
  • 我が国は、OSCE/ODIHRの選挙監視ミッションに在ベラルーシ大使館員1名を監視要員として派遣。
(参考3)OSCE/ODIHR選挙監視ミッションの報告概要
  • 今次選挙は市民権に関するOSCEの基準に満たなかった。
  • 国際監視員は投票プロセスを肯定的に評価したが,その後の開票作業において公平性が保障されなかった。
  • 政党が事務所を置いていない地域でも党員を立候補させることができるようになったことが,政党出身の候補者の増加につながり改善点。しかし,過度の規定の適用により4名に1名の割合で立候補者が排除される結果となった。
  • メカッチOSCE議会総会短期監視団長は,選挙は当初から競争的でなかったと述べた。
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