談話・コメント

外務報道官談話

モルディブにおける国家調査委員会報告書の公表について

平成24年9月3日

  1. 我が国は、8月30日(木曜日),モルディブにおいて,本年2月7日に発生した政権交代に関する国家調査委員会の報告書が公表されたことを歓迎します。
  2. 我が国は,本件報告書の公表を受けて,モルディブの全当事者が,同国の安定と発展のため相互に協力し,民主主義,人権及び法の支配の促進に向けて,引き続き取り組むことを期待します。

【参考】最近のモルディブ情勢
(1) モルディブでは、2012年1月の刑事裁判所裁判長の逮捕を契機に与野党間の政治対立が激化し,2月6日にはマレで発生した大規模反政府デモに警察・軍の一部が参加する事態に発展した。かかる事態を受け,2月7日にナシード大統領(当時)が国民議会議長に辞表を提出し,憲法の規定に従う形で,ワヒード副大統領が新大統領に就任した。

(2) ナシード前大統領の辞任は意思に反し強制されたクーデターであるとのモルディブ民主党(MDP)の主張に対し,ワヒード大統領は2月22日,大統領交代に係る事実関係調査のために国家調査委員会(Commission of National Inquiry,CONI)を設置。その後,英連邦との合意に基づき委員構成を再編し(元シンガポール最高裁判事及びMDP推薦の委員を追加)調査を続けていた。

(3) 8月30日,CONIは報告書を公表し,2月7日の大統領交代は,合法的かつ憲法規定に合致するものであり,ナシード前大統領の辞任は違法な強制や脅迫によるものではなく,自発的かつ自らの自由な意思によるものであると結論づけた。


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